1.噛んでしまう・暴れる
トリミングサロンでは様々な理由でトリミングをお断りすることがあるそうです。例えば、『噛んでしまう・暴れてしまう』といった理由でお断りするお店は多いみたいですよ。トリミングを行うトリマーの方々には犬の扱いに慣れている方がたくさんいますが、それでも慣れない環境に怯えたりトリミングされるのに抵抗があり、頻繁に暴れたり噛んだりしてしまう犬をトリミングするのはとても大変といえます。
また、噛み癖がある犬や暴れやすい犬はトリマー、犬共に怪我をしてしまうリスクがあります。なかには噛まれないように口輪をしてトリミングを行ってくれるお店もありますが、そのような場合には結果的に犬がトリミングを余計怖がる、嫌がるようになり噛んだり暴れたりすることが悪化してしまうことも少なくありません。お互いに良くない状況になる場合が多いので、犬がなるべく落ち着けるように自宅でトリミングするようにした方が良いと言えるかもしれませんね。
2.テーブルの上でずっと落ち着きがない
『暴れる』と似た感じになりますが、テーブルでずっと落ち着くことができない犬もトリミングをお断りされる可能性があるといえます。トリミング中、犬にずっとソワソワ動かれるとトリマーは安全に犬をカットしたり爪切りを行うことが難しくなってしまいます。また、犬が動き回ったためにテーブルから転落して骨折してしまったというケースも少なからずあるそうです。大人しくジッとすることができない犬は、そういったケガをしやすいといえるので断られることが割とよくあるみたいですよ。
3.ワクチン接種をしていない
『ワクチンを接種していない犬』も多くのトリミングサロンから断られやすいといえます。トリミングをするお店では沢山の犬が預けられていますので、一匹でも感染症にかかっている犬がいると周りの犬に感染してしまい大惨事になってしまう可能性があるからだそうです。ですので、トリミングを利用したい場合は、狂犬病のワクチンだけでなく混合ワクチン定期的にも接種しておくようにしましょう。
また、トリミングサロンを利用する際はワクチンをキチンと接種している証として『ワクチンの証明書』が必要になることが多いので、利用する際は証明書を持っていくようにしてくださいね。
ワクチンのように証明書を求められることはないでしょうが、犬の基本的な健康管理としても多数の犬が出入りする場所に連れて行くマナーとしても、ノミとダニの駆除・予防もしっかり行いましょう。
4.持病を持っている
犬の性格に問題なし。ワクチンもキチンと接種している。という場合でも、犬が何らかの持病を持っている場合はトリミングを断られる可能性があります。例えば、心臓病や発作、てんかんといった病気があると利用をお断りするお店は多いそうです。
心臓系の病気や精神的な病気などを抱えている時はトリミング中にストレスを感じることで、症状が出たり体に負担がかかり状態が悪化して命を危険にさらしてしまうことも考えられるので、犬の健康のためにお断りをするみたいですよ。
ちなみに私の愛犬も心臓の病気を発症してしまったので、今までお世話になっていたトリミングサロンに通うのを止めて自宅でトリミングすることにしました。もし、同じように愛犬が持病を抱えている場合は、なるべく体に負担をかけないように自宅で飼い主自身が短時間でトリミングするか、出張トリミングを引き受けてくれるトリマーの方を探してみることをおススメします。
5.体力がない高齢犬
意外とトリミングをお断りされる理由として多いのが『高齢犬』によるお断りです。一般的なトリミングは1~3時間程犬が立ちっぱなしの状態になってしまいます。ですので体力が衰え始めている高齢犬にとってトリミングは体に負担がかかりやすく、体調を崩してしまう原因になってしまうことがあるそうです。特に足腰が弱っている高齢犬の場合は、トリミングによって体調が急に悪化してしまうこともあるので、犬の健康面を考えて高齢犬はお断りする場合があるみたいですよ。
ちなみに体に負担がかからないように数回に分けてトリミングを行ってくれるお店もありますので、愛犬が高齢犬の場合は一度お店と相談してみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
犬のトリミングを行うサロンでは様々な理由でトリミングを断ることがあるようですね。お店によってお断りする基準が異なるので、もし断られてもめげずに愛犬のトリミングを行ってくれる場所を探してあげてくださいね。もしくは、飼い主自らトリミングを行うのも選択肢の1つだと思います。
今回はトリミングを断られる可能性のある犬の特徴をお伝えしましたが、なかには飼い主がよく遅刻やキャンセルをする。といった理由でトリミングを断られることもあるそうなので、トリミングサロンを利用する時は遅刻やキャンセルを極力しないように、どうしてもの時はきちんと事前に連絡をするよう気を付けましょう。