犬に嫌われる!飼い主の自己中心的行動
飼い主が良かれと思ってやっていることや、何気なくしてしまっている行動が、愛犬にとって自己中心的な行動である可能性があります。「それ、嫌なんだけど…」という行為を悪意が無いにしろ、何度も行われては、大好きな飼い主であっても嫌いになってしまいます。
では、どのような飼い主の行動が自己中心的行動に当てはまるのでしょうか。愛犬に嫌われないためにも、嫌がられる行動を知っておきましょう。
嫌がっているのに洋服を着せようとする
犬の洋服に関する問題は、いろいろな場所で議論になりますよね。シングルコート犬種などは、寒い冬になれば温かいジャケットなどを着せなければいけないというのは、近年認知度が上がってきています。
しかし、ここでご紹介する服は、機能性のない装飾品の多い洋服を指します。基本的に犬はジャラジャラとした装飾品が身に付くことを嫌います。そのため、洋服によっては「嫌だ」と拒否するような仕草を見せることがあるでしょう。
それにもかかわらず、愛犬のためと称して無理矢理服を着せるのは、完全に自己中心的な行動です。愛犬は嫌がっているのですから。愛犬のためとは言っていますが、完全に飼い主の自己満の範囲ですので、嫌がっているのであればやめてあげましょう。
寝ているときに無理矢理遊ぼうとする
愛犬がせっかく休んでいるのに、そのブレイクタイムを邪魔するように、しつこく遊びに誘っては居ませんか?犬にとって、休めるときに昼寝をするのはとても重要な時間ですので、このような行動は嫌われやすいです。
特に普段はあまり構ってくれない、あるいは遊んだりしてくれないのに、こんな時だけ構ってこようとするという場合は、「自己中心的すぎる」と不満を抱かれているでしょう。
あまりにもこのような行動が続くと、「しつこいな」という感情から嫌いという感情に変化する可能性が高いので、愛犬を遊びに誘うタイミングには気を付けましょう。
気に入らないことがあると怒鳴り散らす
愛犬がトイレを失敗してしまった、あるいは愛犬がゴミ箱を荒らすなどのいたずらをした場合、飼い主としてはしっかりしつけを行わなければいけません。しかし、だからといって感情にまかせて怒鳴り散らすのは違います。
犬のしつけは大きな声を出したりはせず、「こうすると嫌な事が起こる」「こうすると構ってもらえない」というように、自分で考えさせて学習させることが大切です。怒鳴ってしまうと恐怖に支配され、本当の意味でのしつけにはならず、信頼関係も壊れます。
特に、その時の気分によって怒鳴るといった行為をする飼い主に対して、犬は自己中心的だな、リーダーには適していないなと判断します。この判断によって真の飼い主とは認めてもらえず、嫌いという感情が浮かび上がることがあります。
気分のギャップには要注意
犬に嫌われる飼い主の大きな要因として、構うときと無関心なときの差が激しすぎるという例が挙げられます。いつもはまったく構ってくれないのに、ふと気分が乗ったときだけ、すごいしつこく構ってくる…自分がされたことを想像しても気分が悪いですよね。
たまに「犬は構ってもらえれば喜ぶだろう」という人がいますが、犬は観察力・洞察力がとても優れている動物なので、飼い主の行動パターンや傾向などもしっかり把握しています。
そのため、気分で態度を変えたり、構わないなどの行動を繰り返すと、信頼できない人として認識されてしまい、最悪の場合、嫌いな人、苦手な人というカテゴリーに入れられてしまいます。
飼い主であっても無条件に好きになってもらえるわけではありません。日々のコミュニケーションの積み重ねによって信頼関係は築かれます。気分によって構わない時間が多いなど、気分のギャップには気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬は飼い主に対して深い愛情を持ちやすい動物です。しかし、飼い主の行動によっては、大好きだったはずの飼い主でも「嫌い」となってしまうことがあります。『親しき仲にも礼儀あり』という言葉がありますが、犬も例外ではないということを理解しましょう。