1.寝ながら鳴く
「犬は寝ている時、人間のように『夢』を見ることがあるのかな？」そう思うことってありませんか？残念ながら現在の科学ではまだ犬が夢を見ているかどうかは分からないそうです。ただ、犬が寝ている時の姿を見ていると、まるで夢を見ているかのような仕草や行動をすることがよくありますので、きっと私たち人間と同じように夢を見ているのかもしれません。
例えば、犬は寝ている時に小さな声で「……ワン！」「クゥンクゥン」「キュンキュン」と鳴くことがたまにあります。なかには、「ヴウゥ～……」と唸り声をあげる犬もいるのだとか。私の愛犬を見ていると主に熟睡している時に寝言のように鳴くことが多かったりします。想像でしかありませんが、おそらく人間の寝言と同じ意味合いで犬は夢を見ながら何かに向かって吠えたり鳴いたりしているのかもしれませんね。
2.体をピクピクさせる
犬が寝ている時にする行動”あるある”としてよく知られているのが『体をピクピクさせる』というものです。マズル（口まわり）や耳、足やしっぽ、目といったように、体の様々な部分を痙攣したかのようにピクピクと動かすことがあります。初めて見た時は「大丈夫なのかな？」と心配する飼い主は多いと思いますが、普通の現象ともいえるのでほとんどの場合心配することはないといえるでしょう。
犬が体をピクピクさせるという行動にはどんな理由があるのでしょうか。調べてみた所いくつかの説が見つかりました。
- 記憶の整理を行っている
- 夢を見ている
- 耳を動かしている時は、周りの音に警戒している
など
人間の睡眠のお話で『レム睡眠』と『ノンレム睡眠』という言葉を聞くことってありますよね。犬も人間と同じように寝ている時は浅い眠りの『レム睡眠』と深い眠りの『ノンレム睡眠』を交互に行っているそうです。夢はレム睡眠になっている時に見ることが多く、ときに夢の中で行った自分の行動が現実の自分の体とリンクすることで、ある部分が動くと考えられています。例えば、オヤツを食べている夢を見ているのでしたら、口をむにゃむにゃ、ピクピクと動かすといわれていたりするのです。
犬が寝ながら体をピクピクさせている時はレム睡眠（浅い眠り）になっている場合が多いので、眠りの邪魔をするとすぐに起きてしまう可能性があります。ですので、愛犬が体をピクピクさせている時はなるべくそっとして静かに眠らせてあげてくださいね。
3.体がビク！っとする
犬は寝ている時に体をビクッとさせることもよくあります。理由はハッキリと分かっていませんが、この不思議な行動もおそらく夢が関係しているといえるでしょう。例えば、私たち人間は夢の中で階段を踏み外した。自転車でこけた。といったことが起こると体をビクッとさせて起きることってありますよね？犬もジャンプに失敗した。段差を踏み外した。高い場所から落ちた。といった夢を見て体をビクッとさせている可能性がありそうです。
ちなみに体をビクッとさせた時に、そのまま「はっ！」とした表情で目覚める犬はわりとたくさんいるみたいですよ。
4.寝た体勢のまま走る
寝ている時に、寝たままの体勢で走っている動作をする。前足と後ろ足両方をバタバタさせる。という犬もなかにはいるそうです。私も寝ている愛犬が走っているかのような動作をしている光景を見たことがあるのですが……、まさに夢の中で楽しく走っているんだろうなと思わずにはいられなかったのを覚えています。
愛犬が寝ている時に走るような仕草を見かけることがありましたら、夢の中で思いっきり楽しく走り回っているのかもしれませんね。
まとめ
今回は犬が寝ている時にする不思議な行動を4つご紹介しました。犬は夢を見るのかハッキリと分かっていませんが、どの行動も「夢を見ているんだろうな」と思えるものばかりで、なんとも微笑ましい気持ちになれるものばかりといえます。
ただ、寝ている時に頻繁に体をビクっとさせたりピクピクさせたりしている場合は、痙攣や発作をはじめとした何らかの病気を発症している可能性も考えられます。ですので、心配になった時は一度病院に連れて行ってみることをおススメします。
