1.お散歩に連れて行ったり行かなかったりすること
飼い主さんの気分次第でお散歩に連れて行ってもらうことができる犬がいます。飼い主さんがお散歩に連れて行きたいと思ったときに行き、行きたくない日はお散歩はありません。どんなに愛犬が「お散歩に行こう!」と吠えて訴えても、飼い主さんが行きたくなければ行かないのです。テレビドラマを観るために、お散歩へ行かないのかもしれません。
面倒だからかもしれません。暑い日は汗をかきたくないからかもしれません。寒い日は外へ出たくないからかもしれません。映画を観たり、本を読んだり、ゲームをしたり、友達と遊びに出かけたり、飼い主さんには他にもたくさんの楽しみ方があります。でも、犬にとっての楽しみは、そう多くはありません。お散歩やごはんを楽しみにしている犬がほとんどなのではないでしょうか。その楽しみのひとつであるお散歩を、飼い主さんの気分次第で奪われてしまうのですから、きっと大迷惑しているでしょう。
2.ごはんをもらうことができる時間がバラバラなこと
食事の時間帯が全く決まっておらず、飼い主さんの気分次第で、ごはんをもらうことができる犬がいます。休日は昼過ぎまで寝ている飼い主さんもいるかもしれません。そんなときは、愛犬の朝ごはんはなしです。お昼にあげればいいや、と思っているからです。いつもは朝もらうことができるのに…と、ごはんをもらえず、いつまでも眠っている飼い主さんに不満を抱いているかもしれません。お腹が空き、飼い主さんが眠っている間に、部屋中の食べ物を探しているかもしれません。食べてはいけないものを食べてしまうかもしれません。大型犬なら、ドッグフードが入った袋や容器を破壊し、勝手に好きなだけ食べてしまうかもしれません。
犬は、お腹が空きすぎてしまうと、胃液(黄色い液状のもの)を吐いてしまうことがあります。いつもは朝と夕にごはんを食べることができるのに、今日は昼と夕だった。そんな日は、昼に食べたものが消化されないまま、さらに夕方に食べることになります。胃や腸などの内臓にも大きな負担がかかってしまうでしょう。食事の時間帯が全く決まっていない犬は、体調を崩しやすかったり、健康を害しやすくなってしまう可能性が高いです。
3.機嫌が悪いと犬に感情をぶつけてしまうこと
どんなに穏やかで優しい飼い主さんにも、イライラしてしまうことがあります。感情的になってしまうことがあります。だからと言って、その気分次第で、愛犬への態度や接し方を変えてはいけません。吠える愛犬に対して、いつもは「ダメよ」「静かにね」と優しく落ち着かせることができるのに、イライラしているときには「うるさい!」と怒鳴ってみたり、頭やお尻をペチン!と叩いてみたり。ケージの中に閉じ込めて、おしおきをしようとすることもあるかもしれません。
いつもと違い飼い主さんに姿に、犬は戸惑ってしまいます。感情的になっている飼い主さんの事情を犬は理解することができません。不安になり、恐怖心やストレスを与えてしまうかもしれません。感情的に怒鳴ったり叱ったりすることほど、犬は大迷惑だと感じているのではないでしょうか。
まとめ
気分屋な飼い主さんに犬が迷惑していることには、
- お散歩に連れて行ったり行かなかったりすること
- ごはんをもらうことができる時間がバラバラなこと
- 機嫌が悪いと犬に感情をぶつけてしまうこと
などがあります。もしかすると、みなさんにも、一度や二度くらいは経験のあることかもしれません。飼い主さんの気分の良いときだけ、愛情をもらうことができる犬もいるかもしれません。犬が頼ることができる人は飼い主さんしかいません。犬はアクセサリーやぬいぐるみではなく、命です。気分次第でお世話をするのはやめましょう。
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20代 男性 UNO877