犬には都会と地方どちらがいいの?
愛犬とお住まいの地域はどんな地域ですか?私自身は大都会ではないものの、ごく普通の住宅街に住んでいます。近所には畑や田んぼがあるような風景ではなく、多くのマンションが並んでいます。
愛犬とのお散歩は近所をぐるっと回って帰ってくることもあれば、少しでも自然を感じたく、離れた大きな公園や河川敷に行くこもあります。緑の中を歩く愛犬はやはり、近所のお散歩の時よりも何倍も良い表情を見せてくれるので、たまに自然が多い地域や地方に憧れることがあります。
犬には生活環境が大切
都会のイメージと言うと毎日せかせかと忙しく時間に追われ、1日があっという間に終わってしまうような生活ですよね。いっぽう自然が多い地方では、空気も美味しく広くて綺麗な景色の中で過ごすと、時間がゆっくりと流れているように感じるはず。のんびり楽しく田舎でスローライフを楽しみたいと考える方も増えてきていますよね。人間の場合、自然の多いのんびりとした地方で暮すほうが圧倒的にストレスが少ないと言う分析結果が出ているそうです。
犬は元来、自然いっぱいの外で生活していた野生動物。加えて人間のように貧富の差や学歴などで幸せ度を測る生き物ではないので、居住環境や生活環境が犬に与える影響は非常に大きくなってきます。
自然が多い地方であれば、当たり前のようにアスファルトではなく土の上を歩くことが出来ます。また交通量も少なければ車の排気ガスや騒音などをストレスに感じることもないでしょう。都会で生まれ育った犬は、人間同様にストレスを感じる機会も多くあるようです。では具体的に都会で暮す犬と地方で暮す犬にどんな違いがあるのか探ってみましょう。
都会で暮す犬と地方で暮す犬の違い3つ
お散歩の質
都会で暮らしていると、毎日のお散歩はしっかりとリードをつけて、だいたい同じ時間帯に同じようなコースをお散歩することが多いと思います。ドッグランなど広い場所を思いっきり走らせてあげることができるのは、月に1~2回位ではないでしょうか?
いっぽう自然が多い地方では、山道を歩いたり、田園風景を見ながらお散歩したり、川遊びを楽しませたりなど、毎日犬の本能的な欲求を満たすお散歩が出来ていることが多いようです。また敷地内に広いお庭や畑などをお持ちのご家庭では、外でも愛犬を自由に過ごさせる時間もあるようです。
SNSでたまに見かけるのが、自然の風景とノーリードでお散歩している犬…。人や車が少なく、事故に繋がる可能性が低いためか地方で犬と暮らしている方は愛犬をノーリードでお散歩させる方もいるようです。もちろん、犬は自由に走れて大喜びだと思います。しかし、どこの地方でもノーリードのお散歩は危険と隣り合わせの行為。愛犬と周囲の方の安全を守るためにも、ぜひリードをつけてほしいと願います。
健康面について
自然が多い地方で暮す犬は、都会で暮す犬と比べると健康的な子が多いようです。また、噛み癖や無駄吠えなどの問題行動も地方で暮す犬は少ないとか。やはり日々自然と触れ合えることが出来る生活は犬にとって好ましいもののようです。
ストレスについて
自然が多い地方での生活はゆっくりと時間が流れ、飼い主さんの生活のリズムも整う方が多いようです。同時に、飼い主さんと行動を共にする犬にも生活リズムは影響を与えます。生活のリズムが整うと様々な環境から受けるストレスに強くなることが出来るので、都会で暮す犬よりも地方で暮す犬のほうがストレスが少ないと考えられています。
そもそも自然が多い地方では騒音や排気ガスなどのストレスが少なく、また十分なお散歩で運動不足を解消することが出来るのでストレスを感じることなく過ごせる犬が多いのでしょう。犬は飼い主さん自身のストレスが伝染してしまうような生き物なので、地方に住んでいることで飼い主さん自身のストレスが少ないのも大きな原因だと思います。
まとめ
犬にとっては自然豊かな環境で暮すのは幸せなことのようですね。しかし、それぞれメリットやデメリットがあると思います。例えば、地方でもかなり田舎であれば近隣に動物病院やドッグランなどがない地域もあります。動物病院がないのは急病の時に困りますし、ドッグランに関しては広い敷地をお持ちでないご家庭は車で遠出するしかありません。その点、都会にお住まいのご家庭ではそのような心配はありませんよね。
犬にとって生活環境や居住環境はもちろん大切ですが、1番重要なのは飼い主さんとの絆や信頼関係です。飼い主さんが、地方暮らしをストレスに感じるようであれば、無理に愛犬と地方で暮らしても愛犬にとって良い影響はないかもしれません。都会暮らしをされていて、日頃あまり自然と触れ合うことが出来ないご家庭では、散歩のコースを日々変えてみたり、お休みの日には自然あふれる場所に愛犬を連れ出してあげてください。
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40代 男性 匿名