寂しがり屋な犬の特徴①「お留守番が苦手」
寂しがり屋な犬は、お留守番が苦手です。飼い主さんや家族が出かけるのを玄関で見送り、しばらく玄関から動けないでいる犬もいます。寂しさから吠え続けたり、おもちゃや家具を破壊したり、粗相をしてします犬もいます。
犬は、もともと寂しがり屋な動物です。野生だった頃から群れの中で生活してきました。そのため、人間社会で暮らすようになり、ひとりでお留守番することに慣れることができないこともあるんです。
寂しくて、ひとりでお留守番することが大きなストレスになり、自分自身の手足や尻尾を噛むなど、自傷行為をしてしまう犬もいるほどです。
寂しがり屋な犬の特徴②「飼い主さんの後をついて回る」
お風呂に入れば、脱衣所で寝て待つ。キッチンで料理を始めれば、足元に座って待つ。トイレに行けば、トイレのドアの前で待つ。洗面所に手を洗いに行くだけでもついて回るし、ベランダに洗濯物を干しに行くだけでもついて回る。
寂しがり屋な犬は、とにかく飼い主さんの後をついて回りたがります。扉を閉めてしまったり、来れないようにガードしてしまえば、吠えたり鳴いたりして騒ぎます。「ママ~!どこに行ったの~?ぼくを置いて行かないで~!」とでも言っているかのようです。
飼い主さんは群れのリーダーです。リーダーから“ここで待っていてね”と言われたら、その場で待てるようにしたいですよね。
寂しがり屋な犬の特徴③「イタズラをしてしまう」
帰宅してみると、ゴミ箱が荒らされ、部屋中が散らかっていたことはありませんか?愛犬のイタズラに頭を悩ませている飼い主さん、多いですよね。どうしてもイタズラが治らない、いつになったらイタズラをしなくなるのだろうか、と悩まれているようです。
もしかすると、しつけの問題ではなく、寂しがり屋な性格に問題があるのかもしれません。とくにお留守番中にイタズラをしてしまう犬が多いですよね。お留守番中、飼い主さんや家族がいないことで、ひとりぼっちになってしまった孤独を感じ、どうしようもない寂しい感情を抱えています。その感情を発散させるために、イタズラをしてしまうんです。
私たち人間であれば、本を読んだり、ゲームをしたり、映画を観たりなどして過ごすことができます。しかし、犬にはイタズラをすること以外に、寂しい気持ちやストレスを発散する方法がないのです。
寂しがり屋な犬の特徴④「吠える」
寂しがり屋な犬は、とにかくよく吠えます。飼い主さんの姿が見えなくなると、吠えて呼びます。飼い主さんの姿が見えるまで、吠え続けます。飼い主さんがすぐには戻ってきてくれず、その鳴き声が枯れてしまうほど、吠え続けてしまうこともあります。
お留守番中のことを知らない飼い主さんはとても多いです。もしかすると、お留守番中、寂しくて吠え続けているかもしれません。ご近所迷惑になってしまっているかもしれません。
飼い主さんを呼ぶために吠えるクセのある犬や、とにかく寂しがり屋で飼い主さんにベッタリだ、というワンちゃんには、ペットカメラを設置するなどし、お留守番中の様子を見てみたいですよね。
寂しがり屋な犬の特徴⑤「独占欲が強い」
家族の中でも「パパがいないとダメ」「ママの姿が見えなくなると鳴く」という犬がいます。
寂しがり屋な犬は、その相手に対する独占欲が強い傾向にあります。他の犬と仲良くしようものなら、威嚇して唸ったり吠えたりします。
飼い主さんと仲良くしている他の犬に嫉妬し、飛びかかったり、襲いかかったりすることもあるかもしれません。パパやママを独占したくて、人間のお兄ちゃんやお姉ちゃんと仲良くすることができない犬もいます。
まとめ
寂しがり屋な犬には、
- お留守番が苦手
- 飼い主さんの後をついて回る
- イタズラをしてしまう
- 吠える
- 独占欲が強い
などの特徴があります。どれも飼い主さんを困らせてしまうものばかりですね。性格的に寂しがり屋な犬もいますが、育った環境や飼い主さんの接し方によって、寂しがり屋な性格になってしまう犬もいるんです。