犬に嫌われないために①「ゆったりと落ち着いて行動する」
犬は、せかせかした人の行動が苦手です。たとえば、「わんちゃ~ん」と、走って近づいて来る子供を苦手なワンちゃんが多いですよね。大人に対しても同じです。「〇〇ちゃ~ん!」と、急いで近づこうとすると、サッとカラダを避けてしまいたくなります。つい、身振り手振りが大きくなってしまう人もいますが、犬にとって、人間のカラダはとても大きいです。大きな物体が大きく動いていたら、私たちだって恐ろしいですよね。犬に安心して側にいてもらうためには、ゆったりと落ち着いて行動し、そっと近づき、そっと撫でてあげましょう。そうすれば、初対面でも嫌われてしまうことはほとんどありません。
犬に嫌われないために②「優しいトーンで話す」
花火や雷の音を怖がる犬は多いですが、人間の声も同じです。犬は、大きな声で話しかける人が苦手です。急に大きな声を出すと、驚いて、怖がらせてしまいます。初対面の犬の場合、二度と近づいてきてさえくれなくなってしまうかもしれません。飼い主さんが愛犬を叱るとき、つい大きな声を出してしまいますよね。“大きな声を出される=叱られる”という風に学習している犬もいるかもしれません。大きな声は、犬に誤解を与えてしまうこともあるんです。
犬に嫌われないために③「丁寧に行動する」
犬は、男性よりも女性の方が好き、なんて言いますよね。女性のカラダと比べて、男性のカラダの方が大きいため、威圧的に感じられるのかもしれません。そして、犬と触れ合うときにも少し違いがあります。女性の方が、優しく丁寧に扱ってくれるからです。男性は力もありますし、なんとなく扱い方がガサツのように見えてしまうことがあります。犬と触れ合うことが初めてなのであれば、犬に触れるときや抱っこするときの力加減もわからないでしょう。ギュッと掴んでしまったり、ガサツに抱き上げてしまうことがあるかもしれません。デリケートなものを扱うように、犬も優しく丁寧に扱ってあげましょう。
犬に嫌われないために④「しつこくしないこと」
犬にも構ってほしくないときがあります。遊び好きの犬にも遊びたくないときがあります。挨拶程度なら良いけれど、あまりしつこく触れてほしくないときがあります。今、犬がどんな気持ちなのかをうかがい、自分のしたいようにわがままに行動してしまわないように注意しましょう。人は犬を抱っこしてあげたいかもしれませんが、そのとき、犬は抱っこしてほしくないときかもしれません。人はボール遊びをしたいかもしれませんが、そのとき、犬はボールを追いかけたくないほど疲れているときかもしれません。どんなに大好きな飼い主さんが相手でも、あまりにもしつこく行動してしまうと、「ワンッ!(やめてッ!)」と、怒られてしまうこともあるんです。
犬に嫌われないために⑤「顔を隠さないこと」
犬は、人間の顔や表情をよく見ています。この人はどんな人なのだろうか、この人は今何を考えているのだろうか、などと、顔や表情から読み取ろうとしています。サングラスや帽子やマスクで顔が隠れていたらどうでしょう。相手の顔や表情をよく見ることができません。その相手が初対面であったり、まだよく知らない相手であったら、どうでしょう。私たちだって警戒してしまいますよね。犬はより警戒心の強い動物ですから、威嚇したり、吠えたり、飛びついて攻撃するようなこともあるかもしれません。犬と出会ったら、まずは顔や表情をよく見せてあげて、しっかり挨拶をしてあげましょう。
まとめ
犬に嫌われないためには、
- ゆったりと落ち着いて行動する
- 優しいトーンで話す
- 丁寧に行動する
- しつこくしないこと
- 顔を隠さないこと
などの行動に気をつけると良いです。犬は人間の行動をよく見ています。その行動から、その人がどんな人間なのかを観察しているのです。「この人は危険だ」と、嫌われてしまわないよう、こちらも犬の気持ちをよく考えて行動したいですね。