1.まずは正直にお詫びの言葉を
外出先で愛犬が粗相をしてしまうと、「どうしよう」と焦ってしまいますよね。ですが、叱られることを恐れて黙ってその場を去ってしまったり、誤摩化そうとしてしまったりするのは絶対にNGです。まずは正直に、愛犬が粗相をしてしまったことを申し出て、素直にお詫びをしましょう。どんなに普段のしつけが完璧にできている犬であっても、環境が変わると戸惑って粗相をしてしまうことはよくあるもの。犬を飼っている人や、犬連れに寛容な施設の人であれば、事情を理解してくれる場合が多いはずです。
また、粗相してしまったことを隠そうとしたり、嘘を吐いたりすると、その後の相手との関係にヒビが入るだけでなく、公共の施設やお店であった場合、「マナー違反の人が多いため今後は犬連れお断り」なんてことにもなりかねません。
2.トイレシートで拭き取る
では、実際に粗相に対してはどのように対応すればいいのでしょうか。うんちの場合には、割と簡単に拾うことができるかもしれませんが、厄介なのはおしっこです。そんな外出先での粗相に備えて持ち歩いておきたいのが、トイレシートです。布製品などの場合には対応が難しいですが、アスファルトの地面やフローリングの床であれば、さっとトイレシートを押し当てることで簡単におしっこを拭き取ることができます。もちろん、タオルで拭き取ってもいいのですが、タオルでは吸水量が限られてしまうことや、その後の衛生面での処理を考えても、トイレシートが最も効果的です。
3.水やアルコールスプレー等で洗う
トイレシートで拭き取った後には、その箇所を水拭きしたり、可能であれば除菌・殺菌効果のあるアルコールスプレー等を噴いて拭きとるなどして、清潔にしましょう。布製品に粗相をしてしまった場合には、まるごと水洗いできるのが一番ですが、家具や床の場合には簡単には洗えませんよね。そんな場合には、粗相をしてしまってからなるべくすぐにタオルやシートを当てて拭き取ったり、アルコールスプレーや市販の粗相対応用のスプレーで対処するようにしましょう。
4.弁償が必要な場合には誠実な対応を
素直にお詫びをした場合や、その後の処置をしっかりした場合でも、その施設の約款や契約で損害に対して実費で弁償をしなければならないケースもあります。多くの場合、その施設を利用する段階で弁償については利用者が承諾しているはず。弁償を求められた場合には、誠実に応じるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬のトイレのしつけは、しつけの基本中の基本です。愛犬と暮らしはじめると、一緒にいろいろなところにお出かけしたいと思うものですが、愛犬とのお出かけはトイレのしつけを完璧にするまでは我慢しましょう。また、外出先での粗相は、犬もしたくてしているわけではありません。できればいつも通りにしたいけれど、環境の変化に適応できず、やむにやまれずしてしまうことがほとんどです。外出先で粗相をしてしまい、迷惑をかけてしまった場合でも、愛犬を必要以上に責めることのないようにしてくださいね。