犬の見た目を若々しく保つ方法①「腸内環境を整えること」
高齢になっても若々しい印象を維持し続けているワンちゃんの腸内環境は、常に正常で、バランス良く保たれています。正常でバランスの良い腸内環境を維持することには、見た目の若々しさを保つだけではなく、肥満を予防したり、病気を予防することにも繋がります。若々しく活動的で、健康に長生きするための秘訣なんです。適切な食事を摂ること、しっかり水分を摂ること、適度な運動を行うこと、ストレスを軽減させることなどが、犬の腸内環境を整えます。腸内環境を良くしてあげるために、ヨーグルトを食べさせることなどによって、乳酸菌を摂取させてあげたいと考えることがあるかもしれません。
しかし、犬の胃酸は人間の10倍もあり、生きたままの乳酸菌を腸内まで届けることがなかなか難しいです。もし、腸内の善玉菌を増やす必要があるのであれば、乳酸菌を配合した犬用のフードやサプリメントから摂取させてあげると良いです。また、腸内環境を整えるということは、善玉菌と悪玉菌と日和見菌のバランスを整えるということです。決して、善玉菌ばかりを増やせば良いというわけではありません。乳酸菌を与えすぎて善玉菌が増えすぎると、バランスが崩れてしまい、お腹を壊してしまうことがあります。
犬の見た目を若々しく保つ方法②「毎日の適度な運動を行うこと」
毎日の適度な運動は、犬の筋力や体力を維持し、脳を活性化させます。犬も高齢になると、手足の筋肉が衰え、運動を嫌がることがあります。しかし、そこで運動を行うことをやめてしまっては、さらに筋力や体力が衰え、見た目にも老けた印象になってしまいます。若いときよりも、お散歩や運動の量や時間が減ってしまっても構いません。
のんびりと、ゆったりとした速度で歩くだけでも構いません。ただ、毎日の適度な運動を行い、筋力と体力を維持することができれば、見た目の若々しさを保つことに繋がります。すでに筋力や体力の衰えを感じ、見た目にも高齢になってきたなと感じるワンちゃんのお散歩には、緩やかな坂道がおすすめです。石がゴロゴロと転がっているような砂利道、急な坂道、階段などは、転倒しやすくなります。緩やかな坂道を歩かせてあげることには、筋力のトレーニングにもなりますし、バランス感覚の維持にもなります。若い頃から毎日のお散歩や運動を習慣にしているワンちゃんは、高齢になっても若々しい印象を受けますよね。
犬の見た目を若々しく保つ方法③「優れた嗅覚を活かして脳を活性化させる」
ちょっとしたゲーム感覚で楽しむことができる、犬のアンチエイジング方法があります。それは、犬の優れた嗅覚を活かした、「〇〇を探せ!」というゲームです。脳や好奇心を刺激することができ、見た目の若々しさを保つことにも活かされます。家の中のどこかに、ワンちゃんが大好きなおやつやお気に入りのおもちゃを隠します。そのニオイをたどって、隠されたものを探す、というゲームです。
暑い夏の間や、雨でお散歩へ行けない日など、室内で出来る簡単な運動にもなります。刺激を与えて脳を活性化させることには、認知症を予防する、といった意味も含まれています。柴犬など、認知症になりやすい犬種もいます。認知症は全てのワンちゃんに可能性のある病気です。
犬の見た目を若々しく保つ方法④「活性酸素を正常に保つこと」
カラダの中で発生する活性酸素には、細菌やウイルスを除去するという役割があります。しかし、加齢と共に発生する量が増えます。食生活や生活習慣の悪化によって、過剰に発生してしまうこともあります。
余分な活性酸素は、免疫力を低下させたり、血管を老けさせてしまったり、被毛がパサつくなどの犬の見た目にも影響があらわれるようになります。活性酸素を正常に保つためには、ポリフェノール・ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・リコピンなどの栄養素を摂取するのが良いです。普段の食事に、これらの栄養素を含んだ食材を加えてみてはいかがでしょうか?犬用のサプリメントからも摂取することができます。
まとめ
犬の見た目を若々しく保つ方法には、
- 腸内環境を整えること
- 毎日の適度な運動を行うこと
- 優れた嗅覚を活かして脳を活性化させる
- 活性酸素を正常に保つこと
などがあります。とくに、バランスの整った適切な食事と毎日の適度な運動が、犬の見た目の若々しさを保つことに直結していると思います。