『帰宅時、犬に構ってはいけない』は本当?どうするべき?

『帰宅時、犬に構ってはいけない』は本当?どうするべき?

犬のしつけをする中で『帰宅時、犬に構ってはいけない』ということを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?それは本当なのか、そしてなぜ犬を構ってはいけないのかという理由について探ってみたいと思います。

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帰宅時に犬を構ってはいけないって本当?

ドアのところに座る犬

犬のしつけについて調べたり勉強していたりすると『飼い主の帰宅時に犬を構ってはいけない』というルールを目にすることがあるかもしれません。これに対して「なんで構ってはいけないの?」と疑問に感じる人も多いと思いますが、これは犬の留守番トレーニングをする上でとても大切なポイントなのです。

帰宅時に犬を構わない方がいいのは、子犬などまだ留守番に慣れていない場合や留守番が苦手でひとりになるといたずらをしたりストレスで自傷行為などをしてしまうなどの問題が見られる場合。また、飼い主の帰宅時に興奮しすぎて飛んだり走り回ったりして体に負担をかけてしまうようなことがある場合にも当てはまるでしょう。そのため、ひとりきりでの留守番を落ち着いて過ごすことができ、飼い主の帰宅時にも特に問題が見られない場合には『帰宅時犬を構わないようにする』というのはそれほど気にしなくていい問題とも言えます。

帰宅時に犬を構ってはいけない理由

いたずらしている犬

留守番に慣れていない犬や留守番が苦手な犬、飼い主の帰宅時に過度に興奮してしまう犬の場合、なぜ犬を構わない方がいいのでしょうか?

その理由は帰宅時に犬を構うことで留守番をしている時間との区切りがはっきりしすぎてしまい、留守番時のさみしさが強調されてしまったり帰宅時の興奮を助長してしまったりするからです。これは出かけるときにも同じことが言えるもので「いってきます」や「ただいま」の儀式を過剰にやりすぎてしまうとひとりになったときに落差が生まれて、より留守番に対して嫌なイメージを持ってしまうのです。そのため、留守番前後に構いすぎることは控えて飼い主がいない時間があることも大したことではないということを伝えてあげてください。

帰宅時に犬に対して取るべき対応とは?

あごをつけて伏せるフレンチブルドッグ

犬が留守番に慣れていない場合や飼い主の帰宅時に興奮しすぎてしまう場合などは、帰宅後しばらくの間構わない方がいいとされています。では、そのような場合帰宅時にはどのような対応を取ればいいのでしょうか?

帰宅時に犬に構わないようにする場合でもあからさまに絶対的な無視をしなければならないということではありません。あくまでも”離れていた時間が協調されるような大げさな再会”をしないように意識するといいでしょう。帰宅時はあたかも“ずっと家にいて今トイレから帰ってきただけ”というような自然な行動を取るようにするといいでしょう。「ただいま~!」と犬に声をかけたり、なでたりハグをしたりするようなことはせず、犬の存在を感じつつも特に気にすることなく手洗いや着替え、荷物の整理など自分の用事を済ませてしまいましょう。

犬が帰宅したことに興奮して吠えたり飛び跳ねたりしているうちは犬に構わないようにして、自分の用事が終わって犬が落ち着いてきた頃に自然な声掛けをしたり軽くなでたりしてあげるようにしましょう。飼い主の帰宅を特別なことを感じさせないように、自然な雰囲気をつくるということがポイントです。「おかえりー!!!」と飛び跳ねて大歓迎してくれるとついつい構いたくなってしまうと思いますが、そこはぐっとこらえて犬が落ち着くのを待ちましょう。

まとめ

外を見て待つポメラニアン

時間や頻度は各家庭それぞれだと思いますが、ほとんどの家庭で犬だけで留守番をするということがあると思います。そのため、留守番に対して強い抵抗感やさみしさを感じすぎないように、小さなうちからひとりで過ごす時間にしっかりと慣らしてあげるようにするといいでしょう。その留守番トレーニングの一貫として、帰宅時に過剰に構いすぎないようにするなど留守番を自然なものとして受け入れられるように演出してあげることも大切なのです。その代わり、一緒に過ごしている間にスキンシップや遊びの時間をたっぷりつくってコミュニケーションをしっかり取るようにしてあげてくださいね。

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