犬の散歩に適した服装
犬の散歩にどのような服を着ていくかはもちろん人それぞれで、好みもありますし1日のスジュール上の事情などもあると思うので「絶対にこうでなければいけない!!」というようなものではないと思います。
散歩は歩きやすい靴で
しかし、散歩をしている飼い主さんと愛犬の安全を守るためにも気をつけておきたいポイントが靴です。犬に引っ張られてしまったときに力を入れて踏ん張ったり、公園など土の上などもよろけることなく歩けるように、足がしっかりと固定されて底面がフラットな靴を選ぶようにするといいでしょう。最も歩きやすいのはスニーカーですが、状況に応じてきちんと足を固定できるサンダルや長靴などを利用するのが適している場合もあるでしょう。
高いヒールやピンヒール、ビーチサンダルなどは犬に引っ張られることで転んでしまったり、犬の動きに合わせて走ったりすることができないため、犬の散歩時にはできるだけ避けた方がいいでしょう。また、散歩中は犬が思わぬ動きをすることがあるのでヒールで犬の足を踏んでしまったりすることもあり大変危険です。外出や仕事から帰ってすぐに散歩に出る場合でも、靴だけは歩きやすいものに履き替えていくようにしましょう。
服装について、多少汚れても問題なく動きやすいものがベスト。汚れるたびにクリーニングに出さなければならないような服や、犬の爪などに引っ掛かりやすいレースやフリル、スパンコールなどが多用された服は避けた方が無難でしょう。服の汚れを気にしていては犬と公園などで遊んだりするのも難しいと思いますので、気軽に洗える普段着を選ぶといいでしょう。
犬の散歩の必須アイテム
犬の首輪、リード
犬の首輪やリードは持ち物にも入らない!あって当然の物だと思う人が大半だと思いますが、車通りのあまり多くない地域などではノーリードで犬を連れ歩く人がいるのも事実です。自分の犬は絶対にどこにも行かないと思っていても、何が起こるかわかりません。
犬が自ら脱走するようなことはなくても、驚くようなことがあってパニックになりどこかに走って行ってしまう可能性もありますし、自転車や車との衝突事故などに遭う危険性もあります。首輪とリードは、犬を守るために命綱のようなもの。ドッグランや自宅の庭など安全が確実に確保されている場所以外では決して放さないようにしましょう。
そして、公園などには犬が苦手な人もたくさんいるはず。自分の犬は噛まないし安全だとわかっていても、知らない人から見たら恐怖の対象でしかない場合もあります。犬嫌いを増やしたり公園から犬が排除されないないためにも、首輪やリードは必ずするようにしてください。
うんちを拾うための道具
さらに、犬の散歩でもうひとつ必須となる持ち物が犬がした排泄物を処理するための道具です。公園や道などで排泄をする犬は多いと思いますが、それらを放置することのないようにうんちを拾うための紙や袋などは必ず持っていくようにしてください。残念ながら日本ではまだまだ犬のうんちが放置されていることが多く見られます。犬好きから見ても他の犬のうんちが放置されているのはとても残念に感じるものですから、そうでない人が犬に対して強い不快感を抱いてしまっても無理はありません。ノーリードと同様に排泄の後始末をしないことは社会における犬に地位を低くする原因となりますので、気をつけておきたいところですね。
犬の散歩にあると便利な持ち物
犬の散歩に絶対に欠かせないものとして首輪やリード、うんち処理のために道具を挙げましたが、その他にも散歩中あると便利な持ち物がいくつかあります。
ロングリード
公園や河川敷などの広場で犬と遊びたい場合にはロングリードがあるといいと思いますし、散歩の途中でしつけトレーニングを取り入れる場合などにはごほうびとなるおやつを持っていくといいでしょう。散歩の時間がある程度長くなりそうなときには犬の水分補給のために水を持って行くのもいいと思います。また、夜暗くなってから散歩に行く場合には懐中電灯など辺りを照らすことのできるものがあるといいでしょう。
レインコート
雨の日に犬の散歩に出る場合、できれば飼い主さんもレインコートを着ていくといいと思います。もちろん傘をさして散歩することはできますが、犬のリードと傘で両手がふさがってしまいますし、うんちを拾うときなどにも邪魔になってしまうこともあるでしょう。実際、雨の日は傘を持っていて面倒だからとうんちを拾わずに帰ってしまう飼い主さんもいます。もちろんそのような人は一部だと思いますが、さまざまなトラブルを防ぐという点から犬の散歩にはレインコートをおすすめします。
まとめ
犬の散歩の時の服装や持ち物を考えるときにまず意識したいのが“犬と飼い主さんの安全”です。さらに、犬との散歩を思う存分楽しむことや周囲の人へ迷惑をかけないようにするという観点で考えることも大切です。動きやすい服や靴で散歩に行くことは、犬の思わぬ動きにも対応するために必要なことですし、その場に適したリードをつけて排泄物の処理をしっかりとすることも忘れてはいけないことだと思います。
また、散歩をする場所や環境などによっても適した服装や必要な持ち物は変わってくると思いますので、ここで挙げた最低限必要なものに加えてどのようなものがあればより快適で楽しい散歩になるかぜひ考えてみてくださいね。