『犬に嫌われる犬』の特徴①「挨拶の仕方がわからない」
犬同士の挨拶といえば、「お尻のニオイを嗅ぎ合う」ですよね。犬によっては、鼻と鼻を近づけて、クンクンとニオイを嗅ぎ合うことで挨拶をすることもあります。抱き合うように飛びつき合い、会えた喜びを表現するような挨拶を交わすこともあります。いずれにせよ、犬同士の間でも挨拶が大事だということです。
はじめて会う犬同士なのであれば尚更のことですが、何度も会ったことがある犬同士でも、親しく仲良しな犬同士でも、しっかり挨拶を交わします。挨拶ができない犬は、いきなり遊びに誘ってしまったり、いきなり挑発するような行動をしてしまったりなど、犬から嫌われてしまいやすいです。犬社会をしっかり学んでいる、穏やかで優しい先輩犬であれば、“やんちゃな若い子だなぁ”なんて受け入れてくれるかもしれません。しかし、ほとんどの犬は嫌がってしまうでしょう。
挨拶の仕方がわからない犬への対策
他の犬に嫌われてしまわないよう、挨拶の練習をしましょう。他の犬と出会ったら、まずは自分のお尻のニオイを、相手の犬に嗅がせてみましょう。“これが挨拶なのか”と、少しずつ理解することができると思います。穏やかで優しい先輩犬に協力してもらうのがおすすめです。挨拶の仕方がわからない犬は、他の犬からお尻のニオイを嗅がれたことで、ガウッと怒ってしまうことがあるかもしれません。リードを短く持ち、すぐに引き離すことができるような距離を保って、挨拶の練習をしてみましょう。
『犬に嫌われる犬』の特徴②「警戒心がむき出し」
どんな犬にも警戒心はあります。とくに、はじめて会う犬同士であれば、警戒心を持って近づいて来るでしょう。しかし、その警戒心をむき出しにし、ヴヴヴ~ッと唸りながらやって来る犬は、ほとんどいませんよね。牙をむき出しにしてヴヴヴ~ッと唸り声をあげたり、ワンワンッと吠えたり、攻撃しようと飛びつこうとしたりなどすると、相手の犬に嫌われてしまいます。警戒心が強く、臆病で怖がりな性格な犬に多いです。また、犬社会を学び終えていない可能性も考えることができます。
警戒心をむき出しにしてしまう犬への対策
唸ってしまうから・吠えてしまうから・飛びついてしまうから、などの理由で、他の犬を避けてしまう飼い主さんもいらっしゃると思います。他の犬や飼い主さんに危害を加えてしまう可能性を考えてのことだと思います。しかし、そのままでは、生涯ずっと他の犬と仲良くすることができません。他の犬からも飼い主さんからも嫌われてしまいやすいです。何だか寂しい気持ちになりませんか?警戒心の強さは生まれ持った性格かもしれません。他の犬を遠ざけてしまうのは、不安だからです。相手の協力も必要ですが、飼い主さんの方から、相手ともっと積極的に接してみてはいかがでしょうか。
『犬に嫌われる犬』の特徴③「空気が読めない」
能天気で、相手の気持ちや、その場の空気が読めない犬は、他の犬から嫌われてしまいやすいです。お互いがフレンドリーであれば良いのですが、仲良くなるまでに時間がかかる犬もいます。今はお散歩を楽しみたい気分で、挨拶だけ交わして去りたい犬もいます。それなのに、“遊んで 遊んで~”と馴れ馴れしく近づいてしまうと、ガウッと怒られてしまうかもしれません。
空気が読めない犬への対策
相手の犬や飼い主さんの様子を、飼い主さん(あなた)がしっかりうかがうようにしましょう。サッと挨拶を交わして立ち去った方が良い空気ってありますよね。相手が去ろうとしているのに、愛犬が立ち止まったからといって、自分も立ち止まってしまう飼い主さんっていますよね。口では“行くよ~”と言っているのに、リードを引かない飼い主さんっていますよね。
まとめ
『犬に嫌われる犬』の特徴には、
- 挨拶の仕方がわからない
- 警戒心がむき出し
- 空気が読めない
などがあります。犬同士にも相性がありますし、相性や性格の違いによって嫌われてしまうこともあります。無理に仲良くする必要はありませんので、愛犬と相性の良い犬との出会いを見つけてみるのも良いと思います。