①「時間をコントロールするのが上手な人」
犬の一日の生活の中で欠かすことのできない、お散歩の時間。犬種やカラダの大きさに関係なく、毎日のお散歩の時間を作ってあげる必要があります。毎日のお散歩が、犬のストレスを軽減し、肥満や病気を予防し、健康の維持と長生きに直結します。
小さなワンちゃんなら朝夕10分から15分程度でも構いません。大きなワンちゃんなら朝夕の30分程度でも構いません。毎日のお散歩の時間を作ってあげたいです。どんなに仕事や家事や育児が忙しくても、愛犬のお散歩の時間を作ってあげることができる、時間をコントロールするのが上手な飼い主さんをとても尊敬します。
つい、仕事が忙しいからとか、時間がないと言って、お散歩へ連れて行ってあげられないことがあるかと思います。テレビを観ながらお菓子を食べる時間はあるのに、友達と食事をする時間はあるのに、と罪悪感を抱えている飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。朝、30分でも早起きすると、愛犬と朝の充実した時間を過ごすことができます。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。これから犬を迎えたいと考えている方であれば、「犬と過ごす時間を作ってあげることができるかどうか」自分のライフスタイルを見つめてみてから、犬を迎えると良いと思います。
②「経済的に安定している人」
犬との暮らしには、食費や医療費など、人間一人分と同じくらいの生活費が必要になる、と言っても過言ではありません。怪我や病気をすると、人間の医療費以上に高額な費用がかかることもあります。高齢になるにつれて、生活費が成犬の頃の倍以上になることもあります。
犬を飼うために、決して、お金持ちでなければならないというわけではありません。広い庭付きの持家に暮らしていなければならないというわけではありません。ただ、経済的に安定していて、愛犬のための貯金がコツコツできる、というくらいの余裕を持っていた方が、犬を飼うのに向いていると思います。犬の寿命は20年ほどあります。その20年の生涯を、最期のときまで養ってあげることができるかどうか、とても重要なことだと思います。
③「根気強い人」
犬は、飼い主さんの言うことなら、何でも聞いてくれると思っていませんか?人間が大好きで、すぐに懐いてくれると思っていませんか?街で出会うワンちゃんは、とってもお利口さんで、賢くて、充実しているように感じられて、いつか自分もあんな犬と暮らしたいな、と思わせてくれますよね。
それは、飼い主さんのしつけや、暮らしている環境によるものです。犬はアクサセリーではありません。言うことを聞いてくれないこともあります。わがままを言って困らせることもあります。イタズラもしますし、人間の思い通りになんてなりません。それでも根気強く犬と向き合うことができる飼い主さんだからこそ、愛犬から信頼され、愛されているんです。困難なときも、しっかり犬と向き合い、一緒に乗り越えていこう!と思える人は、犬を飼うのに向いていると思います。
④「無条件に犬を愛することができる人」
なぜ犬を飼いたいのでしょうか。可愛いから?癒されたいから?ペットブームだから?私は幼い頃から犬と暮らしてきました。犬が大好きで、あまりにも犬が好きすぎて、周りからは「おかしな人」と思われています。正直、なぜこんなにも犬が好きなのか、自分でもよくわかっていません。食事会や飲み会など、「愛犬が待っているので…」と、人付き合いを断ることが多く、人から嫌われてしまうこともあります。
おそらく、愛犬を大切にされている飼い主さんのほとんどが、私と同じようなタイプの人なのではないかと思います。
山に捨てられて放浪していた犬を愛犬として迎えたとき、周りの誰もが“やめておいた方が良い”と反対しました。「守ってあげたい」「生かしてやりたい」と思ったから、迎えることができたのかもしれません。だた、可愛いからとか、癒されたいからとか、そういった気持ちでは迎えられなかったと思います。無条件に犬を愛することができる人は、最も犬を飼うのに向いている人だと思います。
まとめ
私が思う「犬を飼うのに向いている人の特徴」は、
- 時間をコントロールするのが上手な人
- 経済的に安定している人
- 根気強い人
- 無条件に犬を愛することができる人
このような特徴を持っている人だと思います。これから犬を迎えたいと考えている方にも、ぜひ真剣に考えてみてもらいたいです。