犬の飼い主にありがちな『困りごと』①「吠える」
飼い主さんが困っていることランキングでも確実に上位であろう、犬の無駄吠えです。家のチャイムが鳴って吠える。お散歩中に他の犬に向かって吠える。ちょっとした物音が聴こえるだけで吠える。飼い主さんにとっては、「もうやめてー!」と言いたくなってしまうほどの困りごとでしょう。ご近所の迷惑になっているのではないかとヒヤヒヤした毎日を送っているかもしれません。しかし、飼い主さんにとっては無駄吠えでも、犬は理由があって吠えています。
困りごと「吠える」の解決法
「うるさーい!」と怒鳴っても、お尻をペンッ!と叩いて叱っても、犬が無駄吠えをやめることはありません。理由があって吠えているので、怒鳴っても叱っても、解決されないからです。例えば、家のチャイムが鳴ったときに吠える理由には、“訪問者があることを知らせている”、“不安や恐怖を感じている”、“警戒している”、“緊張している”などがあります。お散歩中に他の犬に向かって吠える理由には、“社会化不足だから”、“相手の犬に見つめられたから(敵意)”などがあります。なぜ吠えるのかを理解してあげることで、不安な気持ちなどの取り除いてあげなければならない要素があることがわかります。
犬の飼い主にありがちな『困りごと』②「お手入れが苦手」
トリミングサロンや動物病院でトリマーさんや獣医さんにお手入れをしてもらう場合も、自宅で飼い主さんがお手入れをしてあげる場合も、嫌がって暴れてしまうと大変ですよね。爪切りをしようとするトリマーさんや獣医さんに噛みついてしまう犬もいます。飼い主さんが爪切りやブラシを手にした瞬間、逃げ回って隠れる犬もいます。嫌がって暴れる犬に無理やりお手入れをしようとしても、怪我をさせてしまう恐れがあります。自分自身が怪我をしてしまうことだってあります。
困りごと「お手入れが苦手」の解決法
無理やり行うことはせず、少しずつ慣れてもらうしかありません。例えば、歯磨きが苦手なら、全部の歯を磨こうとはせず、今日は一本だけ、というようにします。一本でも上手に磨くことができたら、おやつをあげて褒めてあげても構いません。
特に、爪切りは慎重に行いたいです。飼い主さんが爪切りに失敗し、出血や痛みを伴うなどすると、二度と爪切りをさせてくれなくなってしまうことがあります。トラウマはなかなか解決しにくいです。爪切りに自信がないのであれば、はじめからトリマーさんや獣医さんにお願いすると良いです。
犬の飼い主にありがちな『困りごと』③「トイレ問題」
トイレトレーニングが上手くいかず、敷物やソファーやベッドの上で粗相をしてしまう、というのも困りごとの上位です。犬用のベッドや布団を買ってあげても、すぐに粗相をしてしまうから、買い替えが大変だ、という飼い主さんもいらっしゃるようです。
また、どんなにトイレトレーニングをしても、外に出なければトイレをすることができない、という犬もいます。雨の日や風が強い日など、お散歩へ行くことが難しい日は大変ですよね。大雨の中をトイレに連れて行かなければならない、という飼い主さんもいらっしゃいます。
困りごと「トイレ問題」の解決法
トイレトレーニングが上手くいかない場合、トレーニング方法に問題があるのかもしれません。トレーニング方法を見直してみてはいかがでしょうか。トイレの場所をよく変える、というのも、粗相の原因になることがあります。トイレが汚れていると他の場所でしてしまう、という犬がいます。すぐに新しいシートに変えてあげると良いです。お留守番の間は複数のトイレを用意してあげられると良いです。
お外でなければトイレができない犬は、一生涯、お外でなければできない可能性があります。私の愛犬がそうなんです。ドッグトレーナーさんや獣医さんにも相談し、トレーニングのお手伝いをしていただきましたが、解決されないままです。たとえ夜中でも、雨や風がおさまれば、その時間にトイレに行くようにすることで解決しています。
まとめ
- 「吠える」
- 「お手入れが苦手」
- 「トイレ問題」
この3つの困りごとには、多くの飼い主さんが頭を悩ませていると思います。ぜひ、解決法をご参考いただきながら、愛犬に最適な解決法を見つけてあげてくださいね。