1.眠たい
人間があくびをするときは、基本的に眠たいと感じている場合が多いですよね?犬も同じように「眠たいなぁ」と思いながら、あくびをすることがよくあります。例えば、寝起きやいつも寝ている時間帯に近づくと、私たち人間と同じようにあくびをして眠たいことをアピールすることが多々あるのです。
では、なぜ眠たいときにあくびをするのか……。なんでも、人間も犬も眠たくなって鈍くなった脳の働きを活性化するために、大きく口を開けて酸素を取り込もうとした結果として、あくびをするそうですよ。あくびする理由は意外と奥が深い……と感じてしまいますね。
2.不安を感じている
犬があくびをするときは他にも様々な理由があります。その1つとなるのが『不安を感じている』というものです。例えば、『愛犬を叱った時にあくびをすることがある』『お留守番をさせるときにあくびをよくしている』そんな経験をもつ飼い主はたくさんいることと思います。『叱る』『お留守番をさせる』といった犬が不安を感じやすい状況であくびをする場合は、不安になった犬がストレスを感じて自分の気持ちを落ち着かせようとしているそうです。
叱ったときに愛犬があくびをしてしまうのはある程度仕方がないといえますが、お留守番をさせるときにいつも愛犬が何回もあくびをする。そういった場合は、あなたに依存しすぎて不安を強く感じてしまっている可能性があるので注意が必要といえます。
もし、「過保護にしすぎて依存させすぎているかな?」と思ったときは、少しずつ愛犬と一緒にいない時間をつくって依存心を和らげてあげることをおススメします。依存心を和らげることでお留守番をさせるときに愛犬が不安を感じにくくなりますよ。
3.緊張している
犬は緊張をしているときにもあくびをよくします。先ほどもお伝えしたように飼い主に叱られているときは、不安になるだけでなく緊張もすることが多いのであくびをすることがよくあります。その他にも見知らぬ人や犬と出会ったとき、花火や雷といった苦手に感じる音を聞いたときなどは緊張しやすく、犬があくびをしやすい環境ともといえるでしょう。
また、病院やトリミングのお店なども犬が緊張しやすい環境となるので、その場所にいるだけで犬があくびをしてしまうことが多いみたいです。実際に、私の愛犬もよく病院で診察待ちのときにあくびをすることがあったりします。健気に一生懸命あくびをして気持ちを落ち着かせようとしている姿を見ると、愛犬には悪いですが……なんだか可愛らしく思えてしまいますね。
不安や緊張を感じさせた状態が多いと犬がストレスを溜め込んでしまうので、病院やお店で愛犬が緊張をしている場合は、優しく撫でたり話しかけたりしてなるべく落ち着かせてあげましょう。見知らぬ人や犬、怖いと感じる音を聞いて愛犬が緊張しているときは、その場を離れる、などの対処を行って緊張や不安の原因を取り除いてあげてくださいね。
4.相手を落ち着かせようとしている
犬は自分の気持ちを落ち着かせようとするためにあくびをする以外にも、相手を落ち着かせるためにあくびをすることもあるようです。相性が悪い犬と出会って吠えられたときにあくびをする。飼い主に叱られたときにあくびをする。そんなときは、「僕はケンカをしたくないんだ」「落ち着いてよ」といった平和的な意味を込めてあくびをすることがあります。
愛犬を叱っているときにあくびをされると、「あくびをしてる……バカにしているのか!?」と勘違いをしやすいですが、実際には愛犬があなたに「怒らないで」と訴えかけているといえます。ですので、「叱るときにいつも愛犬があくびをする」そういったことに心辺りがある場合は、愛犬にストレスを溜め込ませないためにも、叱るときは短くスッパリ行うように改善しましょう。そして、飼い主、愛犬ともに早めに気持ちを切り替えて気分転換してくださいね。
まとめ
犬があくびをするときは……
- 眠いと感じている
- 不安に思っている
- 緊張している
- 相手を落ち着かせようとしている
といった気持ちになっている場合が多いといえます。
また、あくびはストレスを感じているときのサイン、病気のサインとなっている場合もあります。ですから、愛犬が頻繁にあくびをしているときは、体や心に何らかの異常を感じている可能性があるといえるかもしれません。少しでも「何かおかしい」と感じたときは、はやめに病院につれていってあげることをおススメします。