愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由①「急に大きな声を出したから」
急に大きな声を出すと、愛犬を不安にさせてしまい、避けられてしまうことがあります。“犬は耳が良い”なんて言いますが、どれくらい優れた聴力を持っているか、ご存知でしょうか。犬は、人間の約400倍もの聴力を持っているとされています。私たちが聞いている音の400倍もの大きな音で聞こえてしまうと考えると、耳を塞いでしまいたくなりますよね。聴力に優れた犬は、大きな音が苦手です。人間には聞こえないほど遠くで鳴っている雷や花火の音に、怯えてしまう犬がいるほどです。
- イタズラを発見し、大きな声で怒鳴ってしまった
- 豪快にくしゃみをした
- 虫に驚いて「ギャーッ!」と叫んでしまった
このようなとき、飼い主さんの大きな声に驚き、不安や恐怖を感じ、避ける犬がいます。子犬や、まだ環境に慣れていない犬の場合、ちょっとした飼い主さんの大きな声に驚いてしまうんです。慣れてしまえば、どんなに豪快なくしゃみをしても、気にしなくなってくれるはずです。
愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由②「構ってほしくないから」
犬にも、ひとりになりたい時間があります。誰にも構われることなく、ひとりで過ごす時間を楽しみたいときがあります。犬も、精神的な疲労を感じ、「疲れちゃった…」と思うことがあるのだそうです。そんなときは、飼い主さんを避けてしまうかもしれません。部屋の隅の方でジッとしているかもしれません。別の部屋へ行き、眠っているかもしれません。どんなに呼びかけても、ケージや寝床から出てきてくれないかもしれません。飼い主さんのことを信頼しているからこそ、ひとりになりたいと思う時間があるのだと思います。
愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由③「苦手なことをした後だから」
- 病院へ連れて行かれた
- 爪切りをされた
- シャンプーをされた
- お散歩のあと手足を洗われた
- 耳掃除をされた
- ブラッシングをされた
- 歯磨きをされた
みなさんの愛犬は、どんなことが苦手ですか?たとえば、嫌がることもなく、暴れることもなく、ただジッと爪切りをさせてくれる犬がいます。しかし、心の中ではムスッと怒っているかもしれません。苦手なことをされたあとは、また何か嫌なことが起こるのではないかと感じ、飼い主さんを避けてしまうことがあります。
愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由④「ニオイがきついから」
人間の何百倍もの嗅覚を持つ犬にとって、人間の発するニオイが“香害”となってしまうことがあります。人間にとっては良い香りでも、犬にとっては大嫌いなニオイかもしれないからです。たとえば、香水や柔軟剤の香りがあります。人間には、ほのかに香っているように感じられる香水や柔軟剤の香りも、犬にとっては、きつくてつらいニオイかもしれません。そして、タバコのニオイも、犬が避けてしまいたくなるニオイです。私たち人間だって、避けてしまいたくなるニオイですよね。喫煙している本人は、あまり感じられないのかもしれませんが、周りにいる人や犬は、とても苦痛な思いをしているかもしれません。
愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由⑤「ただのツンデレ」
犬は、常に人に寄り添い、飼い主さんに甘えていたい、そんなイメージがありますよね。しかし、中には、猫のようなツンデレな性格を持った犬もいます。飼い主さんとのベタベタした関係が苦手で、つい、避けてしまいたくなってしまうのかもしれません。決して、飼い主さんのことが嫌いなわけではありません。ツンとしていたい気分なだけなんです。
まとめ
愛犬が急に飼い主を避けるようになる理由は、
- 急に大きな声を出したから
- 構ってほしくないから
- 苦手なことをした後だから
- ニオイがきついから
- ただのツンデレ
この5つの理由が主なのではないかと思います。
急に大きな声を出して愛犬を驚かさないように気をつける。構って欲しくなさそうなときは放っておく。苦手なことをした後はご褒美のおやつをあげる。香水や柔軟剤やタバコのきついニオイに気をつける。ツンデレの犬との距離感を大事にする。こういったことで解決できるのではないでしょうか。理由はわかっていても、やっぱり、愛犬に避けられてしまうのは寂しいですもんね。