愛犬を悲しませていませんか?
犬は感情豊かな動物であり、私たち人間と同じように喜怒哀楽があります。愛犬にはなるべく「喜」と「楽」の多い毎日送らせてあげたいものですが、知らず知らずのうちに、愛犬を悲しませる行為をしていませんか?もしそうだとしたら、飼い主さんも悲しいですよね。
そこで今回は、犬が悲しくなってしまう飼い主の行為をご紹介していきたいと思います。
①適当に接する
愛犬とのスキンシップやコミュニケーションは毎日欠かせないものですが、スマホやテレビを見ながら遊んだり、なでたりしていませんか?飼い主さんは愛犬とスキンシップやコミュニケーションを取っているつもりでも、それが適当な接し方だと、愛犬は寂しさを募らさせて、悲しい思いをしてしまうかもしれません。
スキンシップやコミュニケーションを取るときは、愛犬としっかりと向き合って、「あなただけを見ているよ」と愛情を伝えましょう。そうしてこそ、愛犬との信頼関係や絆を深めることができます。
最近は、スマホを見ながら適当に犬の散歩をしている飼い主さんをよく見かけますが、散歩も愛犬との大切なコミュニケーションの時間です。アイコンタクトを取ったり、話しかけたりすることなく、スマホの画面ばかり見ている飼い主さんとの散歩は、犬にとって寂しく悲しい時間になってしまうでしょう。また、散歩中に愛犬から目を離していると、拾い食いをしたり、事故に遭ったりする危険もあります。
コミュニケーションの時間を大事にするためにも、さまざまな危険を回避するためにも、散歩中はスマホではなく愛犬を見て、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
②店先につないで待たせる
スーパーやコンビニなどの店先につながれて飼い主さんを待つ犬が、ずっと店に向かって吠えたり鳴いたりしている光景を目にすることがあります。飼い主さんはすぐに買い物を済ませて戻るつもりでも、犬にはそれが分からないので、「飼い主さんはもう戻らないのかも」と、不安な気持ちや悲しい気持ちになってもおかしくはありません。
店先につないで待たせることは、犬を不安な気持ちや悲しい気持ちにさせるだけではなく、誰かに危害を加えられる危険、逆に危害を加えてしまう危険、リードが外れて迷子になったり交通事故に遭ったりする危険、連れ去られる危険など多くの危険も伴います。ですから、愛犬を店先につないで待たせるのは、極力避けたほうがいいでしょう。
③ウソをつく
手におやつを持っているフリをしてオスワリをさせて、何も持っていない手のひらを見せたり、実際は行かないのに「散歩行く?」と言って、愛犬をぬか喜びさせたりしていませんか?飼い主さんは軽い冗談のつもりでも、犬に冗談は通じません。信頼する飼い主さんにウソをつかれた愛犬の心は傷つき、悲しくなってしまうでしょう。
信頼関係にひびが入ってしまう可能性もあるので、愛犬にウソをついてだますような行為はやめましょう。
④におい嗅ぎをさせない
人より数千~1億倍も嗅覚が優れていると言われている犬たちは、嗅覚を使うことが大好きです。散歩のときにいろいろな場所のにおいを嗅いで、情報収集するのを楽しみにしています。ですから、「汚いから」などを理由に、散歩中のにおい嗅ぎを一切禁止してしまうと犬は楽しみを奪われ、悲しい思いをすることに…。
におい嗅ぎは犬の本能的な行動であるため、それができないとストレスにもなります。散歩中、飼い主さんが選んだ場所でにおい嗅ぎの時間を作り、本能を満たしてあげましょう。におい嗅ぎの場所を選ぶときは、他の犬の便が残っているなど、不衛生な場所は避けることが重要です。また、他の犬のオシッコのにおいを嗅ぐとマーキングが誘発されるので、マーキングさせたくない場所でのにおい嗅ぎは避けるようにしましょう。
まとめ
愛犬を悲しませる行為は、愛犬のストレスになったり、愛犬との信頼関係にひびが入ってしまうこともあるので注意が必要です。ご紹介したことを参考に、愛犬を悲しませる行為は避けるようにしましょう。そして、愛犬の気持ちを考えて接するように心掛け、愛犬を喜びと楽しさに満ちた毎日へと導いてあげてくださいね。