1.ジャック・ラッセル・テリア
白色の毛に茶色や黒色のブチ(斑)模様が印象的なジャック・ラッセル・テリアはとてもワンパクな犬種として知られています。体高約30cm、体重約6kgと小柄な犬ですが、テリア系特有の狩猟気質と好奇心がとても強いそうです。
昔から自分で考えながら巣穴にいる獲物を捕まえてきた狩猟犬ですので、自立心があってとても賢く優しい性格をしているそうです。また、勇敢な性格をしているので防衛本能が強く、番犬としても活躍することがあるみたいですね。
そんなジャック・ラッセル・テリアは走り回ったり狩猟本能を刺激したりする遊ぶが大好きです。特にオヤツを隠して遊ばせる知育玩具は、頭や狩猟本能を使うのでまさにピッタリのオモチャといえるでしょう。元狩猟犬ということだけあって毎日の運動量は一日1時間以上の散歩が理想的といわれています。犬とたくさん遊びたい!いっぱい一緒に散歩に行きたい!そんな運動好きな人におススメの犬種といえるでしょう。
2.ウェルシュ・コーギー
足が短くてモフモフなお尻がチャームポイントのコーギーも、やんちゃで元気あふれる犬種となります。体高約30cm、体重約15kgのウェルシュ・コーギーは、コロコロで可愛い体格をしながらも古くから牧羊犬・牧畜犬として活躍してきた犬種なので、とても活発で運動が大好きな子が多いそうです。また、自分よりも大きな家畜に吠えたり、家畜を守る番犬としても活躍したりしていたので、とても勇敢で頭が良いのだとか。
ジャック・ラッセル・テリアと同じように大型犬並みの運動量を必要とするそうなので、毎日たくさん散歩をしてあげたり、一緒に遊んだりしてあげるようにしましょう。定期的にドッグランなどの思いっきり走れる場所に連れて行ってあげると凄く喜ぶと思いますよ。
また、胴長短足の犬種となるウェルシュ・コーギーは、椎間板ヘルニアや脊髄系の病気を発症しやすいといわれています。ですので、遊ばせるときは高さのある場所へのジャンプなど、腰に負担がかかる動作をなるべくさせないように気をつける必要があるといえるでしょう。
ちなみに、一般的に知られている短いしっぽのウェルシュ・コーギーは、『ウェルシュ・コーギー・パンブローク』、尻尾が長いのが『ウェルシュ・コーギー・カーディガン』という犬種になるそうですよ。
3.ボーダーコリー
人間の言葉を500個以上覚える、といわれているほど賢い犬として有名なボーダーコリーも、活発でパワフルな犬種の一種といえます。ボーダーコリーは体高約50cm、体重約20kgほどの中型犬で、牧羊犬としてとても有名だったりしますよね。子豚が活躍する映画『ベイブ』では、ボーダーコリーが牧羊犬として登場しており、主人公である子豚のベイブと深く関わっている姿を見てボーダーコリーに興味をもった人はたくさんいることでしょう。
そんなボーダーコリーは知性的で大人しい性格をしているのかと思いきや、意外と”天然”な性格を見せてくれることがよくあり、夢中に遊んでいるときに壁にぶつかったり、鏡に映る自分の姿を見て喜んだりと、可愛らしい一面を見せてくれることがあるみたいですよ。興味あるものを見つけると、熱中して周りが見えなくなりやすいのかもしれませんね。
とはいえ、賢さと自己判断能力は様々な犬種の中でもトップクラスといえます。ですので、しっかりしつけをして主従関係を築けてないと、自分の気持ちを優先して飼い主のいうことを聞かなくなることがあるそうなので、犬の扱いに慣れている人向けの犬種といえます。
4.パピヨン
16世紀頃にはフランスの王侯貴族たちに可愛がられていたという愛玩犬のパピヨン。かの有名なマリーアントワネットの愛犬として密かに有名なパピヨンも、やんちゃで活発な犬種として知られています。体高約25cm、体重約3kgのスタイリッシュで小柄な体格、そしてパピヨンの特徴ともいえる耳と尻尾の華やかな飾り毛を見ると、とてもワンパクな性格をしているとは想像できないですよね。例えるならば、パピヨンは”おてんばなお嬢様”といったところでしょうか。
先ほどもお伝えしたように、パピヨンは細身の外見からは想像できないくらい活発で遊ぶのが大好きな子が多いそうです。加えて家族にはとても甘えたで穏やかな性格をしているそうで、愛玩犬らしさもしっかりと持ち合わせているといえます。
パワフルに遊ぶ姿はとても可愛いといえますが、パピヨンは骨格が細い傾向にあるのでジャンプや転んだときに骨折などのケガをしやすいそうです。ですので、思い切り遊ばせるときは高い段差など、あらかじめケガになりそうなものを取り除いてから安全に遊ばせてあげてくださいね。
まとめ
今回は、元気でやんちゃな犬種を4種ご紹介しました。もちろん、犬によって性格の違いはあると思いますが、基本的に狩猟犬や牧羊犬として活躍してきた犬種は体力や運動力があるので、ワンパクな性格の子が多いといえそうですね。
そういった犬は走ったり遊んだりするのが大好きなので、「犬と一緒にたくさん運動をしたい、遊びたい」と思っている人にピッタリといえるでしょう。ただ、やんちゃな性格の犬は興奮すると自分の気持ちや本能を優先していうことを聞きにくくなることがありますから、日頃からしっかりしつけを行うことが大切といえるでしょう。