なぜ人間は犬を飼うのか
人間も元々は群れを作ってその中で協力しあっていきる動物でした。それは進化した今でも残っていますよね。群れの中では自分が持っている資源を仲間に分け与えていました。それは今でも感覚として残っていて、ペットに食べ物を与えてペットがそれを食べているのを見ると気持ちが満たされるという話も聞きます。
また癒やしを求めているというところもあります。かわいい犬の姿を見ると癒やされて疲れや嫌なこともまぁいいかと思えるようになります。犬は昔から人間のパートナーとして寄り添ってくれていました。その長年の絆は今でも変わらず、人間との生活に慣れるのが早くルールも覚えやすいのが犬なのです。
人間が犬を飼いたくなる3つの心理
癒やしがほしい
犬に癒やしを求める人は多く、犬を飼いたいという人になぜ犬を飼いたいのか聞くと多くの人が「癒やしがほしい」と言うそうです。犬は信頼関係を築くことができれば癒やしになります。
もちろん癒やしのある面とは別に苦労したり大変な面もあります。ですがそれらを乗り越えて、仲良くなり、信頼関係ができれば何者にも代えがたい大切なパートナーになります。疲れて帰ってきても犬が出迎えてくれれば嬉しくなりますし、ちょっと嫌なことがあったときも犬が寄り添ってくれれば元気になります。
生き物の気配がほしい
一人暮らしや、あまり家族と会わない方の場合、部屋に生き物の気配がほしいときもあります。そういうときに犬や猫を飼いたいという方は多いのではないでしょうか。会話はできませんが、こちらの言葉をある程度理解してくれるのも嬉しいですよね。生き物の気配があるだけで安心するという方もいて、犬だとさらに安心するようです。
またそこから少し気持ちは変わりますが、防犯も兼ねて犬を飼いたいという方もいます。小型犬であっても犬がいれば防犯になるのではないか、ということですね。たしかに犬は飼い主さんを守ろうとしたり、異変を感じたりすると吠えて知らせてくれます。
単純に動物が好き
ただ単純に動物が好きで飼いたい、という方も多いと思います。昔から犬と暮らしていたり、ずっと憧れていて飼いたいという方もいますよね。好きだから一緒にいたいというのはとても自然な感情です。
犬を飼いたいと思ったら
家族やパートナーと相談する
まずは一緒に住んでいる家族やパートナーに犬を飼いたいことを伝えましょう。いつ頃飼いたいのか、どんな大きさの犬を飼いたいのか、そういったことが決まっていれば伝えると良いですね。相手にアレルギーがないか、持病などがある場合には悪化する原因にはならないかを考えてみましょう。
また犬を飼うことで起きるメリットとデメリットを確認するのも良いですね。犬を飼うということは飼う前よりも時間やお金、場所などがとられてしまうことは確実です。一緒に住んでいる人がそれに理解を示し、犬を飼うことに同意してくれなければ飼うのは難しいでしょう。犬の最期も看取ることも考えて飼うかどうかを考えてください。
必要なもの・ことをリストアップする
飼うことが決まったら、何が必要かリストアップしてみましょう。リストアップしておけば忘れることはありませんよね。飼うものだけではなく、必要なことも出しておきましょう。
例えばワクチン接種や市町村への登録など忘れてはいけないものを書いておくといいですね。リストアップしたものを家族やパートナーと共有して確認するのも忘れずにやっておきましょう。いつでも確認できるようにスマホにメモしたり、部屋の目立つところにおいておいても良いですね。
自分に合う犬種を考える
犬を飼う環境に合う犬種を考えてみましょう。例えば狭いアパートや散歩にあまり時間をとれないのに、運動量が必要でスペースも広くとらなければいけない大型犬を飼ってしまったりすると犬も飼い主さんも大変ですよね。
また寒い地域で生活している犬を暑い地域で飼うことも大変です。クーラーなどの設備がないと厳しいでしょう。自分の生活環境や体力を考慮して飼う犬種を決めてください。自分が特定の犬を欲しくても、あまりにも環境に合わない犬を飼うと可哀想なので絶対にやめましょう。
まとめ
犬を飼いたい理由は色々あると思いますが、今回は3つご紹介しました。犬は昔から人間と暮らし、ともに生きてきた動物です。その存在は癒やしや防犯など様々な面で人間にとってプラスになる存在でした。しかし犬を飼うことは楽しいことばかりではありません。犬に対する期待はしても良いと思いますが、期待通りではなかった、大変だったという理由で手放したりいじめてしまうことがないようにしたいですね。
そのためにはまず飼う前に家族で話し合ってメリット・デメリットを理解したり、必要なものやことをリストアップすることが大切です。犬のことを理解してちゃんと受け入れることで、とても大切なパートナーになることでしょう。