犬が頑張りすぎるのは良くないこと?
愛犬がどんなに楽しそうに遊んでいたとしても、頑張ることと頑張りすぎることは別になります。「頑張る」という言葉は忍耐や努力などを意味しているので「頑張りすぎる」と言うのは耐えすぎている、無理をしていると言うことになってしまいますよね。
人間でも頑張りすぎている状態に気づけない時があるくらいなので、犬はなおさらかもしれません。日常的に頑張りすぎてしまうと、もちろんストレスにつながってしまうので、あまり良くないことだと思います。なかなか気づくことが出来ない、犬が頑張りすぎている状況をお伝えしていきます。
犬が頑張りすぎてしまうシチュエーション3選
1.強い要求がある時
犬はどうしても叶えたい強い要求がある時、とても頑張ってまるで喋るかのように吠えることがあります。いつもの吠え方とはまったく違い、気持ちを伝えようと「キュ~ン」や「グゥゥゥ」と鳴いている愛犬の声を聞いたことはありませんか?
我が家の愛犬の場合、お散歩やオヤツの要求で吠えることはありませんが、夫が仕事に行く時だけ必死で「行かないで」と吠えています。楽しくて軽快に「ワンワン!」と吠えている時とはまったく違う吠え方で、一生懸命頑張って吠えているのが伝わってきます。
2.楽しいことがある時
ゴールデンウィークやお盆休みなど長い連休があると、愛犬を連れて色んな場所に出掛けるご家庭も多いと思います。いつもとは違う散歩コースで少し遠出する方もいるでしょうし、愛犬と共に旅行をするご家庭もあると思います。いつもとは違う場所に、違う景色。環境の変化を楽しめるタイプのワンちゃんであれば、旅行も思う存分楽しめるはずです。
大型連休の後にぐったり疲れて眠っている愛犬を見たことはありませんか?犬も人間と同じで、連休は楽しく過ごす事はできるものの、日常が戻ってくると連休疲れを感じるようです。疲れた身体でも大好きな飼い主さんから「お散歩行くよ!」と声をかけられると、つい頑張ってお散歩に行ってしまうことがあると思います。
運動のさせすぎも実は犬のストレスにつながります。連休後は愛犬の眠りがいつもより深いようであれば、疲れを癒すためにもしっかり眠らせてあげて、体力を回復させる時間にあてましょう。
3.興奮した時
犬は興奮した時にも頑張りすぎてしまうことがあります。人間もそうですが興奮してしまうと体や心の疲れに気づきにくくなるので、ついつい頑張りすぎてしまいます。犬の興奮は大きく分けると2つあります。「嬉しい」と言う感情からの興奮と「警戒心」からくる興奮です。
犬が頑張りすぎてしまう興奮とは?
犬の興奮とは
犬は興奮してしまうと、なかなか落ち着いてくれないので、興奮しないしつけが出来ていると1番よいのですが、なかなか上手くいかないのが現実だと思います。
嬉しい時の興奮は飼い主さんの帰宅時や、好きなオモチャで楽しく遊んでいる時、また久しぶりに会える大好きな人や犬の友達などに会うと興奮は高まるでしょう。警戒心による興奮は苦手な大きな音(雷や花火)が聞こえてきた時や、苦手な人や犬に出会ってしまうと警戒し、興奮と共に吠えてしまうこともあると思います。
犬の興奮は飼い主さんがコントロールしてあげましょう
どちらの興奮も感情の高まりを愛犬が自ら落ち着かせるのは困難なので、飼い主さんが上手にコントロールしてあげる必要があります。警戒心からくる興奮は苦手なものから遠ざけるのが1番です。嬉しい感情からくる興奮については、愛犬の喜びを表現しているひとつの方法でもあるので少しは受け入れてあげたい気もしますが、興奮して頑張りすぎると事故や怪我につながる恐れがあるのでやはりコントロールしてあげましょう。
「マテ」「オスワリ」「フセ」などのコマンドによるしつけがしっかり出来ていると、興奮している犬を少し落ち着かせることが出来ます。上手に指示にしたがえたらオヤツをあげるなどしてしっかり褒めてあげましょう。この3つのしつけは、ご自宅の中でもお散歩中でも事故につながってしまうような、急な出来事に対する事故防止になりますので是非覚えてもらいましょう。
まとめ
犬が頑張りすぎてしまうシチュエーションは、主に興奮して気づかない時、また楽しい出来事を拒否出来ない時に多いように思います。楽しそうに遊んでいると、つい無理をさせてしまうこともあると思いますが、愛犬の体調を考慮しクールダウンの時間も作ってあげましょう。