怖がりな犬にしてはいけないNG行動8つ
犬の中には怖がりで臆病な行動を取るタイプの子がいます。散歩で会った人にやたら吠えたり、後ずさりしながら歯をむき出しにしたりするのも特徴で、つらい経験をした保護犬にも怖がりな犬は多いです。
怖がりな性格になってしまった原因には色々ありますが、少しでも改善していくことが犬のためになります。ただ、どう接していけばいいのか迷ってしまう人は、まずは、怖がりな犬にしてはいけないNG行動8つを参考にしてください。
1.「おいで!」と声をかけること
怖がりな犬にとって、急に声を掛けられたり、無理やり外に連れ出そうとする人は自分の敵のように感じています。たとえ飼い主さんが相手でも、そんな行動はつらい経験にしかなりません。
2.大きな声で叱る
大きな音に過敏に反応する犬に、大きな声で叱ることは逆効果になります。雷や車のクラクションなどに怯えてしまっている状態な犬にとっては、大きな声で叱られることはトラウマになる可能性もあるのでやめましょう。
3.長時間一人で留守番をさせない
怖がりな犬にとって、信頼できる飼い主さんが見えない状態はとても不安になるものです。過去に閉じ込められたなどのトラウマを持つ犬であれば、ペットホテルに預けることも難しくなります。
4.上から見下ろさない
人間から見下ろされると恐怖心が増してしまうので、怖がりな犬には地べたに座って接して目線を下げてください。安心感を与える状況にするのが大切です。
5.いきなり体に触る
犬を見て「可愛い!」と触れようとする人がいますが、そんな人は怖がりな犬にとっては怖くてたまらない存在です。思わず噛みついてしまうこともあるので、十分注意を払ってください。
6.無理やり手からエサを与えようとする
人間と接することに慣れていない犬には、手からエサを与えようとしても嫌がるでしょう。少しずつ慣らすことは大切ですが、それまではエサを置いて放っておいてあげて様子を見てください。
7.小さな子供が触ってしまう
自宅に小さな子供がいる環境であったり、散歩先で小さな子供に出会う場合も要注意。怖がりな犬は突然触ってくる子供を嫌っています。思わず噛みついてしまう事態にならないためにも飼い主としてできる環境作りを考えてみてください。
8.ドッグランで慣らそうとする
社会性を付けるためにはドッグランは有効ですが、怖がりな部分を克服していない内に連れて行くのは逆効果になることがあります。自分に自信がついてから、ドッグランには連れ出してみてください。
怖がりで臆病な犬のしつけ方
家の外に出るとコミュニケーションが上手くいかない愛犬を見ていると、飼い主としてもつらくなりますよね。成犬になってからでも怖がりな性格は改善できます。怖がりで臆病な犬のしつけ方をぜひ参考にしてください。
なるべく外へ連れ出してみる
外でのルールや環境に馴染めないのは、お家の中だけで行動していることが原因だったりします。世界に慣れさせるために、積極的に外へ連れ出してみましょう。そして、外でも飼い主さんの言うことに耳を傾けられる心の余裕が持てることを目指してください。
いきなり触る人から守る
飼い主さんがいれば安心だということを教えるためにも、「この子は怖がりなんです」と散歩で出会った人に教えてください。いきなり触る人から守ってあげてくださいね。
体を撫でて緊張をほぐす
体を触られて震えたりうなり声をあげる犬には、触られることに慣れさせましょう。体のあちこちに触れる機会を増やして、緊張感が走らないように訓練していきます。気長に構えて、ゆっくりと行ってくださいね。
まとめ
怖がりな犬はとても慎重でデリケートな心を持っています。まずは安心できる環境を整えて、自分に自信が持てるように接していきましょう。緊張をした心をほぐすように、しつけを行ってみてください。