犬にするべきではないNGスキンシップ4選

犬にするべきではないNGスキンシップ4選

犬の飼い主の皆さんは普段、愛犬にどのようなスキンシップをしていますか?飼い主さんがよかれと思っているスキンシップが、じつはNGということもあるかもしれません。この記事では、『犬にするべきではないNGスキンシップ』についてご紹介します。

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愛犬にNGスキンシップをしていませんか?

悲しそうな表情のパグ

愛犬との信頼関係や絆を深めたり、維持したりするために、スキンシップは欠かせません。スキンシップを怠ると、愛犬との関係にすき間風が吹いてしまいます。ですから、愛犬が何歳になっても、毎日愛犬に触れる時間を持つことが大切です。また、NGなスキンシップをしないことも大切です。飼い主さんに悪気はなくても、NGなスキンシップをしてしまうと、愛犬に恐怖心やストレスを与えてしまったり、病気やケガにつながってしまったりすることがあるので注意が必要です。

では、どのようなスキンシップがNGなのでしょうか?ぜひこの機会に、愛犬にNGスキンシップをしていないか、チェックしてみてくださいね。

NGスキンシップ①高い高いをする

高く持ち上げられる犬

小さい子供をあやしたり喜ばせたりするために、高い高いをすることがありますね。その感覚で、愛犬を頭上に持ち上げて高い高いをしていませんか?

高いところが苦手な犬は多いため、高い高いに恐怖を感じる犬も多いと考えられます。中には高い高いを喜ぶ犬もいると思いますが、関節を痛めたり、何かの拍子で落下してケガをしたりする危険性があるので、おすすめできません。

NGスキンシップ②犬の体に負担をかける抱っこをする

縦抱っこをされるシーズー

抱っこが嫌いな犬もいますが、診察台や車に乗せるとき、病気やケガで歩けないとき、介護が必要になったときなど、さまざまな場面で抱っこは必要になります。ですから、抱っこをスキンシップの一環に取り入れて、日頃から抱っこに慣らしておきたいものです。でも、犬の体に負担をかける抱っこをするのはNGです。

例えば、縦抱っこは犬の腰に負担をかけ、椎間板ヘルニアを誘発します。仰向けの抱っこは、心臓や肺に負荷がかかったり、腰を痛めたりします。また、赤ちゃんを抱き上げるときのように、正面から犬の脇の下に手を入れて抱き上げるのもNGです。犬の体重の負荷が脇に集中するため、前脚のつけ根の関節を痛めてしまうことがあります。

小型犬、中型犬、大型犬それぞれに安全な抱っこの仕方があるので、愛犬にはどのような抱っこをしたらいいのかを知り、愛犬の体に負担をかけないようにしましょう。

NGスキンシップ③触られるのが苦手な場所をいきなり触る

怒る柴犬

信頼する飼い主さんに優しく体をなでてもらったり、マッサージしてもらったりするのが好きな犬は多いです。なでたりマッサージしたりする手で愛犬へ愛情を伝えることができ、よいスキンシップになります。注意しなくてはいけないのは、犬にも触られるのが苦手な場所があるということです。例えば、尻尾や足先など体の先端部分、口の周りなどをいきなり触ると、唸ったり噛んだりすることがあるので注意が必要です。

苦手な場所をいきなり触らないようにするだけではなく、その場所を触られることに慣らす必要もあります。動物病院での診察、日頃のお手入れや健康チェックなどを考えると、体中どこを触られても平気にしておかなくてはいけません。触られるのが苦手な場所も、おやつを与えながら少しずつ触る面積や時間を増やすなどして慣らしていき、触られても平気な場所にしましょう。

NGスキンシップ④キスをする

女性とキスをするビーグル

愛犬にキスをするのが習慣になっている飼い主さんもいらっしゃると思いますが、犬の唾液が人の口の中に入ると、人獣共通感染症(人と動物の両方に感染する病気)に感染するリスクが高まります。また、人の唾液から虫歯菌や歯周病菌を犬に感染させてしまうこともあります。

ですから、愛犬に飼い主さんの口周りをなめさせることを含め、愛犬とのキスは避けたほうがいいでしょう。愛犬とのスキンシップは大切ですが、お互いの健康のために過度にならないように注意しましょう。

まとめ

幸せそうなカップルとラブラドール・レトリーバー

いかがでしたか?愛犬にNGスキンシップをしていませんでしたか?わが子のようにかわいい愛犬には、ついつい子供にするようなスキンシップをしてしまったり、スキンシップが過度になってしまったりしがちです。でも、犬は人とは違う生き物です。このことを理解して適度な距離感を持ちつつ、愛犬の気持ちも考えて、上手にスキンシップを取るように心掛けましょう。

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