犬のお留守番は何時間までならOK?

犬のお留守番は何時間までならOK?

ほとんどの家庭で犬が一人でお留守番をしている時間があるでしょう。また、多くの飼い主さんが犬は何時間までお留守番をすることができるのか?ということを気にしているようです。ここでは犬が心身ともに無理なくお留守番をできる時間について考えてみたいと思います。

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基本の留守番時間は8時間以内を目安に

窓の外を見る犬

みなさんの愛犬は1日にどれ位の時間お留守番をしているでしょうか?家庭の構成人数や状況に応じてそれぞれ異なると思いますが、共働き世帯などでは平均10時間程度のお留守番をさせていると考えられています。しかし、理想を言えば日常的な犬のお留守番時間はできるだけ短い方がいいでしょう。トイレや食事、散歩などのリズムを整えて健康的な生活を送らせるため、そして飼い主さんとたっぷりコミュニケーションを取って気持ちを満足させるためにも一緒に過ごせる時間をできるだけ取ってあげることが大切です。

また、犬の安全確保のためにも長時間お留守番をさせるよりも短い時間で状況を確認できる方が安心です。家族が多い場合にはそれぞれの生活スタイルにバラつきがあるため、犬が家で一人きりになる留守番時間は短くなる傾向にあるのでその点では安心感が大きいでしょう。

犬がトイレを我慢できるのは12時間程度

トイレの失敗をした子犬

犬のお留守番で気になることのひとつにトイレの問題があると思います。室内飼いでも外でしかトイレができない・させていないという家庭は少なくないので、そういった家庭では特に長時間のお留守番に注意が必要です。

健康な成犬では12時間程度トイレを我慢することもできるとされていますが、子犬や老犬の場合はそんなに長い時間我慢することはできませんし個体差もあるので無理に我慢を強いるような生活にならないように気をつけましょう。時々12時間以上のお留守番をさせることがあるのは問題ないと思いますが、日常的に12時間以上のお留守番を続けトイレを我慢させていると膀胱炎や尿路結石などの病気を引き起こす可能性があります。

特に寝床を汚したくない神経質なタイプの犬や日本犬はかなり長時間トイレを我慢してしまう傾向にあるので、飼い主がきちんと時間を管理してあげてください。外でしかトイレをしない犬も12時間まで我慢できるからといって1日2回しか外に出さないのではなく、少なくともプラス2回位はトイレをさせるタイミングをつくりましょう。

留守番時間は犬のライフステージに合わせる

綿を散らかしている犬

犬の日常的なお留守番は8時間以内を目安にしてあげるといいとされています。しかし、子犬や老犬、飼い始めたばかりの犬はさまざまな点において細やかなケアが必要なので留守番時間も短めに設定してあげる必要があります。長時間のお留守番では犬にストレスが溜まってしまったりトイレを我慢しすぎてしまったりして心身ともに負担を感じてしまうこともあるので、家族で協力をしてできるだけ短い時間のお留守番になるように工夫をしてあげましょう。

ただし、お留守番を一切させないと一人で過ごすことになれておらず、いざお留守番が必要になったとき強いストレスを感じて分離不安になってしまう可能性もあります。そのため、小さな時期から家の中で一人で過ごす時間をつくったりして留守番に慣らすトレーニングも必要です。

まとめ

ベッドに座る女性と犬

犬を飼っていても私たち飼い主は仕事やさまざまな用事で外出しなければならないことが多く、必然的に犬のお留守番時間ができてしまいます。犬は基本的に飼い主さんと一緒にいることを好むので、12時間を超えるような長時間のお留守番でできるだけ控えるようにして挙げるといいと思います。しかし、それぞれ家庭の事情があり犬のお留守番時間が長くなってしまうということもあるでしょう。

そうした場合には仕事がお休みの日にたっぷり散歩に行ったり、短い時間でも日々スキンシップの時間をつくったりして愛犬と向き合う時間をしっかりとつくってあげてください。また、犬の成長過程や健康状態などに合わせてお留守番時間を変化させたり環境を整えたりしてあげることも大切です。

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