愛犬のために貯金は必要か?
みなさんは愛犬のために貯金をしていますか?犬を飼うためにはお金がかかるということはよく言われていますが、実際どの程度のお金が必要になるかまでは詳しく考えていない人も多いでしょう。食事代やワクチン代など月々かかる費用はそれほど高額にはならないため、家計の中から出すことができると思いますが、怪我をしたり病気になったときなどは思わぬ出費になることもあるので注意しましょう。犬のために貯金が必要と考えられるのはやはり医療費のためだと思います。健康保険のない犬の場合、レントゲンや血液検査などで数万円かかったり手術で数十万円かかったりすることもあるので、こうしたときに貯金が必要だと考えられます。
ある調査会社が1,000名を対象に行ったアンケートでは、万が一のためのペット貯金をしている人は約26%で、貯金額の平均は295,102円となっています。最も貯金額が多かったのは40代の飼い主で、これは猫を飼っている人にも同じ傾向が見られました。また、愛犬が病気になった時のためにペット保険に入っているのは約28%で月額保険料の平均は3,169円ということです。
犬を飼うためにかかる費用について
犬を飼うために必要な費用としては、毎日の食費やトリミング代、ワクチン&害虫駆除薬代などが最低限かかります。さらにおもちゃやおやつ、首輪やリード、ケージ、服などにお金をかけているという家も多いでしょう。その他必要に応じてペットホテル代やトレーニング代、ペット保険料などの費用がかかることも。日常的にかかる費用は犬の大きさや飼い主さんの考え方によって大きく異なりますが、平均して月々1~2万円程度とされています。また、ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査では犬の生涯飼育費用は約150~200万円ということがわかっています。ただし手術や特殊な治療が必要な病気になった場合などには、短期間で高額な治療費がかかることもあるのでこの限りではありませんので貯金について考える必要があるのです。
愛犬のための貯金目安額
上記でも愛犬のために貯金をしている人の割合や平均額を紹介しましたが、いくら貯金しておけば安心かということについては非常にむずかしい部分になってくるでしょう。犬のために貯金しておくべき場合というのはやはり犬が病気になったときのことを考えてのことだと思います。犬の場合は人間のような健康保険が少なく、高度医療に関する助成などもありません。そのため病気や怪我の治療は全て自費になる可能性があり、医療費が高額になるということがめずらしくありません。愛犬が将来病気になるかどうか、またどんな治療が必要になるかということなどはいくら考えてもわからないことですから、いくら貯金があれば安心かということについても上限はないと考えられます。
とは言え、金額の目安がないと貯金をするのもなかなか…というのが正直なところでしょう。さまざまな怪我や病気で検査、手術を受ける場合を想定していざというとき50万円程度は動かせる貯金があれば治療の選択肢も増えると思います。子犬の頃から年間5万円程度を目安に貯金しておくと老犬になったときなどにまとまった金額になっていると思うので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
犬を飼うためには「犬が好き」という気持ちを持つことが大切ですが、15年前後生きる犬を一生涯守っていくためにはある程度のお金も必要です。日常的にかかる食費などとは別に、年を重ねたときにリスクが高まる病気の治療費などのために年間5万円程度貯金しておくことをおすすめします。犬の手術などには高額な費用がかかる可能性もあるので、いざというときのためにある程度まとまったお金を用意しておくことができれば最善の方法を選ぶこともできるでしょう。