1.ベッドの下
ベッド派の方はまずベッドの下を覗いてみましょう。ベッドと床の間は暗くて狭い空間なので、犬はコッソリ潜り込んでいるかもしれません。寝室は日中に家族の往来が少ないので、静かにお昼寝しているかもしれません。カワイイあんよや鼻先が隠れずに飛び出ていることも!(笑)
2.ソファーの下や後ろの隙間
ベッドの下と同様に、ソファーの下の隙間も狭くて暗いため犬が隠れがちな場所です。また、ソファーの後ろや壁との隙間などにも隠れている場合があります。体にフィットするくらいの狭い隙間が犬は大好きなのです。
3.カーテンの裏
カーテンの裏は日が当たり暖かいので、犬が日向ぼっこをしながらお昼寝をしていることもあります。カーテンの感触も安心するのかもしれませんね。ソファーやベッドの下に入りきらないサイズの子はカーテンなら隠れられますからね。
4.ブランケットの中
飼い主さんや自分の匂いがするブランケットが犬は大好きです。肌寒い時にはすっぽりとくるまっていることもあり、特に体の小さい小型犬の場合はどこに行ったか分からなくなってしまいます。気付かずに踏んでしまう危険があるので、我が家では掛布団やブランケットは踏みつけ禁止にしています。
5.靴箱の下の隙間
靴箱の下にスペースがある場合、犬が好んで隠れていることがあります。玄関の床はひんやりした素材のことが多いので、夏場は寝転がって体の熱を冷やすのにピッタリです。また、玄関は賑やかなリビングから遠いため、ひとりで静かに過ごしたい時にコッソリ行くこともあります。
6.クローゼットの中
クローゼットが開いている場合、犬が入り込んで隠れていることもあります。クローゼットには飼い主さんの洋服がたくさんあるため、飼い主さんの匂いに包まれて安心するのかもしれません。また、クローゼットの収納ボックスの隙間は暗くて静かなのでヒッソリ隠れるのに適しています。気付かずに閉じ込めてしまわないように注意しましょう。
犬は狭くて暗くて静かな空間が好き
犬の祖先であるオオカミは、暗く狭い巣穴で仲間と身を寄せ合って暮らしていました。その習性がまだ残っているので、犬は狭くて暗く静かな空間にいると安心するのです。
こんな空間が好き
犬が好む空間は
- 方向転換がギリギリできる
- 丸まった状態で収まることができる
- 人の往来が少ない静かな部屋
- 真っ暗ではないが、暗い場所
などです。もし家の中で愛犬が見当たらなくなった場合は、家の中のこのような場所を探してみましょう。
なぜ犬は隠れてしまうの?
犬が隠れる理由
犬が隠れてしまう理由は
- 静かに過ごしたい
- びっくりしたり、恐怖や不安を感じた
- 嫌なこと(爪切りやシャワーなど)から逃げたい
- 体調不良
- 認知症
などが挙げられます。
犬は狭くて暗い場所が安心するので、何か怖いことや嫌なこと、不安があるときに防衛本能として隠れてしまうことがあります。
無理矢理に引っ張り出さない
隠れた先で犬は静かに過ごしていたり、恐怖を感じて身を潜めていることが多いので、無理矢理に引っ張り出してしまうのは良くありません。不安や恐怖を感じている場合は、心が落ち着けば自分から出てきますので大丈夫です。爪切りやお風呂を嫌がって逃げ込んでいる場合は、無理矢理に引っ張り出してしまうと余計にパニックになってしまうこともあります。
体調不良や認知症が原因のことも!
中には体調不良で隠れた場所でぐったりしていたり、認知症でその場所から出る方法が分からなくなってしまっている場合もあります。犬が隠れてしまった時には異変がないかチェックしてあげましょう。
犬にはひとりの時間も大事
クールな性格の子もいる
柴犬のようにもともとクールな性格を持ち、四六時中構われるのを苦手とする犬種もいますし、個々の性格によっても「ひとりの時間が好き」という子もいます。
シニア犬は穏やかに過ごしたい
シニア期に入って歳を取ってくると体力が落ち、睡眠時間も長くなるため穏やかに過ごすことを好むようになります。
ひとりの時間も必要
愛犬がひとりで寝ていたりするとちょっと寂しく感じますが、ひとりで居られるということは家の中が安心な場所で飼い主さんを信頼しているという証拠でもあります。犬には飼い主さんと一緒にいる時間と同じようにひとりの時間も必要なのです。
まとめ
あんなところやこんなところ…愛犬が気配を消して変な場所に隠れている姿はおもしろい光景です。爪切りを取り出した瞬間にすごい隙間に隠れてしまって、なかなか出て来てくれずに困ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?中には体調不良や認知症などが原因で身を潜めてしまっている場合もありますので、犬が隠れてしまった時にはそっと様子を見に行ってあげてくださいね。