1.鳴き声がうるさい
犬がきっかけのご近所トラブルの代表が、鳴き声についての苦情です。特にアパートやマンションなどの集合住宅に住んでいる場合には、ペット飼育可の物件であったとしても、十分な配慮が必要です。過去には犬の鳴き声が原因で隣人が精神異常を来したとして訴訟にまで発展し、飼い主が損害賠償を請求されたケースもあります。
無駄吠えをやめさせるには、しっかりとしつけを行うのはもちろんのこと、犬の心身にストレスを溜めないように飼育することが大切です。どうしても自分だけではコントロールできない場合には、プロのドッグトレーナーに相談するのも1つの方法ですよ。
2.においが臭い
鳴き声による騒音トラブルと同様に訴訟にまで発展したケースが、悪臭です。とはいえ、普通に生活していれば、周囲に迷惑をかけるほどの悪臭は発生しません。このケースで多いのが、犬の糞尿を適切に処理せずに放置していたことによります。故意に糞尿を放置するような飼い主は稀ですが、そのつもりはなくても、お散歩で拾ってきたうんちや交換したトイレシートをゴミ出しの日までと思ってベランダに溜めておいた結果、匂いが発生して隣人から苦情を受けてしまうようなケースもあります。特に夏場には注意が必要です。
犬の排泄物に関わるゴミは防臭ゴミ袋に入れたり、ゴミ袋を二重にしたり、なるべくこまめにゴミ出しをするなど、なるべく匂いが漏れないように工夫しなければなりません。
3.トイレのマナーが悪い
お散歩中に愛犬がうんちやおしっこをしたとき、あなたはどのように処理していますか?うんちは必ず拾って持ち帰ること、おしっこは水をかけて流すのが最低限のマナーです。これらを守っていないと、どんな苦情を受けたとしても文句を言うことはできません。また、そもそも、おしっこやうんちをさせる場所を選ぶことも大切です。他人の家の庭先はもちろん、神社仏閣の敷地内といった聖域や、子供が遊ぶ公園の芝生や植え込みなどは避けなければなりません。
こういったマナーを守れないと、周囲から苦情を受けるだけでなく、犬が立入禁止の場所が増えることにつながり、結果的に愛犬と一緒に行ける行動範囲を狭めてしまうことになるのです。
4.お散歩のマナーが悪い
愛犬とのお散歩で気をつけなければならないのは、トイレのマナーだけではありません。愛犬をノーリードで歩かせたり、リードを長くして持っていたりするのも苦情につながるマナー違反です。自分が愛犬家であると、犬が嫌いだったり苦手だったりする人がいることを忘れがちになってしまいます。ですが、急に犬が寄ってきたり、近くを通ったりするだけでも恐怖を感じる人もいます。そういった人たちから苦情を受けないためにも、また、無用な事故を招かないためにも、お散歩のマナーを見直す必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?飼い主さんの注意1つで、愛犬が愛される存在になるか、嫌われる存在になるかは決まってしまいます。どのようなことが苦情につながるのかをしっかり把握し、かわいい愛犬を周囲のみんなから愛される存在にしたいものですね。