犬が散歩中に興味を惹かれるもの6つ

犬が散歩中に興味を惹かれるもの6つ

お散歩中、さっきまでスタスタと歩いて愛犬が突然立ち止まってしまうことってありますよね。今回はお散歩中に犬が興味を惹かれるものについてまとめてみました。一体何が犬の心を掴んでしまうのでしょうか?

1.他の犬

鼻であいさつする二匹の犬

顔見知りの犬だけでなく、知らない犬に対しても気になって足を止めてしまうこともあります。

友好的かどうかはその子による

お散歩中の他のワンちゃんに気付くと「近付きたい!」とソワソワしてしまったり、逆に「近寄らないで!」とワンワン吠えてしまうこともあります。やはり犬は犬同士が一番気になってしまうのでしょう。自分の子が友好的であっても、相手のワンちゃんが「近付いてほしくない」と思っていることもありますので、飼い主さん同士が節度を持って関係を築いてあげるのがマナーです。

遠くの犬に気付いて気になっていることも

すれ違うワンちゃんだけでなく、犬は耳と鼻が利くので遠くのワンちゃんの気配や吠える声、中には上の階のベランダから顔を出しているワンちゃんを見つけて気になって立ち止まってしまうこともあります。耳がピーンと立って立ち止まっている時には、遠くのワンちゃんの声を聞いているのかもしれませんね。

2.通行人

通行人が気になるトイプードル

犬を連れた飼い主さんに対してだけではなく、犬を連れていない通行人の方に対しても愛犬が気になってしまうこともあります。

ただジッと見つめている

通行人に吠えたり怯えたりするわけではなく、ただ足を止めてその人近くに来るまで待っていたり、ジッと見つめていたり、時にはその方がすれ違った後も振り返って見つめていたり…しかも、通行人全員にするわけではなく、時々するという様子を不思議に思っている飼い主さんも多いのではないでしょうか?

「どんな人なんだろう?」という好奇心

吼えたり怯えたりせず、ただじっと見つめている場合、通行人に対して犬が興味を惹かれてしまうのは「どんな人なんだろう?」と好奇心を持っているからということが理由の1つです。もしかしたら通行人の方と目が合っていたので、余計に気になってしまったのかもしれません。人懐っこい子に関しては「もしかしたら私のこと、撫でてくれるかも♪」なんてチャッカリ思っているかもしれませんね。

3.ハトやスズメなどの鳥

ハトを追いかける犬

野生の本能がムズムズしてしまうからか、ハトやスズメなどの鳥を見つけると大興奮してしまう子もいます。(私の愛犬もそうです。)家の中では見ることができない鳥のチョコチョコと歩く姿やニオイに、たまらなく興味を惹かれてしまうのでしょうね。

4.他の犬のオシッコやウンチの臭い

地面を嗅ぐ犬

お散歩中にいきなり止まって、何もない道の一点や電柱をクンクンし続けることがあります。おそらく、他のワンちゃんがウンチやオシッコをした後の場所なのだろうと思います。

ウンチやオシッコのニオイは名刺&縄張りの印

犬にとって他の犬のオシッコやウンチのニオイは自分の名刺のようなもので、ある程度の犬の情報が分かると言われています。そして、オシッコやウンチのニオイは名刺代わりであると同時に縄張りの印でもありますので、犬にとってはスルー出来ないものなのですね。

現物が残っている場合は接触しないように

たまにマナーの悪い飼い主さんが、ウンチを持ち帰らずに残してしまっていることもあります。犬は好奇心を持ってウンチのニオイを一生懸命嗅ごうとするのですが、衛生的に良くないので接触させないようにしましょう。

5.植え込みの葉っぱや土

道の植え込み

犬にとって土や植物、虫などの自然の匂いは、アスファルトと違ってより興味深いのでしょう。散歩道の植え込みを一生懸命クンクンして自然を探索する姿はとても愛らしいですね。もしかしたら、植え込みに野良猫が隠れていたり、猫のトイレのニオイがするのかもしれません。ハトやスズメなどの鳥と同じく、犬にとって猫もまた興味深い存在なのです。

6.落ちている食べ物

ファストフード

犬は人間の食べ物がとにかく大好き!道に落ちているお菓子やポテトなどに敏感に反応してしまいます。飼い主さんはお散歩中は常に「拾い食い」をさせないように注意しなければいけません。

飼い主さんを無視するほど動かなくなってしまう時は

立ち止まってしまった犬と引っ張る飼い主

他の犬を見て興奮してしまったり、拾い食いをしようとしたときに飼い主さんの制止を聞かなくなってしまうこともありますよね。犬は動物なので、集中したり興奮した時にどうしても周りが見えなくなってしまうことがあります。他の犬や人との接触事故や誤飲を防ぐためにも、お散歩中に飼い主さんの指示が聞けるようトレーニングする必要があります。

リードを強く引っ張らない

犬が歩こうとしなかったり、違う方向に進もうとした時にリードを力強く引っ張ってしまうと、犬の首や関節に強い負荷がかかって危険です。力で犬をコントロールするのではなく、どんな状況でも犬が飼い主さんの指示を聞けるようにトレーニングするようにしましょう。

おやつを利用してトレーニングする

お散歩中は少量に小分けしたおやつを持っておきます。ドライフードで代用してもOKです。
犬が動かなくなってしまったり、興奮して違う方向に進もうとした時に「おいで」や「待て」などの号令をかけます。犬がその指示に従って飼い主さんの足元に戻ってきたり、歩き始めたときに「良し」「グッド」などの誉め言葉を言いながらおやつを与えてあげてください。

全部「ダメ」と禁止しない

犬は探検が大好きで、飼い主さんと一緒に様々な「不思議」を探検することが楽しいのです。お散歩の目的は犬の運動不足解消のほかに、外の刺激に触れて犬の心と脳を活性化させてあげる目的もあります。犬の認知症の予防にも、お散歩コースを変えて刺激を与えることやワクワクさせてあげることが良いと言われています。

ですので、犬が立ち止まった時にすべて「ダメ!」と禁止してしまうのはとてももったいないことだと思います。誤飲や接触事故などの危険がなく、花壇を荒らしたり周りの方に迷惑がかからない限り、愛犬には様々な刺激に触れさせてあげましょう。

まとめ

こちらを見ている散歩中の犬のアップ

私の愛犬もお散歩中に犬を連れていない通行人に興味を惹かれ、すれ違った後も振り返って見つめていることもあってとても不思議だなぁと思っていました。知らない人のニオイを察知して「どんな人だろうか?」と研究していたり、人懐っこい子の場合は「もしかしたら私を可愛がってくれるのでは?」なんて思っているのかもしれませんね。
犬は優れた嗅覚を持っており、お散歩中も様々なニオイを探求しています。飛び出しや拾い食いなどの危険がない場合は、時々立ち止まって一緒に様々な「不思議」を探求してあげましょう。犬は共同作業を好む動物なので、飼い主さんと「不思議」を共有して一緒に探求することで、お散歩が愛犬にとってより豊かなものになりますよ。

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