犬が帰宅拒否をする理由
犬が帰宅拒否をする一番の理由は、“まだお散歩をしていたいから”です。
まだお散歩をしていたい理由は、
- 体力を使い切りたいから
- ストレスを発散したいから
- あの公園まで行きたいから
- あの犬に会えるまで待ちたいから
- このコースではなく、あのコースを歩きたいから
- あの角を曲がったところにある家のおじさんに会いたいから
など、犬それぞれに、どうしても譲ることのできない理由があるようです。お散歩に満足することができれば、すんなりと帰ってくれるのですが、そういうわけにもいかないですよね。では、犬が帰宅拒否をするとき、どんな対処をすれば良いのでしょうか。
犬が帰宅拒否をするときの対処法①「“おいて帰っちゃうよ?と言ってみる”」
人間の言葉はわからない犬ですが、飼い主さんが発する言葉から、感情を読み取ることはできます。帰宅拒否をして、地面に転がって動かない犬も、大好きな飼い主さんから“おいて帰っちゃうよ?”なんて言われたら、慌てて起き上がり、帰ろうとするはずです。帰宅拒否をして、地面に転がっている犬の姿も可愛いのですが、焦って必死について来るときの犬の姿も、また可愛いですよね。
犬が帰宅拒否をするときの対処法②「“ごはん食べに帰ろう?”と言ってみる」
お散歩の後のごはんの時間も、犬が楽しみにしている時間ですよね。帰宅拒否をして、動かなくなってしまったときは、“ごはん食べに帰ろう?”と言ってみてください。“うんうん、そうしよう!”と、笑顔で喜んで帰宅するはずです。お散歩の前にごはんの時間を終えているときは、“お家に帰ったらおやつにしようか?”と言ってみると良いと思います。おやつが嫌いな犬はいないですよね。
犬が帰宅拒否をするときの対処法③「いつもと違う角を曲がってみる」
帰り道の途中で帰宅拒否をしてきたら、“じゃあ、今日はあっちに行ってみようか?”と、いつもとは違う角を曲がってみてください。いつもとは違う、というところにワクワクし、行ってみたくなってしまうはずです。少し遠回りになってしまっても、その方が、早く自宅にたどり着けるかもしれません。
犬が帰宅拒否をするときの対処法④「“早く帰らないと〇〇待ってるよ?”と言ってみる」
意外と「これが一番効果がある!」という飼い主さんも多い対処法です。「パパ待ってるよ?」とか「おねえちゃん待ってるよ?」とか「〇〇ちゃん(同居する他の犬や猫)待ってるよ?」など、大好きな家族が帰りを待っているとわかると、“じゃあ、早く帰ってあげなきゃ!”と思ってもらえるはずです。
犬が帰宅拒否をするときの対処法⑤「“行こう!”と言ってみる」
犬が帰宅拒否をしたとき、どんな言葉をかけるでしょうか。「早く帰るよ!」とか「さっさとしなさい!」とか、帰宅しなければならない、と思わせるような言葉をかけてしまいがちです。そうすると、帰宅拒否をしている犬にとっては、ますます帰りたくなくなってしまいます。まだお散歩が続くのではないか、と思わせるような言葉をかけてあげることで、また歩き出すはずです。「行こう!」とか「あっちにする?」とか「こっち行ってみようか?」など、犬が歩き出したくなるような言葉をかけるようにしてみましょう。
まとめ
犬が帰宅拒否をする一番の理由は、まだお散歩をしていたいからです。犬が満足してくれるまでお散歩を楽しませてあげるためには、飼い主である私たちには何ができるでしょうか。私が一番心がけていることは「早起き」です。10分早起きするだけで、愛犬たちのお散歩の時間を、10分増やしてあげることができます。仕事やお出かけの帰りも、10分でも早く帰ってあげよう、と心がけています。たまには、人からの誘いを断るときもあります。そうすると、30分でも1時間でも、愛犬たちのお散歩の時間を増やしてあげることができます。愛犬が帰宅拒否をして地面に転がってしまったら、ぜひ、ご紹介した対処法を試してみてくださいね。