①水に濡れるのが苦手
雨の日の散歩を嫌がる犬の心理として最も一般的だと考えられるのが、水に濡れることが苦手であるということです。水に入ることを得意としている犬種などを除き、足が水に浸かることや顔に水がかかること、体が濡れることを嫌がる犬は多く見られます。
そのため雨の日に水たまりの中を歩いたり、降りしきる雨にうたれたりすることを嫌がるのです。水の中で泳いだり水遊びは好きという犬でも、自分の意思に関係なく顔にかかってくる雨を嫌がるということもあります。また、犬は濡れることで体が冷えることを本能的に嫌がる傾向もあると言われていますので、雨の日に外に出たがらなかったり、散歩を早く切り上げようとするのは無理もないことかもしれません。
②レインコートを着るのが嫌い
今では多くの家庭で犬を室内飼いしていると思います。その影響もあり、雨の日のお散歩時には犬がびしょぬれになってしまわないようにとレインコートを着せている人も少なくないでしょう。しかし元々服を着慣れていない犬や服を着ることが嫌いな犬をはじめ、多くの犬がレインコートを着ることに抵抗感を感じているようです。
ガサガサと音がして着ていると動きにくくなるレインコートは人間でも嫌がる人がいます。ましてはその機能性が理解できない犬にとっては、ただただうっとうしいだけの服となってしまい、レインコートを着させられる雨の日のお散歩を嫌がるようになってしまうのです。
犬がレインコートを嫌がる場合には、ガサガサとした音が鳴らないタイプのものを選んだり、撥水性のあるジャージ素材の服などを選んだりすると抵抗感も少ないと思います。今では便利な“雨の日グッズ”がたくさん販売されていますので、愛犬にあったものをぜひ選んであげてくださいね。
③思うように遊べずつまらない
犬が雨の日のお散歩を嫌がる理由として、雨の日の散歩がつまらないということも考えられます。雨の日はできるだけ犬も飼い主も濡れないようにと散歩を軽く済ませたり、排泄が済んだらすぐ帰宅したりという家庭は少なくないでしょう。また、いつもは公園などで走って遊んでいても雨の日はドロドロになってしまうので遊びはカット、ということもあるでしょう。
そのため、外で遊ぶことが好きな犬にとっては雨の日の散歩がとてもつまらないものに感じてしまうのです。ただ足早に歩くだけの散歩や排泄のためだけの散歩に魅力を感じず行きたがらないというのも、遊び好きな犬の心理を考えれば当然のことかもしれませんね。
まとめ
普段は散歩が大好きな犬でも雨が降っている日の散歩は嫌がるというケースはめずらしいことではありません。水に濡れること自体が苦手な犬もいますし顔にかかる雨や激しい雨音を嫌がる犬もいます。また、雨を避けるために着せられるカッパに抵抗感を感じていたり、飼い主さんが持っている傘を怖がる犬も。雨の日には思いっきり遊べないということも多いですし、飼い主さんも早く散歩を終わらせようとセカセカとしてしまいその雰囲気が嫌だという犬もいると思います。
雨の日は普段の日の散歩とは違うことがたくさんあり、犬も戸惑ったり慣れることができずにいたりすることもあるでしょう。愛犬が雨の日の散歩を嫌がっている場合は、まずはその理由を探して取り除き、その上で飼い主さんも面倒がらず楽しそうな雰囲気でお散歩にでてあげてくださいね。
傘を持っている人が怖いなど
