1.後ろから思い切りハグをする
犬は飼い主に可愛がられるのが大好きです。実際に愛犬とスキンシップをする時はいつも幸せそうな顔をしてくれる。そんな経験をもつ飼い主はたくさんいることと思います。しかし、そんな犬も大好きなスキンシップが、飼い主の可愛がり方次第では犬が嫌がってしまうことがあるのをご存知でしょうか?
人間の世界では、スキンシップの1つとして『ハグ』があります。大好きな人とハグをするのって凄く愛情や心が満たされるので幸せな気持ちになれますよね?そういった幸せな気持ちを愛犬にも感じてもらおうと沢山ハグをする飼い主はいることでしょう。ですが、意外と犬は頻繁にハグをされるのを苦手と感じることが多いそうなのです。犬がハグを苦手に感じる理由の1つとして、ハグをすることで犬は『服従させようとしている』と感じやすい。というものがあります。
特に犬に対して後ろから思いっきりハグをすると、マウンティング(相手に自分の方が上だと思わせる行為)をしてきていると犬が感じやすいのだとか。可愛い愛犬を見ると後ろからギューッとハグをしたくなってしまいますが、犬にとっては「無理やり服従させようとしてくるー……」となるので、頻繁にハグをしないように気をつけた方がいいかもしれませんね。
2.愛犬が嫌がる場所に連れて行く
愛犬に色々な世界を見せてあげたい!愛犬の社交性や社会性を育てるために様々な場所に連れていこう!と思っている飼い主はいることでしょう。たしかに、色々な場所に出かけて様々な経験をさせてあげるのは素晴らしいですし、社交性や社会性を学ばせたり苦手なものに慣れさせたりするために、様々な場所に連れて行くことも時には必要だと思います。
しかし、出掛けた時に愛犬が凄く怯えたり緊張したりする場合は、愛犬の気持ちを優先してその場所から離れることをおススメします。なぜなら、凄く緊張したり怖がっている時は社交性や社会性の成長を期待できないだけでなく、苦手なものを克服する余裕もないため、愛犬にとってはただ苦痛を感じるだけのお節介となっている可能性が高いからです。
例えば、夏だと愛犬と一緒に花火大会や祭りなどに行く人がいると思います。もちろん、愛犬が怖がっていないのなら問題ありませんが、打ち上げ花火の音や大勢の人の声を聞いて愛犬が怯えてしまう場合は、苦痛を感じてしまうだけなのでできる限り早くその場を離れた方がいいといえるでしょう。
3.無理やり人や犬と仲良くさせようとする
愛犬の社交性を磨くために、たくさんの人や犬と仲良くさせようと頑張る飼い主は結構いると思います。しかし、犬によっては「私は静かに散歩したいのに」と、仲良くさせようとする飼い主の行動をお節介だと感じていることがあります。
もちろん、フレンドリーな性格の方が色々な人や犬と触れ合える機会が増えるので、生活を充実させやすくなることでしょう。ただ、「僕は飼い主や家族がいればそれでいい」と最小限の関わりだけを求めている犬も少なからずいるのです。もし、愛犬がそういったクールなタイプの犬なのにもかかわらず、無理やり色々な人や犬と仲良くさせようとすると苦痛を感じてしまうだけとなる可能性があるのです。
ちなみに、普段他の人や犬と関わろうとしない犬でも、「この子と仲良くしたい!」ということが少なからずあったりします。そういう時は、相手の許可を得た後で思いっきり仲良くさせてあげると、社交性や社会性をグン!と成長させることができますし、心を幸せな気持ちで満たしてあげることができるといえるでしょう。
4.ファッション目的だけで服を着せる
犬の服は人間の子供服のように、可愛いものがたくさんあります。ですので、ついつい愛犬にオシャレをさせようとして可愛い服を着せている。という人は少なからずいると思います。ですが、そういった飼い主の行為は愛犬にとってただのお節介となっていることがあるので要注意となります。
結論からいいますと、犬はオシャレを求めていません。実際に犬に聞いたわけではないので、もしかするとオシャレをしたいと思っている犬もいると思いますが……。多くの犬は服にオシャレを求めているのではなく、『機能性』や『着心地』を気にしていることでしょう。
例えば、夏なのにもかかわらず可愛いからといって厚い生地の服を着せる。ファッション性だけを重視して愛犬の体に合わない動きにくい服を着せる。そういった場合は、愛犬が苦痛を感じて嫌がるだけとなるので気をつけましょう。
本当に愛犬のことを思うのでしたら、オシャレでなくとも機能性や着心地を重視してあげることをおススメします。夏なら熱中症対策ができる涼しい素材の服や保冷剤を入れられる服。冬は愛犬の体に合った動きやすい暖かい素材の服を着せるようにすると、愛犬が快適に散歩をすることができます。もちろん、オシャレで機能性や着心地がバツグンな服があればいうことなし!といえますね。
まとめ
良かれと思ってしていたことが、実はただのお節介で愛犬が嫌がることだった。ということは犬を飼っていると少なからずあると思います。今回ご紹介したもの以外でも、飼い主の行動がただのお節介となっているものがたくさんあるといえるでしょう。
また、犬によって飼い主の行動がお節介かどうかが決まるともいえますので、愛犬と接する時はお節介になっていないか。嫌がっていないか。ということをつねに考えながら触れ合うことをおススメします。
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20代 男性 匿名