高齢者が子犬を飼うメリット
運動の機会が増える
子犬に限らず、わんこと一緒に暮らしていくうえで欠かせないのが、毎日のお散歩です。健康のためにウォーキングや散歩をしているというお年寄りも多いはず。そのお供に子犬がいれば、ますます散歩にも張り合いが出てくるものです。運動の機会が増えることで足腰が鍛えられ、健康長寿に一役買ってくれること受け合いですよ。
笑いが増える
愛くるしい子犬と触れ合っていると、自然と笑みがこぼれてしまいますよね。笑いが増えることで、日々の生活もパッと明るくなるはずです。また、近年の研究では、笑いが糖尿病患者の血糖値を下げたり、ガンを予防したりと、健康にも良い影響をもたらすことがわかってきています。子犬と戯れることで、明るく健康で豊かな暮らしが送れるかもしれません。
社会とのつながりができる
わんこと一緒に散歩をしたり、出かけたりしていると、わんこを介して見知らぬ人と会話をする機会が自然と増えるもの。また、いつも同じ時間帯に散歩をしている「犬友」もできたりしますよね。高齢者の一人暮らしが増え、孤独死などの問題も取り沙汰されている昨今ですが、わんこと一緒に暮らすことで「犬友」ができれば、万が一何かがあったときに気づいてくれる人や、気にかけてくれる人ができるはず。社会とのつながりを持つことで、孤独感も減らすことができます。
高齢者が子犬を飼うデメリット
世話に体力がいる
わんこのお散歩は足腰を鍛えるのに適しているとご紹介しましたが、やんちゃで元気な子犬は、成犬よりも多くの運動量を必要とします。また、遊び方も成犬よりも激しいことが多いうえに、しつけが完了するまでは、トイレの粗相の後始末やイタズラの片付けなど、世話をするのに思った以上に体力を使います。高齢者の場合には、「ついていけない」と感じてしまう可能性も否めません。
最期まで世話ができないリスク
いわずもがな、わんこは人間よりも寿命の短い生き物です。ですが、そうはいっても、最近では平均寿命も15歳前後まで延びてきています。15年という月日は、お年寄りにとっては特に、大きな意味を持ちます。15年の間に飼い主さんが先に亡くなってしまったり、入院することになって家にいられなくなってしまったり、介護が必要な身体になってしまったり。愛犬を最期まで世話してあげられないリスクがとても高まる年月です。「もしも自分に何かあったら」のリスク管理が常に問われます。
それでも犬と関わっていたいときは
デメリットもご紹介しましたが、「それでも犬と暮らしたい」「犬と触れ合えない人生なんて考えられない!」という愛犬家のお年寄りも少なくないですよね。そんな場合には、保護犬などの成犬を迎えるのも1つの方法です。成犬を飼うのであれば、体力面でも、お世話のリスクの面でも、子犬を飼うよりもデメリットは大幅に減らすことができます。また、自宅でわんこと暮らせなくても、保護犬ボランティア団体の活動に参加したり、さまざまな形でわんこと関わって暮らすことは可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?お年寄りが新しくわんこを迎えるためには注意点もたくさんありますが、メリットもそれ以上にたくさんあります。お年寄りもわんこも幸せに充実した余生を過ごせる、そんな素敵なマッチングが少しでも多く起こることを願っています。