大型犬で人気のある犬種
大型犬で人気のある犬種は
- ラブラドールレトリーバー
- ゴールデンレトリーバー
- バーニーズマウンテンドッグ
- フラットコーテッドレトリーバー
- ダルメシアン
- ジャーマンシェパード
- ドーベルマン
- グレートピレニーズ
- シベリアンハスキー
などが挙げられます。
小型犬、中型犬、大型犬といった犬の体の大きさごとの区別がありますが、実は明確な定義はありません。そのため、ペット保険会社によってはその犬種がどの大きさに分類されるのかが違うことがあります。
大型犬を飼うメリット
一緒に運動を楽しめる
体の大きな大型犬は必要な運動量が多く、小型犬よりも体力があります。そのため、大型犬を飼うと一緒にランニングやボール遊び、川遊びなどのアクティビティを楽しむことができます。
遺伝子疾患が少ない
体を小さく改良されてきた小型犬と比べると、大型犬は改良された点が少ないと言えます。改良として人間が手を加えることで遺伝子疾患が現れやすくなりますが、改良数の少ない大型犬は遺伝子疾患が小型犬に比べて起きにくいと言われています。
大きな体に癒される
大型犬の魅力はその名の通り、存在感のある大きな体です。抱きしめたり、寄り添って眠ったりした時に、大型犬は小型犬よりも人間のぬくもりに近いものを感じることができます。
大型犬を飼うデメリット
正しいしつけが必須
小型犬であってもしつけは必須なのですが、もしも大型犬が人に牙をむいたとしたら取り返しのつかない大変な事件になってしまいます。たとえ犬は遊んでいるつもりでも、小さな子供やお年寄りに飛び掛かってしまうと重篤な怪我に繋がります。力の強い大型犬を飼う場合は正しいしつけを行うことが必須でありマナーです。また、散歩のトレーニングも正しく行わないといけません。大型犬にリードをグイグイ引っ張られると力の弱い子供や女性にはコントロールが困難になり、事故や脱走の原因となります。
毎日の運動や散歩が必須
小型犬と大型犬の必要な散歩時間を比較してみると、
- 小型犬は1日15分程度、雨の日は室内での遊びでも代用可
- 大型犬は人間のランニングの速さで30分、これを1日2回程度必要
と、大型犬の運動量が多いことが分かります。
運動量が多い大型犬を飼う場合、運動や散歩を毎日しっかり行ってあげることが必須です。運動量が足りないとストレスとなり、問題行動や病気の原因となってしまいます。一人暮らしや共働きのご家庭である場合には特に、毎日の散歩や運動の時間を作ってあげられるのか考えてみましょう。毎日の散歩のほか、頻繁にドッグランに連れて行ってあげると良いでしょう。
ごはん代がかかる
大型犬は小型犬と比べ、ごはんの量も多くなります。チワワとゴールデンレトリーバーを比較すると、1日分のごはんの量はなんと10倍以上に!大型犬の飼育を検討されている場合は費用のことについても計画しておきましょう。
介護が大変
元気に犬生を過ごすことができたらいいのですが、もしも介護が必要になった場合に体の大きな大型犬の介護は簡単ではありません。26kg~44kgほどにもなる寝たきりの大型犬を病院へ連れて行ったり、抱き上げたりするのは女性には重労働です。大型犬を飼う場合にはもしもの時のことも覚悟しておく必要があります。
まとめ
大型犬を飼いたいと思った時、メリットだけではなくデメリットにも目を向ける必要があります。むしろ、デメリットをカバーできるのか、どのようにカバーするのかということの方が重要なのです。本当に管理ができるか、費用面では大丈夫か、もしもの時にも対応できるかなどをご家族でしっかりと話し合っておくことで、犬も人間もより幸せで快適に暮らすことができます。みなさんもぜひ、大型犬を飼う前に今一度検討してみてくださいね。