1.運動をたくさんさせる
犬が夜泣きをしてしまう原因はいくつかあり、原因の1つには『体力があり余っている』というものがあります。夜寝るまでに体力をたくさん消費できていないと「まだまだ遊びたい~」と、犬が吠えたり元気に走り回ったりすることがあるそうです。特に、狩猟犬や牧羊犬として知られている犬種(コーギーやボーダーコリー、テリア系など)は他の犬種と比べると一日の運動量が多いため、エネルギーが余りやすくなるといえるでしょう。
もし、飼い主が寝る時間帯になっても愛犬が元気そうに吠えたり動き回ったりする場合は、寝る前にオモチャで遊んであげたり散歩の時間を増やしたりして、エネルギーを発散させるようにすると、夜泣きが改善されやすくなりますよ。
2.ご飯を上げる時間帯を変える
犬は「お腹が空いたよ~」と空腹が原因で夜泣きすることもあります。夜ご飯を食べてから寝るまでの時間が長いと犬が寝る頃には小腹が空きやすく、ご飯をおねだりしやすくなります。もし心当たりがあるのでしたら、ご飯の量が愛犬に合っているのか見直してみる、一回にあげるご飯の量を減らしてご飯の回数を増やす(一日に上げるご飯の総量は同じまま、寝る前にご飯を少しあげる)などの対処をすると、夜泣きを改善できることがありますよ。
3.寝床を薄暗くする
『寂しさ』や『不安』を感じることで夜泣きをしてしまう犬はたくさんいます。特にまだ成犬になっていない子犬や家に来たばかりの犬は寂しさや不安を感じやすいので、これらが夜泣きの原因となっていることが多かったりするのです。不安が夜泣きの原因になっている場合は、寝床をなるべく落ち着ける環境にしてあげることで、問題を解消されることがありますよ。
例えば、ケージの中が薄暗くなるように布をかける。ドーム型の犬用ベッドを用意して犬が安心しやすい薄暗くて狭い寝床を作ってあげる。といった対策をすると犬が落ち着きやすくなりますよ。
4.においのついたものを近くに置いてあげる
愛犬が寂しさを感じて夜泣きをしていると感じた場合は、飼い主のにおいがついた衣類を寝床に置いてあげると、愛犬が安心を感じて夜泣きが改善されやすくなります。もし、愛犬が家に来たばかりでまだ飼い主のにおいに慣れていないのでしたら、今まで使っていたオモチャや寝床に使っていた布団、母犬や兄弟犬のにおいがついているものなどを寝床に置いてあげると寂しさを解消しやすくなりますよ。
5.ひとりで楽しめるオモチャを用意する
愛犬が夜中に目覚めたときに退屈を感じて夜泣きをするのでしたら、ひとりで遊べるオモチャを用意すると問題を解決できることがあります。例えば、オヤツを仕込んで遊ぶタイプのオモチャ『知育玩具』は、ひとりでも夢中になって遊ぶことができるのでおススメです。「どうやったらオヤツを取りだせるんだろ?」と頭を使いながら遊ぶことができるので脳トレになりますし、犬の本能である『狩り』の習性を刺激することで心や体が満たされやすく、実際に夜泣きが改善された!と喜ぶ飼い主もたくさんいるみたいですよ。
6.犬の寝床を飼い主の寝ている近くにする
これまでご紹介した夜泣きの改善方法を試しても上手くいかない場合は、愛犬の寝床を飼い主の寝ている場所の近くに設置すると良いかもしれません。たとえ愛犬がまだ家に来たばかりだとしても、飼い主の存在を感じることで安心感を得ることができ、不安や寂しさを取り除いてあげやすくなりますよ。
ただ、ずっと飼い主の近くで寝かせると、愛犬は飼い主の側でしか寝られないようになってしまうことがあります。将来的に愛犬を飼い主の寝室以外の場所で寝かせようと思っているのでしたら、少しずつ時間をかけて愛犬の寝床を離していくようにしましょう。そうすることで、徐々に愛犬が夜泣きせず、ひとりで寝られるようになりやすいそうですよ。
まとめ
犬が夜泣きするときは不安や寂しさ、空腹や運動不足などが原因となっていることが多いようです。今回ご紹介した夜泣きの改善方法は、主に子犬や家に来たばかりの犬に効果的な方法となります。高齢犬になってから夜泣きをすることが多くなった場合は、『痴呆症』や『そのほかの病気』『体の違和感や痛み』が原因になっている可能性があるので、一度病院に連れて行ってご相談してみることをおススメします。
また、子犬や家に来たばかりの犬でも、体に違和感や痛みを感じて夜泣きをすることがあります。ですので、「夜泣きをする原因が全然分からない……。」といった場合は、一度病院に連れて行ってあげてくださいね。