「犬を飼うと幸せになれる」って本当?

「犬を飼うと幸せになれる」って本当?

「犬は人を幸せにしてくれる動物」と言われていますが、その言葉には感情論だけではなくさまざまな根拠があるのです。ここではなぜ犬を飼うと人は幸せになれるのか、その理由を解説します。

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理由①犬を見ると“幸せホルモン”が分泌される

カメラを見上げるポメラニアン

愛犬に見つめられたりアイコンタクトを取ってなでたりしていると、とてもとても幸せなきぶんになりますよね。それは「愛犬のことが大好きだから」という気持ちの問題もありますが、実は幸せを感じることに科学的な根拠もあるのです。さまざまな研究によって、愛犬と目を合わせることでオキシトシンというホルモンが脳内で分泌されることが発見されたのです。

オキシトシンとは

オキシトシンとは人間の親子の間で高め合うことがあると知られているホルモンで、分泌されると幸せや喜びを感じると言われています。そのため“幸せホルモン”“幸福ホルモン”“愛情ホルモン”などと呼ばれているのですが、そのホルモンが犬と目を合わせることで多く分泌するというのです。この現象は他の動物との間では現時点では起こらないと言われており、飼いならされたオオカミの間でさえも起きないと確認されています。私たち飼い主は愛犬とただ目を合わせるだけで幸せな気分になってしまうんですね。

理由②犬がいると家族の対話が増える

犬を囲む家族

犬を飼い始めると家族間のコミュニケーションが増えると言われています。長年一緒に暮らして会話がなくなりつつあった夫婦や思春期などむずかしい時期に入った親子の関係などを取り持つことも少なくなく、自然な会話や笑顔が増えると多くの人が感じているでしょう。険悪になりそうな状況でも、そこに犬がいるのといないのでは全く空気が変わるでしょう。犬は家族が喧嘩をしていたり、誰かが泣いたりしていると寄り添ったり心配そうにそばをウロウロしたりすることがあります。犬は家族の話題の中心にもなりますし、家族間の中和剤にもなってくれる存在です。

理由③犬と一緒に運動の機会が増える

犬とジョギングしている後ろ姿

犬を飼い始めると必然的に散歩に出ることとなります。犬種や体質などにもよりますが、一般的には30分程度の散歩を1日に2回するのがいいと言われています。激しい運動をしなくても30分犬とペースを合わせて歩くというのはとてもいい運動になるでしょう。公園に行って少し走ったり、階段や坂を昇り降りしたり、そうした何気ない運動は犬を飼っていない生活だとなかなか日常的な習慣にはしにくいと思います。犬がいるだけで自然に運動の機会が増えるため、飼い主の健康維持にもとても役立つことだと考えられています。

理由④犬といるとストレスが軽減される

両手でなでられる犬

犬に触れたりそばにいるとストレスやイライラ、不安や悲しみなどが軽減されるということもわかっています。犬は特別何かをしてくれるわけではありませんが、ただそばにいるだけで私たちに癒しを与えてくれるのです。犬のこの不思議なパワーはさまざまな場面で発揮され、小児病棟に入院している子供や老人ホームなどでセラピードッグとして活躍することもあります。

<まとめ>犬を飼うと幸せになれる理由

笑顔のチワワ

犬を飼うと人が幸せになる理由は科学的根拠に基づくものから、理屈抜きの感覚的なものまでさまざまありますが、犬を飼ったことのある人ならその多くがうなずけるものばかりだと思います。また、ここで紹介した理由以外にも、犬は人の癌やてんかん発作を探知して教えてくれたり、一緒に暮らすことでアトピーやアレルギーの発症を抑えたりする効果もあると言われています。犬にはとても大きく、不思議な力があります。愛おしい犬たちと暮らすことで私たち人間はいつの間にか幸せにしてもらっているのでしょう。

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