犬が喜んでいるサイン
自分から体を寄せる、近くでゴロゴロする
犬が自分から飼い主さんに近づいて、体の一部をくっつけたり、近くでゴロゴロしたりするのはリラックスしている証拠です。顎や手を膝の上にのせたり、手を飼い主さんの体にくっつけたりします。一緒にいて安心しているため体の力も抜けているのがわかるかと思います。また喜んでいるサインでもあるので、そういう場合は撫でてあげるとさらに喜びます。
口角が上がり舌を出す
犬にも笑顔があり、口角が上がります。そして少し舌をだして笑ったような表情になります。そしてしっぽを振っていたらとても喜んでいるサインです。犬の笑顔の中でもサモエドの「サモエドスマイル」は有名で、まるで人間が笑っているかのような顔をします。
しかし犬種によって笑った顔には差があります。人間のようにすぐにわかる犬もいれば、少し口角が上がるだけの犬もいます。また全く顔が変わらない犬もいます。「うちの犬は笑わないけど喜んでないのかな?」と心配になるかもしれませんが、ただ顔にでないタイプかもしれません。
しっぽを振る
定番ですがこれも喜んでいるサインのひとつです。ゆらゆらとゆっくり振るときは期待、小刻みに振っているときは興奮を表している状態であることが多いです。
しかし敵意があってもしっぽを振ることがあるので、もし知らない犬だった場合は注意しましょう。愛犬の場合は日頃の行動や態度から判断してください。嫌がっていたり興奮している場合は歯をむき出しにしていたり、唸っていたりすることが多いのでそこもチェックしてみましょう。
犬が喜ぶ4つのこと!
1.撫でられる
犬はお互いを舐めることで愛情や信頼、服従など様々なことを示します。人間は犬を舐めることはできないので、代わりに撫でてあげると良いでしょう。犬にも撫でられて気持ち良い場所と、嫌な場所があります。一般的に犬が撫でられて気持ち良いと感じるのは、顎の下、耳の付け根や後ろ、首、おでこなどです。
おでこや顔は犬によっては触られたくないという場合もあるので、犬が嫌がるようであれば触るのはやめましょう。触られて嫌な場所は体の先端です。鼻先や足、しっぽなどです。また食事中や睡眠中は触ったり撫でたりされたくないようなので、そういったタイミングでは触らないようにしましょう。
2.遊んでもらう
犬はコミュニケーションを大事にする生き物です。遊びもコミュニケーションのひとつで、飼い主さんとの大事な時間です。とくに遊んでいることがわかりやすいおもちゃで一緒に遊ぶと喜んでくれます。ボールをなげたり、おもちゃを隠して宝探しをしたり、犬が好きな遊び方をしてあげるといいですね。
注意したいのは遊びの始めと終わりは飼い主さんが主導権を持つことです。飼い主さんが始めて飼い主さんが終わらせることが重要です。犬が始めて犬が終わらせると、犬は飼い主さんは自分のいうことを聞くものだと勘違いしてしまいます。注意しましょう。
3.話しかけられる
犬は人間の言葉はわかりません。いくつかの単語はわかるかもしれませんが、具体的なことはわからないでしょう。しかし話しかけられている、構ってもらえているというのはわかりますよね。
人間でも意識が自分に向いているかどうかは言葉の意味がわからなくても感じることはできるでしょう。犬も同じで中身はわからなくても、自分に向かって話しかけていることはわかります。そしてそれを嬉しいと思うことが多く、理解しようと首をかしげてみたり、喜んで近づいてきたりもします。意味は伝わらなくても犬に話しかけてみてはどうでしょうか。
4.飼い主さんが喜ぶ
いくつかの研究で犬は感情を察したり、共有することができるという結果が出ています。飼い主さんが喜べば犬も嬉しくなりますし、飼い主さんが悲しめば犬も悲しくなります。
態度や声、言葉のイントネーションなどからも察するようです。そのため喧嘩や泣き顔などを見ると犬もしょんぼりしてしまいます。飼い主さんが喜んでいるのを見ると犬は自分のことのように喜んでくれます。少し興奮気味になる犬もいますね。嬉しいことがあったら犬の前で喜んでみてください。きっと犬も喜んでくれますよ。
まとめ
犬は飼い主さんのことをよく見ています。どんな表情をしていて、何を言っているのか、誰に意識が向かっているのかなどもわかります。そのため自分以外の人や動物に意識をむけるとやきもちを妬くこともあります。飼い主さんには自分を触ってほしいし、話しかけてほしい、遊んでほしいときっと思っていることでしょう。犬が喜んでいるときのサインを覚えて、何をしたら喜ぶか観察してみると良いかもしれません。できれば喜ばせてあげたいですよね。
たくさん話しかけたり、遊んだり、撫でてあげてください。そして飼い主さんの嬉しい話や楽しかった話をしてあげると、さらに犬との絆が深まるでしょう。犬と喜びを共有できるといいですね。