子犬がご飯を食べているときに逆立ちをする理由とは?
まれにご飯を食べているときに逆立ちをする子犬を見かけることはありませんか?「うちの愛犬がそうだよー」という飼い主さんもいるのではないでしょうか。また子犬の頃は良く逆立ちをしながら食べていたけど、成犬になったら逆立ちをしなくなったというケースも多いと思います。ではなぜ、子犬はご飯のときに逆立ちをするのか理由が気になりますよね。
子犬の頭が体より重いから
それはズバリ、「子犬の頭が体より重いため」だからだそうです。確かに成犬と比べると子犬はまだまだ体が未熟で体重もとても軽いですよね。
その大半の重さを占めているのが頭なので、フードのボウルに頭を近づけて食べているとどうしても前へ体重が乗ってきてしまうそうです。そのまま、ご飯に夢中になっていると逆立ちしてしまうそうなんですね。加えて、犬は後ろ足よりも前足の筋力の方が高いので、逆立ちのような姿勢になっても前足で上手に体を支えて姿勢をキープすることができるのです。
放っておいても平気?
特に犬自身が辛くないようであれば、無理に姿勢を直したりしなくても良いでしょう。ただし、犬が食べづらそうだったり、苦しそうな状態であれば、逆立ちの姿勢にならないようにフードのボウルを高い位置に置くなど改善してあげる必要があります。
愛犬に落ち着いてご飯を食べてもらうためには
逆立ちをするほどご飯に夢中になるように、多くの犬はご飯を目の前にするとがっついて食べることがあります。早食いもそうですが、フードボウルの周りにご飯を散らかしたりと、とにかく「落ち着いて食べて!」と言いたくなるシーンが何度かあることでしょう。愛犬に落ち着いてご飯を食べてもらうにはどのようなことが効果的なのでしょうか?
ご飯の前に「お座り」「待て」を指示する
ドッグフードの袋を飼い主さんが手に取ると「ご飯の時間だ!」と嬉しくて興奮状態になりますよね。そのまま与えてあげてしまうと、興奮状態のまま食事という流れになるため、夢中になって早食いや散らかす原因になってしまいます。
まずは、ご飯を与える前に「お座り」「待て」という指示をしてから与えるという流れになれば、少なからず興奮状態が落ち着くことでしょう。
とは言っても、興奮している愛犬への指示というのは根気のいる作業です。「すぐにご飯を食べたい」「早く早く!」という愛犬の気持ちが強く、中々指示に従わないことが続くと思いますが、粘り強く継続してみてください。
ドッグフードの袋を持つだけで興奮させないように
先ほどもお伝えしたように、飼い主さんがドッグフードの袋を持っただけで反応する犬も多いと思います。そこで、ドッグフードの袋を持ってもご飯を与えるとは限らないということを学んでもらいましょう。
ドッグフードの袋を持って愛犬が反応しても、ご飯を与えないという機会を増やしていくことで、犬も「ご飯?」「違うかな?」と考えるようになってきます。そうすると、以前はドッグフードの袋を持った飼い主さんめがけて走ってきた子でも、少し様子を見るようになるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ご飯を食べるときに逆立ちをしてしまう理由は、主に体より頭が重いためだということがわかりました。逆立ちしてしまうのも、成犬より体がまだ軽い子犬が大半を占めているようですね。与えたご飯を逆立ちをするほど夢中になって食べてくれることは、飼い主としても大変うれしいことです。
しかし、ほとんど毎回逆立ちをしている、逆立ちをしてご飯を食べると辛そうなど、愛犬にとってあまり良くない影響が出始めている場合は、改善できるよう対策を考えた方が良さそうです。フードのボウルの位置を高くしてみたり、市販の早食い防止のボウルに変えてみたりと愛犬にあった対策を探してみてくださいね。