はじめに:小型犬と大型犬の違いについて
下記をご参照ください。一般的な定義とされる、成犬体重です。
- 超小型犬:成犬体重 4kg未満
- 小型犬:成犬体重 10kg未満
- 中型犬:成犬体重 25kg未満
- 大型犬:成犬体重 25kg以上
- 超大型犬:成犬体重 40kg以上
小型犬と大型犬の生活の違い①「お散歩」
運動量が少ない小型犬と運動量が多い大型犬。お散歩にも違いがあります。
小型犬の場合、1回のお散歩の時間は15分~30分程度。朝と夕、1日2回のお散歩を日課としている犬もいます。室内でトイレをすることができる場合、お散歩は1日1回という犬もいます。中には、お散歩は週末だけ、トイレも運動も室内で、という犬もいます。
大型犬の場合、1回のお散歩の時間は30分~1時間程度。朝と夕、1日2回のお散歩を日課としている犬がほとんどです。室内でトイレをすることができる場合も、毎日のお散歩を欠かしません。カラダが大きい分、熱中症のリスクも高いため、夏の朝は日が昇る前、夜は21時や22時の遅い時間にお散歩をしている犬をよく見かけます。
私(超小型犬と中型犬)の場合の違いはこんな感じです。お散歩は朝と夕の1日2回。超小型犬は20分程度、中型犬は50分程度です。夏にはこんな違いもあります。超小型犬と歩くときは汗ばむ程度、中型犬と歩くときは汗だくです。
小型犬と大型犬の生活の違い②「居住環境」
小型犬は、アパートやマンションで生活している犬も多いです。一方、大型犬は一軒家で生活している犬の方が多いです。ペット可であっても、大型犬と生活することを許可してくれるアパートやマンションは少なく、小型犬でさえ賃貸の家を借りることは難しいからです。小型犬であっても、一頭まで、多頭飼い×、という賃貸の家が多いですよね。大型犬と暮らす飼い主さんや多頭飼いをされている飼い主さんは、一軒家で持ち家、という方がほとんどなのではないでしょうか。今、アパートやマンションで生活している犬と飼い主さんの中には、庭付きのマイホームで愛犬と生活する、という夢を持っている方もいらっしゃると思います。
小型犬と大型犬の生活の違い③「お出掛け」
小型犬は、一緒に連れてお出かけしやすいため、ちょっと近所までお買い物に、というときも連れて行ってもらうことが多いのではないでしょうか。一方、大型犬を連れてのお出かけは、頻繁にはできないですよね。犬同伴OKのお店も増えていますが、カートに乗せることが条件であったり、抱っこすることが条件であるなどします。大型犬を抱っこしては、お買い物できないですよね。小型犬と大型犬では、小型犬の方が、より多く飼い主さんとお出かけしているのではないでしょうか。人混みの中を歩くときも、小型犬はサッと抱っこしてあげることができます。しかし、危険な場所を通ることがあっても、大型犬を抱っこして歩くというのは難しいものです。
小型犬と大型犬の生活の違い④「お留守番中」
小型犬と比べて、大型犬は何かと飼い主さんから頼られることが多いのではないでしょうか。もしかすると、私だけなのかもしれませんが、お留守番をしてもらうとき、こんな違いがあります。超小型犬には「お留守番お願いね。おりこうさんに待ってて。」と言って出かけます。中型犬には「警備お願いね。○○(超小型犬の名前)のことお願いね。」と言って出かけます。超小型犬が女の子で、中型犬が男の子だから、という違いもあるかもしれません。大型犬の場合、ただ飼い主さんの帰りを待つだけではなく、「家のことを守ってね」という任務を与えられていることが多いのではないでしょうか。
しかし、先日のこと。超小型犬であるポメラニアン二頭が、火事にいち早く気づき、飼い主さんに知らせた。おかげで、被害を最小限にとどめることができた。というニュースを観ました。愛玩犬とされながらも、家族で助け合わなければならないということを、飼い主さんと一緒に生活する中で、理解しているのかもしれませんね。
小型犬と大型犬の生活の違い⑤「トリミング」
トリミングへ行くと、小型犬がシャンプーやカットをしてもらっている様子をよく見かけます。大型犬がトリミングをしてもらっている様子は、私は見たことがありません。秋田犬の男の子と暮らす知り合いは、「大型犬のトリミングをしてくれるサロンは少ない」と話します。小型犬は、月1回のトリミングに通わなければならない、という犬種も多いですよね。
まとめ
みなさんは、小型犬と大型犬の生活の違い、どんなことを実感されていらっしゃるでしょうか。同じ犬でも、カラダの大きさの違いによって、生活にもいろんな違いがあります。新しく犬を迎えるときや、はじめて犬を迎えるとき。小型犬と大型犬、どちらが自分のライフスタイルに合っているのか迷うことがあるかもしれません。そんなとき、この記事が少しでも参考になると嬉しいです。