犬がトイレで寝るのは子犬だけ?
愛犬を子犬の頃から迎え入れたお宅ではしつけはもちろん、お手入れや健康管理まで愛犬のお世話は色々とやることがあって、賑やかな毎日を送ることになると思います。しつけのなかでも迎え入れた当日から行うのがトイレトレーニング。上手にトイレする事ができても、なぜか気づいたらトイレの上で眠ってしまっていることが!!
子犬の頃には多くのワンちゃんがトイレの上で天使の寝顔を見せることがあります。どの場所で寝ていても可愛さに変化はないと思いますが、衛生面を考えると人間としては抵抗があり止めさせたいところだと思います。ひとつご安心いただきたいのは、犬がトイレで寝てしまうのは成長と共になくなってくれるのがほとんどです。
成犬になってからもトイレの感触(暖かさや冷たさ)がお気に入りでトイレで寝てしまうケースもありますが、大半が子犬の頃に見られる行為で1歳をむかえる前にはなくなる事が多いようです。子犬なりに何かしらの心理が働いてトイレで寝ているのでしょうか?
犬がトイレで寝る心理
犬がトイレで寝る心理や原因はいくつかあるようです。愛犬がトイレで寝てしまう心理を探り止めさせる方法を考えていきましょう。
1.ベッドを寝床と認識できていない、ベッドを気に入ってない
犬がトイレで寝てしまう心理や原因は上記のようなことです。まだ産まれて数週間の子犬にしてみれば、トイレをトイレとして認識できないのは当然のことかもしれません。また、せっかく飼い主さんが用意したベッドも寝床として認識できないか、もしくは感触が気に入らない可能性もあります。愛犬を飼い始めた当初は高価なベッドではなくても良いので、何種類かの寝床を用意して愛犬が好む素材を確認するのが良いかもしれません。
2.トイレが落ち着いて寝れる場所になっている
愛犬のトイレは平面なトイレトレーを使用しているご家庭も多いと思いまが、箱型の四方を囲まれているトイレを使用してるご家庭もあると思います。犬は囲まれた場所を好む傾向にあるので、箱型のトイレが落ち着く場所になっている可能性があります。体の小さな子犬であれば、サイズ感もちょうど良く寝るのにピッタリな場所だと感じているかもしれませんね。
3.トイレを置いている場所が気に入っている
トイレを置いている場所が飼い主さんに近づける場所であったり、窓の近くで日が当たりポカポカと気持ちが良いなど、愛犬にとってお気に入りの場所なのかも。愛犬が気に入っている場所にトイレを設置しているとトイレで寝てしまうことが多くなるようです。
4.トイレの感触が気に入っている、トイレシートが好き
トイレトレーやトイレシートの感触が心地良くトイレで寝るのを好む子もいます。トイレトレーの場合は季節や気温によって違いがあると思いますが、涼しさや暖かさを求めてトイレトレーで寝ているかも。トイレシートは感触や肌触りを好む犬は少なくないようです。
犬がトイレで寝るのを止めさせる方法
愛犬にトイレで寝るのを止めてもらうには、自分の寝床を気に入ってもらうのが1番です。トイレで寝るより居心地が良く、お気に入りとなる寝床を用意して設置場所にも気を配ってあげましょう。
寝床を愛犬が気に入る居心地の良いものに変更する
まず、愛犬がどんな寝床やベッドを気に入るのか確認しなければいけませんよね。感触や素材に加えて、クッションのように厚みがありフカフカしたものを好むのか、バスタオルのように厚みのないものが好みなのか。高価な物ではなくていいので、色々なものを寝床として試してみましょう。
愛犬のベッドに飼い主さんのにおいを付ける
甘えん坊な性格のワンちゃんには寝床に飼い主さんのにおいを付けておくのもお勧め。ベッド自体ににおいを付けるのが難しければ、寝床となる場所に飼い主さんが普段着ているTシャツやタオルなど一緒に置いておくだけでも大丈夫です。安心させてあげると共に、ベッドが良いものだと教えてあげましょう。
季節ごとに体温調節できるよう気を配る
犬は寒さには多少強くても、暑さにはとても弱い犬種が多いです。もちろん中には寒さにもとても弱い犬種もいて、体温調節が人間ほど得意ではありません。心地良さを求めてトイレで寝ている可能性もあるので、夏の寝床には体を冷やせるグッズや冷却マットなどを置き、冬は暖かい毛布や犬用のヒーターなどを置いてあげましょう。
家族が見える場所に寝床を設置する
犬は群れで生活する生き物なので、基本的に一人で過ごす事はあまり好みませんし、出来るだけ飼い主さんのそばにいたいと感じる子が多いようです。夜の就寝時、別々の部屋で眠る時はしょうがないですが、日中のお昼寝の時は家族の気配が感じられる場所に寝床があるほうが安心してくれるでしょう。
トイレの設置場所を寝床と離す
我が家もそうですが、ひとつのケージやサークルの中に隣接してトイレとベッドを設置しているご家庭も多いかと思います。この場合、ベッドをベッドとして、またトイレをトイレとして認識するのは子犬には難しくなっている可能性があります。ご自宅のスペースに余裕がある場合、ベットとトイレの設置場所を離すことで認識しやすくなり、トイレで寝るのを止めてくれることがあるようです。
まとめ
思い返してみれば、我が家の愛犬も子犬の頃に何度かトイレトレーの上で眠っていました。頻度が低かったので気にするほどでもありませんでしたが、見かけると「あ~、トイレで寝てるよ」と言う気持ちにはなってしまいました…。しかし、特別なにか対策をした訳ではないですが、本当に気づいた頃にはベッドで寝るようになっていました。
成長と共にベッドで寝てくれるようになる子がほとんどのようなので、神経質になりすぎる事もないと思いますが、頻度が高いようであればいくつかの止めさせる方法を試しつつ、皮膚に湿疹やかぶれが出来ないように毎日拭いてあげるなどのケアをしてあげましょう。