1.犬が環境に慣れるまで見守ろう!
待望の犬を迎えることができた飼い主さんは、早く犬とスキンシップを取りたくてウズウズすると思います。ついつい構ってしまったり、遊ぼうとしてしまったり、色々なしつけを教え込もうとしたり…。しかし、飼い主側は準備万端の状態で迎え入れたとしても、犬の方からしてみれば突然新しい場所に連れてこられて不安な気持ちになりますよね。そんな状態の犬に無理やり構おうとせず、まずは犬が新しい環境に慣れるまで見守ることがとても大切です。
迎え入れてから1週間は様子を見る
どのくらいまで様子を見たら良いの?と疑問に思いますよね。実際に犬を迎えてから1週間がとても重要で、この期間は犬の体調を管理しながらも静かにやさしく見守ってあげてください。中には、飼い主さんがすぐに犬に構ってしまって、犬がぐったりと疲れてしまったり、大きなストレスを抱えてしまったりとマイナスなケースに陥ることもあります。はやる気持ちを抑えつつ、犬にとって快適な環境かどうか、危険な場所や危険な物はないかなどチェックすることも忘れずにしましょう。犬が自ら寄ってきた場合は、やさしく撫でてあげてくださいね。
2.トイレのしつけはしっかりと
犬が環境に慣れるまで見守るのと同時に、行ってほしいことがトイレのしつけです。迎えたその日からしつけを行っていきます。トイレを設置するときは、予めその犬の排泄物のニオイをつけておくと効果的です。ペットショップやブリーダーからもらっておくと良いですよ。トイレの時間になったら犬が自らトイレに進むように、誘導して排泄を促します。この時、間違ってトイレ以外のところに排泄してしまっても怒らないようにしてください。トイレ=怒られることと学んでしまうとトイレへの恐怖心などから、さらに別の場所へ粗相してしまうなどの悪循環となってしまいます。
3.家族内でルールを決める
犬を迎えることになったら、家族内でルールを決めることをオススメします。これはルールを統一しておかないと、犬がそれぞれ別の言い方などで指示を出されたりすると混乱してしまうからです。ルールと一言で言っても様々なものがあり、しつけをするときのコマンドのルール、食事のルール、散歩の時間帯のルールなど各家庭ならではのものもあるでしょう。
しつけのコマンドであれば、「お座り」「待て」などの指示する言葉を統一して覚えさせる必要があります。一人が「お座り」と指示しているのに対してもう一人が「座って」と別の言葉で指示をしてしまうと犬も戸惑いますし、ストレスが溜まってしまいます。また、食事のルールについても同様に「お座り」→「待て」→「よし」の順番で食事を与えるのか「お手」まで追加するのかなど決めておくと良いでしょう。
4.健康診断やワクチン接種を行おう
犬を迎え入れたあとは、飼い主の義務として動物病院へ健康診断やワクチン接種のために受診しましょう。飼い始めた犬の年齢や、すでにワクチン接種を済ませている場合もあります。家族となった犬が、今どのような手続きが必要なのかきちんと把握して、然るべきところでその処置を受ける必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。念願の犬を飼うことができた!と嬉しい気持ちの中、飼い主としてやるべきことはたくさんあります。まずは犬が環境に慣れることを優先に考えて、しつけや各種手続きを行う準備をしておきましょう。可愛いという気持ちだけで、犬に必要以上に構ってしまったり、犬の要求に何でも応えてしまってはダメです。ポイントは「犬のリーダーになる」という意識をしっかり持って、飼い主として主導権を握りましょう。