カップルで犬を飼うメリット
まずはカップルで犬を飼う場合のメリットをご紹介します。
共通の宝物ができる
カップルで犬を飼うと、その犬が共通の宝物になります。カップルがそれぞれ違う趣味を持っていたとしても、犬という共通の大切なものができることで会話や一緒に過ごす時間が増える傾向があります。
可愛さに共感する他にも悩みなどを一緒に解決していくことになるので絆が強くなります。2人と1匹で散歩をしたり、ドッグランなどに遊びにいったりすると2人だけのときよりも楽しみが増えます。
自分よりも弱いものへの接し方がわかる
また自分よりも弱いものへの接し方もわかります。犬は飼い主さんが思うように動かないことも多く、イライラしてしまう場面もあるでしょう。そんなときにパートナーが犬に対してどういう態度をとるのかをよく見ておきましょう。犬と人間の子供への態度が必ずしも同じとは限りませんが、自分よりも弱いものへの態度は大体の場合似たものになります。何よりも、犬と過ごすということは悩んだり辛い思いをすることもありますが素敵な思い出となります。
無視できないデメリット
次に犬を飼ううえで無視できないデメリットです。主なデメリットはお金と時間の負担や飼育スペースの問題です。
お金がかかる
まず当たり前ですが2人で過ごすよりもお金がかかります。予防注射などの医療費からペットシーツやドッグフードなどの消耗品まで、犬のために出費は必ず出ます。お金がなくなったら削るということはできません。それが犬の一生分かかるのです。犬の生涯飼育費用は約100万円だと言われていますが、病気などをした場合さらにかかります。
犬のための時間が必要になる
次に時間の負担です。
犬は部屋に閉じ込めてご飯をあげるだけで良い生き物ではありません。散歩や遊び、ブラッシングやシャンプーなど犬のために使う時間をとらなければなりません。それが毎日続きます。時間がないから、忙しいから、というのは犬にとって関係のないことです。特に子犬の時期はいたずらの後片付けやしつけなどに多く時間を使うことになります。長期の旅行などは気軽に行くことはできなくなります。ペットホテルに預けることもできますが、長期だと犬のストレスや金銭的な負担を考えなければなりません。2人だけのときよりも行動が制限されてしまうことにもなります。
犬を飼うスペース、別れてしまった時にどうするか
その他にも犬を飼うスペースを確保したり、万が一別れてしまったときにどうするかなどのデメリットがあります。
十分な広さがない場合には犬を飼うのは難しいと思います。また、別れてしまったときには2人で分担していた負担が、ひとりにかかってしまうこともあるのでそのような場合にはどうするかも考えておきましょう。
犬を飼う前にデメリットを把握して、どのような場合にどんな対応をするか考えていたほうが良いでしょう。もしも現在、または将来的にデメリットを受け入れる余裕がない場合は、犬を飼うことはオススメしません。
飼う前によく考えよう
犬を飼うということはその犬の一生の責任を持つということです。適切な環境で飼育し、最期まで見届ける覚悟が必要です。良いことだけではなく、必ず悪いこともあるでしょう。辛いこともあるかもしれません。
犬を飼う前にデメリットもしっかりと理解する必要があります。お金や時間の負担は大丈夫なのか、犬を飼育するのに十分なスペースがあるのか、長期的な外出が必要な場合はどうするか、など飼う前に確認してどういった対応をするか考えておくと良いでしょう。
途中で飼うのをやめるというのは、できないと考えておきましょう。逆に言えば、デメリットを受け入れる余裕があり犬と最期まで過ごす覚悟があれば犬は2人にとって素晴らしいパートナーになります。カップルが犬を飼うことには賛否両論ありますが、1人暮らしでも家族でもカップルでも犬を飼う前にに覚悟することに変わりはありません。犬を飼うということがどういうことかしっかりと考えるようにしましょう。
まとめ
犬をカップルで飼うにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。共通の話題が増えたり、家族としての絆が深まる一方でお金や時間の負担が大きくなることは避けられません。犬と生活できる余裕があるか、なにか困ったことが起こった場合にどういった対処をするか、など犬を飼う前に予め相談してよく考えてみましょう。
犬の一生、約15年を一緒に過ごすことは簡単なことではありません。普段の生活の世話をすることはもちろん、犬のほうが先に亡くなってしまう場合も多く、それを看取る覚悟も必要です。デメリットを受け入れる余裕や最期まで過ごす覚悟があれば、犬は2人にとって最高のパートナーになります。
2人で過ごした時間を振り返ったときに、そこに犬もいるのは素晴らしいことです。飼う前にメリットもデメリットも理解することが大切です。特にデメリットは考え過ぎということはないのでしっかりと確認しておきましょう。犬にとっても2人にとっても不幸にならないように2人でよく話し合ってみましょう。