ペット可物件は2種類ある!
ペット可物件には、大きく分けて「契約条件によるペット可賃貸」と「ペット共生型賃貸」の2つがあります。それぞれの特徴をまとめたので、さっそくチェックしてみましょう!
契約条件によるペット可賃貸とは
通常、アパートやマンションではペットの飼育が禁止されていますが、契約によってペットの飼育が認められている賃貸物件もあります。これが「契約条件によるペット可賃貸」です。当初はペット不可だった物件が空き家対策で契約を変更している場合や、住民からあがった意見から契約が変更される場合もあります。
ペット共生型賃貸とは
「ペット共生型賃貸」とは、その名の通りあらかじめペットとの共生を目的に建てられた物件です。傷に強い壁材を使っていたり、ペットの足腰に負担をかけない床材が使われていたりと、ペットも飼い主さんも快適に暮らせる工夫が凝らされています。
上記の2タイプの物件を合わせて「ペット可物件」と呼び、これ以外の物件は特例がない限りペット不可となっているので注意しましょう。(大家さんとの話し合いによってペットの飼育を認められる場合もあります。)
それでは、ここからはペット可物件を選ぶポイントをみていきましょう!
1.犬の大きさや頭数などの規約を確認する
一口にペット可物件といっても、犬の大きさや頭数によっては飼育できない場合があります。例えば、アパートやマンションでは小型犬または猫のみ飼育を許可しており、中型犬や大型犬は飼えないところも多いようです。規約には「抱っこできるサイズまでOK」「ペットカートに乗せられるならOK」など細かく記載されているので、引っ越しを決める前に必ず確認しましょう。
また、多頭飼い不可の物件や一代限りの飼育を認めている物件もあります。そのため「今後もう1頭飼育したい!」「犬がいない生活は考えられない!」という人は、トラブルを防ぐためにも隅々まで規約を確認してくださいね。
その他、去勢・不妊手術を義務付けていたり、廊下やエレベーターなど共有部分はペットを歩かせないというルールがあったりします。なかには規約には記載されていないルールがある物件もあるので、入居前に管理人さんや大家さんに尋ねてみるといいかもしれません。
2.築年数
「契約条件によるペット可賃貸」の場合は、元々はペット不可だった可能性が高いと思われます。とくに、ペットの飼育頭数が増える以前に建てられた築年数の古いマンションやアパートは、空き家対策のために規約を変更してペット可にしている場合がほとんです。そのため、昔から住んでいる人のなかにはペットが苦手な人もいるでしょう。
そうした物件の場合、ペット可だからと安心して引っ越したのにも関わらず、愛犬の散歩をしていると嫌な顔をされたり、文句を言われたりする可能性も…。以前からペット可だったのか、それとも途中から規約が変更されたのか、ペットに関するトラブルは発生していないかなど、入念なリサーチが必要でしょう。
3.家賃だけでなく敷金にも注目する
ペットを飼育する場合、敷金を1~2ヶ月分多く上乗せして支払う場合が多くあります。引っ越しをしようと思ったら家賃ばかり気にしがちですが、敷金にもご注目。あまりに高かったり、反対にあまりに安かったりするようであれば、その物件は避けた方がいいかもしれません。
4.動物病院との距離
愛犬との新生活に胸を弾ませている飼い主さんも多いかもしれませんが、引っ越し後は環境の変化で体調を崩す犬も少なくありません。しかし、かかりつけの動物病院から遠く離れた地へ引っ越した場合、最寄りの動物病院が分からず愛犬が危険な状態に陥ったとしたら…。想像しただけでも、不安になりますよね。
そこでペット可物件を選ぶ時は、必ず動物病院との距離を確認しておきましょう。さらに、最寄りの動物病院の診察時間やお休みの日を覚えておくと安心です。
5.お散歩コース
近くにお散歩できる公園や、安全なお散歩コースがあるかも要チェックです!お散歩コースはGoogleマップでも確認できるので、公園の有無や道の状態とあわせて危険な場所がないかなど、愛犬とお散歩しているイメージをもって確認しておきましょう。
まとめ
ペット可物件を選ぶポイントをご紹介しました。
トラブルなく、愛犬と新生活をスタートさせるためにもあらかじめ規約を確認しておきましょう。そして、物件の周辺の環境にも目を配り、快適に暮らせる住まいを選んでくださいね!