静電気から愛犬を守る方法①「湿度を調整する」
室内では、加湿器を使用するなどし、湿度を調整することで、静電気を起こりにくくすることができます。室内の温度が25℃を下回り、さらに湿度が20%を下回ると、静電気が起こりやすい状態になるとされています。加湿器をお持ちでない場合には、濡らしたタオルを室内に干しておくことでも、湿度を上げることができます。
静電気から愛犬を守る方法②「コンディショナーやトリートメントを使用する」
愛犬を自宅でお風呂に入れてあげるときは、シャンプーだけではなく、コンディショナーやトリートメントを使用してあげると良いです。コンディショナーやトリートメントの成分によって、被毛に適度な潤いを与えることができるため、被毛に摩擦が起こりにくく、静電気も起こりにくくすることができます。トリミングに連れて行くときは、特別なトリートメントケアをお願いするのもおすすめです。
静電気から愛犬を守る方法③「放電してから触れ合う」
愛犬に触れようとしたとき、バチッと静電気が起きたことはありませんか?自宅であれば、壁や床に触れる。屋外であれば、木や地面に触れる。そうすることで、飼い主さんに溜まっていた静電気が放電されます。
愛犬の服を脱がせるとき、静電気が起きてしまうことがあります。服を脱がせる間、バチバチと音を聞いたことはありませんか?静電気で愛犬の被毛がフワッと浮き上がることもあります。そんなときも、服を脱がせる前に、壁や床に触れて放電させておくと良いです。
静電気から愛犬を守る方法④「静電気が起きにくい素材を選ぶ」
愛犬の服やベッドやブランケットなどの素材選びによって、静電気を起きにくくすることができます。合成繊維は静電気が起きやすいです。天然繊維は静電気が起きにくいです。静電気が起きやすい合成繊維が素材の衣服などには、柔軟剤を使用することで、静電気を起こしにくくすることができます。愛犬の服やベッドやブランケットには、ペット用の布製品専用の柔軟剤がおすすめです。
静電気から愛犬を守る方法⑤「静電気対策グッズを使用する」
静電気を除去してくれるネックレス
わんちゃんの首に着用するネックレスタイプの静電気対策グッズがあります。着用しているだけで、静電気を除去してくれます。銅複合導電性繊維という素材で作られており、静電気が起こることを防いでくれる繊維なんです。普段から首輪を使用しているわんちゃんなら、嫌がらずに着用してくれると思います。
ブラッシング剤
ブラッシングをするとき、静電気が起こりやすいですよね。ブラッシングをする前に被毛に吹きかけることで、被毛の保湿をしながら、静電気を起こりにくくしてくれる、ミストタイプのブラッシング剤があります。除菌や消臭ができるブラッシング剤もありますが、静電気対策で使用するのであれば、“被毛の保湿ができるブラッシング剤である”ということが大きなポイントです。
静電気除去機能付きの服
溜まってしまった静電気を放電させる。そんな機能が付いたわんちゃん用の服があります。静電気が起こりやすい長毛のわんちゃんにもおすすめです。お洗濯しても機能が低下してしまわない服を選ぶのがポイントです。
まとめ
静電気のバチっという音に驚いてしまうわんちゃんもいるでしょう。静電気が起きたことで痛みを感じることがあるかもしれません。わんちゃんには静電気が何であるか理解することができないため、ただただ不安で恐ろしく、ストレスになってしまうかもしれません。
気温が低く、乾燥しやすい季節には、愛犬にも静電気対策をし、静電気でバチバチッとなってしまわないよう防いであげましょう。気温や湿度の高い夏でも、冷房の使用で室内が乾燥し、静電気が起きることがあります。