子犬に絶対してはいけないNG行為4選

子犬に絶対してはいけないNG行為4選

愛犬が人間社会で幸せに暮らせるかどうかは、飼い主さんにかかっています。特に、愛犬が子犬のときに飼い主さんが与える影響はとても大きく、避けるべき行為もあります。この記事では、子犬に絶対してはいけないNG行為についてご紹介します。

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大事な子犬期に避けるべき行為があります

ビーグルの子犬

犬の成長は早く、あっという間に成犬になってしまいます。わが家には、今年5歳になる柴犬がいますが、子犬だったのはほんの一瞬だったように思えます。子犬期には、愛犬に教えなくてはいけないこと、やらなくてはいけないことが山積みで大忙しなので、余計にあっという間に感じるのかもしれません。

子犬期は犬にとってとても大事な時期であり、このときの経験がその後の犬生に大きな影響を与えます。ですから飼い主さんは、子犬期の愛犬への接し方や行動には十分気をつけなくてはいけません。そこで今回は、子犬に絶対してはいけないNG行為をご紹介したいと思います。

子犬に絶対してはいけないNG行為①社会化をさせない

ウエスティのにおいを嗅ぐシベリアン・ハスキーの子犬

社会化とは、人間の世界のさまざま刺激に慣らし、犬に社会性を養うことです。生後3~12週の間は社会化期と呼ばれ、この時期の子犬は警戒心よりも好奇心が強いため、さまざまなタイプの人や犬、物、音、においなどに順応しやすいです。この社会化期に多くの人や犬と接したり、いろいろな経験をしたりして社会化された犬は、見知らぬ人や犬、物音などに対して恐怖心を抱いたり、興奮したりすることが少ない、落ち着いた犬になれるでしょう。

逆に、社会化されていない犬は、ちょっとした物音にも怖がって吠えたり、他人や他犬に攻撃的になったりする傾向があります。社会化期に飼い主さんがしっかり社会化をさせてあげないと犬は生涯、人間社会の中でストレスを抱えながら生きていくことになるかもしれないのです。

ワクチン接種が終わって散歩デビューするのを待っていると、すぐに社会化期が終わってしまいます。まずは窓から外を見せて、それに慣れたら抱っこで外出をして、散歩デビュー前から外の世界のいろいろな音や物に慣らしていきましょう。そのほか、積極的にパピーパーティーに参加したり、老若男女いろいろな人と会わせたり、家の中の電化製品の音などを聞かせたりすることも大切です。

子犬に絶対してはいけないNG行為②しつけをしない

オスワリをするシェパードの子犬

「こんなかわいい子にしつけをするのはかわいそう」「しつけをするのは面倒くさい」と、しつけをせずに子犬の好きなようにさせてしまうと、ワガママな犬になってしまいます。そして、要求が通らないと吠えたり、攻撃的になることもあります。また、しつけがされていな犬は、人間社会での適切な振る舞いが分からないため、周囲の人たちにとって迷惑な存在になってしまうかもしれません。そうなってしまっては、犬も飼い主さんも不幸です。

愛犬が人間社会の中で幸せに暮らすためには、最低限のしつけが必要です。トイレのしつけはもちろん、オスワリやフセ、マテ、オイデなどもきちんとできるようにしつけましょう。

子犬に絶対してはいけないNG行為③誤った叱り方をする

怯えた表情のジャック・ラッセル・テリア

子犬が望ましくない行動をしたときに、首根っこを押さえつけたり、仰向けにしたり、マズルをつかんだりして叱るのはNGです。このような叱り方は、昔の犬のしつけ本に当たり前のように紹介されていましたが、今は研究が進み、誤った叱り方とされています。もちろん、叩いて叱るのも間違いです。

子犬に誤った叱り方を続けると、常に飼い主さんの顔色をうかがっておどおどするようになったり、反対に手を差し出されただけで噛みつくような攻撃的な犬になる可能性があります。

今はほめるしつけが基本となっていますが、子犬の間違った行動や困った行動を叱らなくてはいけない場面も出てくると思います。そのときは怒りの感情をぶつけるのではなく、「イケナイ」「ノー」「ダメ」など一言、低く厳しい口調で叱りましょう。

子犬に絶対してはいけないNG行為④体に触られることに慣れさせない

膝の上でなでられるフレンチ・ブルの子犬

子犬のうちから、体のどこを触られても平気なように慣らすのは大切なことです。どこを触られても平気でなければ、日頃のお手入れや健康チェックができません。

足や尻尾、口周り、お腹などを触られるのが苦手な子犬は多いです。まずは耳のつけ根、胸周り、あごの下など犬が気持ちいいと感じる場所を中心にマッサージをして慣らし、慣れたら少しずつ苦手な場所も触れるようにしましょう。体に触ることはいいスキンシップとなり、信頼関係を築きやすくなります。
どこでも触れるようになったら、足拭き、ブラッシング、歯磨きに慣らしましょう。

まとめ

女性とハイタッチするラブラドール・レトリーバーの子犬

今回は、子犬に絶対してはいけないNG行為を4つご紹介しました。愛犬と飼い主さんがお互いに幸せに暮らしていけるように、ご紹介したNG行為はしないように気をつけてくださいね。

子育ても子犬育ても、昔はOKだったことが今はNGだったりします。昔子犬を育てた経験があっても、今はどういう育て方が基本となっているのか、新しい情報を得るようにしましょう。

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