犬が迷子になってしまう原因
「基本的に室内飼いだし、散歩の時にリードを外す事はないから迷子になる心配はないな」と感じている飼い主さんが多いのではないでしょうか?我が家もマンション住まいで室内飼い、どんなに人の居ない公園でもノーリードにする事はないので、愛犬が迷子になってしまう心配はあまりした事がありません。
しかし、1度だけ散歩中に愛犬のリードを引いた時、片耳だけ首輪から抜け出そうなった事があります。幸い、すぐに気づいたのと、完璧に外れてしまうほど緩くなっていた訳ではありませんでしたが、このような、ちょっとした飼い主の注意不足から愛犬は迷子になってしまうのだろうと感じたました。
犬が迷子になる多くの原因
愛犬が迷子になってしまうのは、本当に飼い主さんの小さな不注意が多くなっています。小さな不注意が大きな後悔になってしまわないよう気をつけましょう。
- 緩んだ首輪が外れて迷子
- 雷や花火の音に驚いて脱走
- 外飼いの犬は繋いでいた鎖やリードが破損して脱走
- 門やドアの隙間から脱走
犬が迷子になってしまう原因の多くは上記のような理由です。戸建てのお家では、お庭で遊んでいるワンちゃんを見かける事もありますが、お庭の外が気になるのか門の近くに来ている子を多く見かける気がします。犬が迷子になってしまう危険性はお散歩の時だけでなく、住み慣れたご自宅でも可能性はあります。
雷や花火の大きな音に驚いて、普段と違う行動をとってしまう犬はとても多いようです。高い門からは飛び降りれないだろう、この隙間からは抜け出せないだろう、などと過信せず、お庭や玄関付近で過ごす時はつねに気を配ってあげましょう。
愛犬が迷子になった時に飼い主ができること5つ
とにかく探す
自宅の中をスミからスミまで探し、お庭も全て確認したうえで愛犬が見つからなければ、近所をくまなく探してください。愛犬の名前を呼んで探し、近隣で手助けしてくれる人がいれば、力になってもらいましょう。探すのと同時にしてもらいたい事が必要な場所に連絡することです。
必要な場所に連絡
愛犬が迷子になってしまった時、警察や保健所に連絡することが大切です。迷子になって早々に保護されている可能性もあるので、探すのと同時に連絡することが出来るとベストだと思います。一人暮らしでなければ、家族と手分けしましょう。
- 警察
- 保健所
- 動物愛護センター
- 動物病院
迷子になっている犬を見つけた人によって届け出る場所が様々です。野良犬として保健所や動物愛護センターに搬送されてしまう可能性もありますし、迷子の犬として最寄の交番に届け出る方もいるでしょう。また事故に巻き込まれてしまった場合は、動物病院に搬送される可能性もあるので必要な場所には全て連絡をしましょう。
インターネットやSNSで情報収集
自治体によっては保健所や動物愛護センターに保護されている犬の情報を公開しているところもあります。また、近年では迷子になっている犬の掲示板も多く、ボランティア団体の方などが地域の迷子犬の情報を公開してくれています。
私が住んでいる地域の掲示板を確認してみたところ、多くの掲示板が存在していて、数日中の情報を素早く入手することが出来るようになっていました。お住まいの地域の迷子犬の掲示板を利用して情報を集めましょう。なかなか情報が集まらない時は、SNSなどを利用してこちら側から発信するのも良いでしょう。
チラシを作成して利用する
迷子になっている犬の写真を使用して、チラシを作り目撃情報などを収集しましょう。愛犬の写真は大きくてはっきり映っているもの。タイトルは「迷子犬!」「探しています!」などの文字を大きめに目立つように作成してください。
- 犬種
- 性別
- 避妊、去勢手術が済んでいるか
- 鑑札をつけているか
- 愛犬の名前
- 顔立ち、体、性格の特徴
- 迷子になった場所と時間
- ご自身の連絡先
これらの事を記載したチラシを印刷業者に依頼し500枚~1000枚作ってもらいましょう。出来上がったチラシは人目に付く場所に貼りたいところですが、実は電柱に貼るのは法律違反になり禁じられている行為です。しかし、迷子犬の捜索の場合は大目に見てくれることが多いようなので、貼らせてくれる場所がなかなか見つからない時はご自身のモラルで判断してください。
できるだけ多くの人の目に付く場所に貼らせてもらう必要があるので、スーパーやコンビニ、交番に郵便局、個人で経営しているショップなど様々な場所に声をかけて1枚でも多く貼らせてもらえるようにしましょう。また近隣のお家にもポスティングさせてもらったり、人が多く集まる駅付近などで配布するのも有効です。常日頃持ち歩いて、犬のお散歩中の方にも手渡ししましょう。
連絡を待つ
チラシの配布が終わったら、連絡を待ちましょう。多くの人の目に付くチラシなのでイタズラもあるかもしれません。また情報をくれた方と、何らかのトラブルにならないよう細心の注意を払ってください。
連絡があった時は、犬の特徴、見かけた場所や日時を確認し、有力な情報であればその地域を探しに行ってみましょう。
まとめ
犬は迷子になってしまうと、たとえ帰ってくることが出来ても非常に大きなストレスを感じることになってしまいます。また愛犬を探す飼い主さんの労力も大変なものです。犬が苦手な人にしてみれば、迷子になっている犬ですら恐怖の対象になってしまうかもしれません。
愛犬が迷子になってしまったら、必死に探すしかありませんが、犬が迷子になってしまうのは命にかかわる大問題です。日頃から首輪やリードのチェックを怠らず、またお庭で遊ばせる時などは愛犬を過信することなく過ごしましょう。