トリミングが苦手な理由:「過去に嫌な経験をしたから」
元々トリミングが苦手なわけではないけれど、過去のトリミングで嫌な経験をしてしまい、トラウマになっているのかもしれません。どんな経験がトラウマの原因になってしまうのか、いくつか例をあげてみましょう。
ブラッシングで被毛を強く引っ張られた
被毛が絡まっていたり、毛玉ができてしまったりしていると、ブラッシングをするだけで痛い思いをしてしまうことがあります。トリマーさんは強く引っ張ったつもりではないかもしれませんが、絡まりや毛玉があると、どうしてもググっと強く引っ張られてしまうことがあります。
爪切りのとき出血した
少しでも切りすぎてしまうと、血管を傷つけてしまいます。出血もありますし、痛みもあります。すぐに止血剤が使用されますから大事には至りませんが、ワンちゃんにとっては痛みが伴ったことで、爪切りが怖くなってしまうかもしれません。
シャワーの温度が熱すぎた or 冷たすぎた
シャンプーをしてもらうとき、シャワーの温度が熱すぎたり、冷たすぎたりしたことがトラウマになってしまうこともあります。泳ぎが得意な犬種もいますが、基本的に犬は濡れることが好きではありません。濡れるだけでも嫌なのに、熱すぎたり冷たすぎたりしたら、暴れたくなってしまいますよね。
ドライヤーの熱で火傷を負った
犬の皮膚は被毛で覆われているため、火傷に気づかないことがあります。ドライヤーの熱で火傷をしてしまい、そのまま放置され、痛みと闘っていた過去があるのかもしれません。皮膚が赤く腫れたり、爛れたりしていなくても、ヒリヒリと痛みがあったのかもしれません。
乱暴な扱いを受けた
愛犬がトリマーさんから乱暴な扱いを受けているところを目撃してしまったことがあります。キャンッ!と鳴いたため、痛かったのだろうと思います。他のワンちゃんが乱暴に扱われているところも目撃しました。もう二度と、そのサロンへは行っていません。いつの間にか閉店していました。そんなこともあるんです。
トリミングにトラウマがある犬への対処法
トリミングサロンを変えてみてはいかがでしょうか。過去に嫌な経験をしたサロンやトリマーさんのことをしっかり覚えてしまっていますから、その場所へ行くだけでも嫌がるはずです。ワンちゃんが、そのトリミングサロンに行くことが楽しみになってしまうくらい、環境の良いサロンを探してあげると良いのではないでしょうか。
トリミングが苦手な理由:「トリマーさんとの相性」
犬にも「どうしても苦手な人」がいます。その犬の性格や相性が関係しているのだと思います。女性のトリマーさんは好きだけど、男性のトリマーさんは苦手、という犬もいます。動作がゆったりとしているトリマーさんは好きだけど、せかせかと動き回りテキパキとしたトリマーさんは苦手、という犬もいます。常に声をかけながらトリミングされることが好きな犬もいれば、声をかけられることが苦手な犬もいます。私もお喋りな美容師さんは苦手です。
トリマーさんとの相性が合わない場合の対処法
トリマーさんが毎回変わるのであれば、愛犬と相性の良いトリマーさんは誰なのだろうか?と様子を観察してみましょう。愛犬が自分から近づいていったり、尻尾を振ったり、甘えたりするトリマーさんはいませんか?相性の良いトリマーさんが見つかったら、次回から指名してはいかがでしょうか。
まとめ
トイプードルなどの毎月のトリミングが欠かせない犬種にとって、「トリミングが苦手」なのって、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても辛いことですよね。自宅でもこまめにブラッシングをするなどし、お手入れされることに慣れさせておくと良いのではないでしょうか。