①いきなり触る×
人間だって、いきなり触られるとビックリして不快ですよね。犬の世界にもエチケットというものがありますから、挨拶もせずいきなり触るのはエチケット違反です。犬にとっての挨拶は、においを嗅ぎ合うことです。犬を触ろうとするとき、まずは自分の手の甲のにおいを嗅いでもらうようにしましょう。ゆっくり犬の前に手の甲や握りこぶしを差し出すのがポイントです。
②上から頭を触る×
犬を見下ろす形で、振り下ろすように犬の頭を触ってはいませんか?上から頭を撫でようとすると、犬は「叩かれる!」と思って怖がってしまいます。犬の頭を触るときは目線の下からそっと触らせてもらい、犬の頬や首の後ろの方から頭へと手を移動させていきましょう。
③乱暴に触る×
強い力で突然触られると犬はビックリしますし、痛みや不快さを感じてしまうことも。犬を撫でるときは優しくゆっくりと、が基本です。ましてや、暴力のしつけをする人は言語道断でNGですよ!
④犬の気持ちが読めない×
犬は言葉を話さない代わりに、カーミングシグナルという仕草で気持ちを伝えようとします。犬が嫌がっているときは、「歯をむいて唸る」「あくびをする」「視線をそらす」「(自分自身の)鼻を舐める」などの仕草をするのですが、この仕草の意味が分からず触り続けると犬は不快に思ってしまいます。犬と接する前に、犬の言葉であるカーミングシグナルについても勉強しておきましょう。
⑤大きな声を出す×
犬の耳はとても良く、音にも敏感です。犬は大きな音や声=緊急事態と察知してしまうので、犬の前で大きな声を出すと犬が緊張状態になってしまいます。大きな声は「怒られてる」と感じる場合もあるため、犬は大きな声の人や突然大きな声を出す人は苦手です。とにかく犬は、落ち着きのある穏やかな人が好きなのです。
⑥ニオイがキツイ×
犬はニオイに敏感なので、香水をつけ過ぎている人が苦手です。また、アルコールのニオイも嫌う傾向にあります。人間でもニオイのキツイ人は好まれませんので、犬と接するときは香りのエチケットを見直しましょう。(しかし、犬は人間の体臭は大好きなようです。人間にとっては体臭の方が嫌われてしまうのに不思議ですね!)
⑦犬が苦手な人×
自分のことを嫌いな人には近付きたくないですよね。犬は人間の些細な態度を察知する動物ですので、犬が嫌いな人や犬が怖いと感じている人が分かるのです。また、おっかなびっくりビクビク触る人も、犬にとっては挙動不審に見えて大変苦手です。
⑧顔が見えない格好の人・黒ずくめの人×
マスクやサングラス、帽子などで顔が見えない人が犬は苦手です。表情が読めないような格好の人は「不審な人」と思われて警戒されてしまうのです。また、犬は黒い色を怖がる性質がありますので、サングラスや全身真っ黒のコーディネートの人、黒くて大きな傘などが苦手です。
まとめ
今回は犬になつかれない人に共通している8つのことをご紹介しました。犬になつかれないんだよなぁ…という方は、今回ご紹介した項目に当てはまってしまっていないかチェックしてみてください。
犬と仲良くしたい場合には、この項目と逆の態度で接すると犬になついてもらいやすくなります。犬は「落ち着きがある人」「穏やかな人」「優しい人」「コミュニケーションが取れる人」が好きなので、犬と接するときには意識してみてくださいね!