①家族や信頼できる知人に頼む
一人暮らしをしていて急に仕事で家に帰れなくなってしまったり、家族でお出かけした先で思わぬトラブルにあってしまったり、ということは絶対にないとは言い切れないでしょう。しかし、そのとき家で愛犬が待っているとしたらどうでしょう。食事や排泄の世話などをしなければならないのに帰れない…、そんな困った事態に陥ったときの対策として最も現実的なのが家族や信頼できる知人・友人に様子を見に行ってもらうということです。
家族が何とか来てもらえる場所に住んでいるのであれば家族に合鍵を渡しておき、どうしても家に帰れないなど緊急時に対応してもらえるよう頼んでおきましょう。家族には頼めない事情があったり、飛行機や新幹線を使わないと来れない距離などということであれば、友人や恋人、近所の人など信頼できる相手を探しておくことが大切です。家に様子を見に行ってもらい、最低限必要なお世話だけでも頼んでその日は乗り切りましょう。
②ペットシッターに依頼する
家族や友人などが近所におらず、身内に頼れる人がいないという場合にはやはりプロの手を借りましょう。自宅で待っている犬の様子を見ることやお世話をしてもらうことを頼むのであれば、基本的にはペットシッターになると思います。ペットシッターであれば自宅に訪問して犬の世話をしたり散歩をしたりすることがお仕事なので、問題なく対応してくれるでしょう。
複数のペットシッターと契約しておく
しかし、当日緊急の依頼となると予約がいっぱいなどで断られる可能性もあるので、登録時に緊急時の対応について確認したり、複数のペットシッターと契約しておくなどして対処しましょう。鍵を預けていない場合でも状況によっては依頼主のいる場所まで鍵を取りに来てくれたりすることもあるようなので、できるだけ多くのペットシッターとコンタクトを取ってみるといいと思います。
緊急時に備えて犬のためにすべきこと
預ける練習をしておく
家族や友人、知人にしてもペットシッターにしても、自宅に入って愛犬の世話をしてもらうためには、実際にお世話をしてもらう事態になったときを想定して預ける練習をしておく必要があります。特にペットシッターなどプロに依頼する場合、初対面で犬を預けたりお世話を頼むことはむずかしいと思いますし犬にとっても大きなストレスとなるでしょう。
ノートを作成しておく
慣れ親しんだ身内であっても、時々自宅に来て遊ぶのと食事や排泄、散歩などのお世話をするのでは全く違ったものになるでしょう。どこに何があり、どのようなことをすればいいのかということを事前に周知しておいたり、愛犬に関することを細かく書き記したノートなどを作成しておくことなどが大切です。急用で帰れなくなるような緊急事態には詳しい説明などもできない場合もあるので、犬のお世話に関する事前準備は絶対に必要です。
<まとめ>急用時の犬のお世話について
急用ができてしまい家に帰れなくなった場合の対策はあまり多くありません。基本的には愛犬を家に置いた状態で帰宅できなくなるような事態は極力避けるべきであり、仕事などで日常的にそうした事態が起きることが想定される場合は犬を飼うタイミングではないと思います。
しかし、人にはそれぞれさまざまな事情があるので突然犬をひとりで飼わなければならなくなったり、仕事の都合などでこれまでの生活リズムと変わってしまったりということは十分に考えられます。そういった場合、愛犬との生活で困ったときに助けを求められる場所・相手をできるだけ多く確保しておくというのはとても大切なことです。実家の両親や祖父母、別々に暮らしている兄弟姉妹、いとこなどの親族をはじめ、恋人や友人、近隣の知人などに愛犬を会わせたり、自宅に招いたりしていざというときのための“サポーター”をできるだけ増やしておきましょう。