犬の抱っこの正しい仕方!抱っこを嫌がる理由とせがむ時の対処法

犬の抱っこの正しい仕方!抱っこを嫌がる理由とせがむ時の対処法

犬の正しい抱っこの仕方を知っていますか?愛情表現として抱っこする機会が多いとは思いますが、中には抱っこを苦手とする犬も存在します。しかし犬を危険から守るためや、人混みなどで周りへの配慮が必要な時などに抱っこは重要です。今回は、正しい抱っこの仕方と嫌がる理由、せがむ時の対処法や抱っこの重要性についてまとめました。

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犬の抱っこの正しい方法

女性と犬

犬の抱っこの方法は大きさ、犬種、年齢により異なります。方法によってはケガをさせてしまう危険もありますので、ここで紹介する正しい抱っこの仕方をしっかりと覚えましょう。中型犬の場合はどちらの方法でも応用が可能なので、やりやすいと感じる方を試してみてくださいね。

小型犬

犬の抱っこは人間の赤ちゃんを抱っこするように仰向けにするのではなく、犬の背骨と地面が水平になるように、伏せやおすわりの姿勢で抱えてあげるのが理想です。膝の上にのせた状態から抱っこすると安定性が高くなるのでよいですよ。

体重が軽い小型犬の場合、まずは立てひざの体勢でかがみ込み、利き手を犬の脇の下からおなかの下に回します。その手を前脚の後ろあたりに添えておなかを支えましょう。

もう一方の手は、お尻を包むようにしながら持ち上げ、飼い主さんの体を密着させながら抱っこします。体の大きさによっては、片手で前脚を包んで支えるのもよいでしょう。

大型犬(中型犬)

体が大きい大型犬の抱っこは、横から抱き抱えるようにして両腕で体全体を持ち上げるようにします。抱き上げる時に飼い主の腰にかかる負担を減らすため、犬をソファーの上など低く安定した場所へ連れて行きましょう。

手の位置は、片手を犬の両前脚の付け根辺りへ回し、もう片方の手を後ろ足の膝裏あたりに持っていきお尻をのせるようにします。

胴の長い犬

ダックスフンドやコーギーのように、胴の長い犬を抱っこする仕方には少しだけコツがあります。これらの犬種を抱っこする時は、片手で前脚の脇を抱え、もう片方の手で長い胴を支えるように抱っこします。この時も、小型犬同様に背骨に負担がかからないよう平行抱っこを心がけてくださいね。

年齢別

犬種別以外にも、犬の年齢によって抱っこの仕方が異なります。子犬の場合は基本的に小型犬の抱き方で問題ありませんが、老犬の場合は注意が必要になるでしょう。基本的に老犬の抱っこは、ダックスフンドなど胴の長い犬種と同じ方法です。

しかし、気管や心臓などが老化とともに弱っていることが多く、少しの刺激から症状が悪化してしまう可能性があります。そのため、ひとつの場所に力が加わらないよう気をつけましょう。

犬が抱っこを嫌がる理由

嫌がる犬

犬がクンクン鳴いていたり、不安そうに震えていたりするのは、抱っこを嫌がっているサインかもしれません。そこで、嫌がる理由にはどのようなことが考えられるのか見ていきましょう。

慣れていない

嫌がる理由として、抱っこされること自体に慣れていないことが考えられます。月齢の浅い子犬や捨て犬などは、人から抱っこされた経験が少ないため嫌がることが多いようです。抱っこは地面から足が浮いた状態になるため、不安や恐怖を感じる犬も珍しくありません。

抱っこによいイメージを与えるためには、まず飼い主さんの膝の上に犬が自ら乗るようにするところから始めましょう。ご褒美のおやつやおもちゃを用意して、抱っこと行動とを関連付けさせるための決まった合図を覚えさせる方法もおすすめです。

体を撫でたり密着させたりと人にさわられることや、体をゆっくりと持ち上げて地面から足が浮いた状態に慣れさせていきましょう。繰り返していくことで、よいイメージを持たせることができます。

抱っこにトラウマがある

過去に嫌な思いをした場合も、抱っこを嫌がるようです。落ちてケガをした、抱き方が悪く怖い思いをした、抱っこをする時は病院へ行くことが多いなど、犬にとって「トラウマ」になるようなできごとがあったかもしれません。犬は学習能力が高いため、嫌な経験を覚えており、飼い主さんの態度や行動から、同じことが繰り返されるのではないかと考えてしまいます。

改善には少し時間がかかるかもしれませんが、抱っこによいイメージを持ってもらえるよう、記憶を塗り替えることが大切です。飼い主さんが正しい抱っこの仕方を身につけておくことで、愛犬に嫌な思いをさせることがなくなりますよ。

痛みがある

膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニア、内臓疾患など体に何らかの異常がある場合、抱っこをすると痛がることがあるようです。普段は抱っこが好きなのに急に避けるようになった場合は、動物病院で相談した方がよいでしょう。

両脇に手を入れて縦に抱き上げる方法では、犬を抱っこしてはいけません。前脚2本だけを持ち上げ、腰回りが伸びてしまう方法も危険とされています。抱き方が悪いと痛みが生じることもあるようですので、飼い主さんは正しい抱っこの仕方を身につけることが大切です。

犬が抱っこをせがむ時の対処法

抱っこっをせがむ犬

犬が抱っこをせがむのは、飼い主さんへの甘えや依存が強いことが原因です。犬によっては抱っこが好きで何回も抱っこを要求してくるかもしれません。しかし飼い主さんがすべての要求に応じてしまうと、犬がわがままになってしまうので気をつけてくださいね。

しつけをして褒める

犬が抱っこをせがむ時は、まず「マテ」「オスワリ」などの声をかけ、せがむのをやめられたら、たくさん褒めてあげることが大切です。要求をいったんやめさせて、うまくできたら抱っこしてあげましょう。飼い主さんがリードし、信頼関係を築くことがしつけのポイントです。

時には我慢させる

犬がせがんできたとしても、状況によっては我慢させることが大切です。飼い主さんが忙しく、どうしても抱っこができない時にまで無理をする必要はありません。そういった状況では、「今はダメ」と断ったり、少しの時間なら無視したりするのもよいでしょう。

犬の抱っこの重要性

犬を抱く男性

愛情表現としてだけではなく、人混みや階段など犬にとって危険な場所や、周囲の人に迷惑がなりそうな時、ケガをして不安がっている時などのために、抱っこに慣れさせておくことが重要です。抱っこがすんなりとできる犬は、動物病院の診察やトリミングの際にもスムーズですよ。

犬の体に触れることで病気やケガの早期発見に役立ちますし、コミュニケーションが深まることでストレスの軽減にもつながります。

犬の抱っこ紐のおすすめ商品

スリングで抱っこされる犬

犬用の抱っこ紐には、主にリュックタイプと肩から斜めがけするタイプの2種類があります。抱っこ紐を使うと、交通機関を利用する時やお店へ出かける時などさまざまな場面で役立ちます。飼い主さんも両手が空いて負担がなくなる、犬が安心するなどお互いにメリットがありますので、ぜひ試してみてください。

CUBY

CUBY ペットスリング
2,880円(税込)

商品情報
肩紐の長さはバックルで調整可能

愛犬との散歩や旅行など、お出かけ時の抱っこに活躍するペットスリングです。バッグは斜めがけタイプで、肩ひもは肩への負担を軽減する幅広デザインとなっています。犬が入る部分は立体的な構造になっており、飛び出し防止用ストラップ付きで万が一の危険からも守ってくれますよ。

ペットスリング

ペットスリング
3,238円(税込)

商品情報
ベルトの幅が広く、肩の負担を軽減

機能性や耐久性だけでなく、デザインにもこだわったオリジナルのペットスリングです。内側は犬の肌触りを考えたメッシュ素材が採用されており、全体は丈夫な綿生地と2重縫製で10kgの重さにまで対応しています。つなぎ目のない特殊構造のリングは楕円形の形状をしており、犬を抱っこしてもずれ落ちることがありません。肩ベルトは長さ調整が可能です。

YuHaru 犬用抱っこひも

【YuHaru】 抱っこひも
1,699円(税込)

商品情報
だっこもおんぶもできる 2Way

オリジナルの肩パッド付で肩への負担に配慮した、リュックタイプの犬用抱っこ紐です。小型犬~中型犬に対応しており、抱っこもおんぶも可能となっています。ファスナーと面ファスナーでしっかりホールドしながらも、通気性のよいメッシュ素材で蒸れる心配がありません。本体はシンプルでおしゃれなデニム素材なので、男女問わず使いやすいのも特徴です。

まとめ

犬を抱っこする少女

犬を抱っこすることは、犬自身を危険から守り、周囲へ迷惑をかけないためにも必要です。しかし正しい抱っこができないと、嫌がる原因となりますし犬の体に負担をかけてしまいます。

いざというときのためにも、飼い主さんは正しい抱っこの方法を身に付けておくことが大切です。今回紹介した商品を参考に、抱っこ紐を活用しながら、子犬の頃から少しずつ慣れさせてあげるとよいですね。

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