守りたいマナー①「許可を得る」
「愛犬も一緒に行っていい?」と聞くのがマナーですよね。黙って連れて行っては、お友達は困ってしまいます。たとえ、犬が大好きなお友達であっても、犬と一緒に生活しているお友達であっても、必ず事前に許可を得なければなりません。同居している家族の中に、アレルギーを持った人がいるかもしれません。ペットNGの住まいかもしれません。
他人の犬を自宅に招き入れたくないと思っているかもしれません。同居している愛犬が、他の犬と仲良くできないタイプかもしれません。お友達の方から「ワンちゃんも一緒にどうぞ」と言われない限り、連れて行かない方が良いのではないでしょうか。どうしても連れて行かなければならない事情があるのであれば、その事情を説明し、許可を得てから行きましょう。
守りたいマナー②「カラダを清潔にする」
お友達のお家へ行く前に、愛犬のカラダを清潔にしておくのがマナーです。汚れた手足のままで室内に入って来られては、「汚い」「お家が汚れる」と思われてしまいます。カラダやお尻周りは糞尿で汚れていないでしょうか。排泄物のニオイは誰だって不快ですよね。犬には犬独特のニオイもあります。嗅ぎ慣れている飼い主さんには何ともないかもしれませんが、他人には犬臭いものです。
- 前日までにシャンプーをしておく
- お洋服を着せて行く
- 手足をキレイに拭いてから室内に入る
などの対応をすると良いのではないでしょうか。
守りたいマナー③「排泄と粗相」
排泄は、お友達のお家へ行く前に済ませておくのがマナーです。しかし、犬は慣れない環境におかれたとき、緊張や興奮から粗相をしてしまうことがあります。基本的には、マナーベルトやマナーパンツ、おむつなどを着用して行くべきです。自宅ではマーキングをすることのないワンちゃんも、他人の家ではマーキングしてしまうことがあります。ペットシートを置かせてもらうという方法もありますが、自宅で排泄をされるのは正直、気分の良いものではありません。
守りたいマナー④「自由にさせない」
愛犬と一緒に訪問することをOKしてもらったのだとしても、室内をウロウロと自由にさせてしまうことは良くありません。犬だけではなく、他人にも立ち入ってほしくない場所があるかもしれません。室内のあちこちに抜け毛が落ちてしまうことを嫌うかもしれません。リビングに通されることがほとんどかと思いますが、ソファーや家具に触れてほしくないかもしれません。基本的には、飼い主さんの膝の上や、飼い主さんの横に座らせておくのが良いでしょう。
- 顔を出すことができるキャリーバッグの中で過ごさせる
- 愛犬のベッドを持って行き、その中で過ごさせる
などの対応ができると良いのではないでしょうか。
守りたいマナー⑤「抜け毛」
抜け毛対策を行ってから訪問するのがマナーです。お家を出る直前にブラッシングをし、抜け毛を取り除いておきましょう。抜け毛が落ちてしまうことを少しでも防ぐため、お洋服を着せて行くのも良いです。ソファーやマットの上に座らせてもらうことがあるかもしれません。その場所が抜け毛で汚れてしまわないよう、愛犬用のベッドやマットなどを持って行き、敷いてから座らせるようにすると良いです。
守りたいマナー⑥「ノーリードは危険です!」
お友達のお家の室内を自由にウロウロさせないためにも、首輪やハーネスを着用し、リードで繋いでおくのがマナーです。リードを固定することができるキャリーバッグの中で過ごさせるのも良いです。飼い主さんの膝の上に抱き、リードを手放さないようにするのも良いです。実は、ノーリードってワンちゃんにとっても危険な行為です。室内だから大丈夫と思われがちですが、お友達のお家から脱走してしまったケースもあります。慣れない環境での不安や緊張から脱走してしまい、見知らぬ土地で迷子になってしまっては、戻らないかもしれません。ふと窓を開けた瞬間、ふと勝手口や玄関を開けた瞬間、脱走してしまうことを防ぐ必要があります。愛犬の安全のためはもちろん、「ワンちゃんも一緒にどうぞ」と言ってくれたお友達が、呼んだことを後悔して悲しまないためにも、ノーリードにしないことがマナーなのではないでしょうか。
まとめ
「愛犬も連れて行っていい?」と聞かれれば、断れない人もいます。“いいよ”と言いながら、内心では“いやだな”と思っているかもしれません。愛犬と一緒にお友達のお家へ行くとき、“お友達が愛犬を連れて自宅を訪れる”と、逆の立場になって考えてみると良いのではないでしょうか。