季節の変わり目に起きやすい体調不良の症状
夏や冬になる前の時期は季節の変わり目といって、気温の変化が激しかったりとまだ体が季節の変化についていけない時期でもあります。人間ももちろんそうですが、犬も同じように季節の変わり目には体調を崩しがちです。そんな時期も元気に過ごす為にどのような体調の変化が現れるのか、またそれを防ぐにはどうすれば良いのか、しっかり頭に入れておきましょう。
では実際に季節の変わり目にはどのような体調不良の症状が現れるのでしょうか。
腹痛や下痢、食欲不振になる
梅雨入りする前のこの時期は、朝と晩の気温は比較的低く、日中にぐっと上がることがありますよね。一日の気温差が10℃以上になるということも、ここ最近ではよく聞かれていると思います。この気温差に体がついていかず、お腹を下してしまうことがあります。お腹を下してしまうと、下痢になってしまったり、腹痛により食欲不振となり十分な栄養を摂取できなくなります。そのままの状態でいると、免疫力の低下や体力の低下を招きケガや病気を引き起こす事態に発展するケースも考えられます。
元気がなくなる
季節の変わり目の時期は外の気温差だけでなく、暑い日に冷房をかけたりして室内の温度差にも体調を崩してしまいがちです。暑すぎても問題ですが冷房などで寒くしすぎるのもよくありません。いつもの調子が出ず、やる気がなくなる、動きが鈍くなるなどの症状が現れます。
風邪の様な症状を引きやすくなる
犬も人間と同じように気温差や体調不良から風邪を引きやすくなります。特に気温が安定していない時期は、朝晩の冷え込みから風邪のような症状を引き起こすケースが多いようです。
くしゃみ・鼻水・咳・発熱などの症状が見られる場合は風邪を引いている可能性がありますので、一度動物病院で診てもらいましょう。また、風邪に似た症状でも気管支炎や肺炎など重い病気にかかっていることもあります。いつもの様子と少しでも違う場合は、すぐに獣医師へ相談することが大切です。
愛犬が季節の変わり目でも元気に過ごす為には
気温差などで体調を崩してしまわないように、愛犬が元気に過ごす為にはどのような対策が必要なのでしょうか。
散歩に行く時間帯を見直す
朝晩の気温が下がっている時間帯や、日中の気温が高い時間帯はなるべく散歩は避けてあげましょう。気温が少し上がった午前中の時間帯がオススメですが、早朝や夜にしか散歩に行けないという飼い主さんもいると思います。その場合は、外の気温を気にかけてあげて、肌寒いと感じたら愛犬にも服を着せてあげるなど調節できるようにしてください。
部屋の換気を行う
この時期でも日中の温度が25℃以上まで上がる日があります。その場合は室内でも冷房をつけて快適な温度に保つことが重要ですが、長時間冷房がかかっている部屋にいると、部屋の外や屋外に出た時にその気温差に体が驚いてしまいます。その為、定期的に換気を行い部屋の空気を入れ替えるようにしましょう。目安としては1時間に1回程度、10分くらいの時間で良いでしょう。 もしくはお外に出る前に玄関などで少し過ごして体を慣らすのもいいかもしれません。
愛犬とのコミュニケーションを取る
犬は体調不良になっても自分から「ここが痛い」「元気が出ない」などの発信ができません。いち早く愛犬の異変に気付く為にも普段からコミュニケーションを取るように心がけてください。体調が悪そうだなという異変だけでなく、「暑くないかな?」「寒くないかな?」などと愛犬の立場になって考えてあげることで対策が立てやすくなるはずです。
雨の時期は室内でも運動を
梅雨の時期に入ると雨ばかり続いて、中々思うように散歩に連れて行けないという飼い主さんも多いでしょう。散歩に中々連れて行けないと運動不足になり、ストレスが溜まったり、肥満になる恐れがあります。その場合は、室内でボール遊びやおもちゃで綱引きをしたりと運動する時間を作ってあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。季節の変わり目に起きる体調不良の症状と、その対処方法をご紹介しました。愛犬の体調管理は飼い主の務めでもあります。この時期だからこそ愛犬とともに体調の変化には気を付けたいものですね。